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資料3-3  メチルプレドニゾロンコハク酸エステルナトリウム (13 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198856_00026.html
出典情報 医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議(第54回 2/15)《厚生労働省》
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図:川崎病急性期治療のアルゴリズム
ASA:アスピリン、CsA:シクロスポリンA、IFX:インフリキシマブ、PE:血漿交換、PSL:プレドニゾロ
ン、UTI:ウリナスタチン

6.本邦での開発状況(経緯)及び使用実態について
(1)要望内容に係る本邦での開発状況(経緯)等について
本邦において要望内容に係る開発は行われていない。
(2)要望内容に係る本邦での臨床試験成績及び臨床使用実態について
要望内容に係る本薬の使用実態として、以下の内容が報告されている。
1) Association between dose of glucocorticoids and coronary artery lesions in Kawasaki disease.
(Arthritis Care Res 2018; 70: 1052-7)19)
2010 年 7 月 1 日から 2015 年 3 月 31 日の間に診断群分類別包括支払い方式(DPC)の入
院患者データベースを用いて、18 歳未満の川崎病患者の退院記録を解析し、IVIG の初回投
与後 2 日以内にプレドニゾロン 0.5~4 mg/kg/日又はメチルプレドニゾロン 10~40 mg/kg/日
を投与された患者を比較した。プレドニゾロン投与例(2,453 例)及びメチルプレドニゾロ
ン投与例(767 例)のうち、傾向スコアマッチングさせたプレドニゾロン投与例 744 例及び
メチルプレドニゾロン投与例 744 例における冠動脈病変の割合は 4.0%(30/744 例)及び
3.4%(25/744 例)であった。
2)第 26 回川崎病全国調査

成績 20)

2019 年から 2020 年の 2 年間に川崎病と診断され、初回 IVIG 治療を受けた患者(27,211
人)のうち 3,736 人(13.7%)で初回 IVIG 治療時にステロイドが併用され、そのうち 702 人
(18.8%)でステロイドパルス療法が施行された。初回 IVIG 不応例(5,541 人)のうち 1,390
人(25.1%)に対してステロイドが投与された。
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