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資料3-3  メチルプレドニゾロンコハク酸エステルナトリウム (9 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198856_00026.html
出典情報 医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議(第54回 2/15)《厚生労働省》
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5) Effects of steroid pulse therapy on immunoglobulin-resistant Kawasaki disease.(Arch Dis Child
2008; 93: 142–6)6)
IVIG に不応注 11)の川崎病患者 63 例を対象に、IVMP の有効性が後方視的に検討された。
44 例に IVMP(30 mg/kg/日を 3 日間)及びプレドニゾロン(1 mg/kg/日、漸減)が投与され
(以下、
「IVMP 投与例」)
、19 例に IVIG(1~2 g/kg)が追加投与された(以下、
「IVIG 追加
投与例」)
。なお、IVMP は 2 時間かけて投与された。
有効性について、IVMP 投与例では 77%(34/44 例)
、IVIG 追加投与例では 63%(12/19
例)に反応注 12)が認められ、それらの反応例で CAA は認められなかった。IVMP 不応例注
12)

の 50%(5/10 例)、追加 IVIG 不応例注 12)の 29%(2/7 例)で CAA が認められ、IVMP 不

応例の 3 例では巨大瘤(8 mm 以上)が認められた。
安全性について、IVMP を投与された 48 例(IVMP 投与例に加え、追加 IVIG 不応例 7 例
のうち、その後 IVMP 投与を受けた 4 例を含む)のうち、高血圧(SBP≧130 mmHg)が 10%
(5/48 例)、低体温(≦35℃)及び洞性徐脈(<60/分)が各 6%(3/48 例)で認められた。
注 11)IVIG 2g/kg の初回投与後 36 時間時点で発熱が持続している又は再燃した場合
注 12)IVMP 投与例では、IVMP 投与中に発熱が持続する、又は IVMP の投与後に川崎病に関連する発熱、症
状及び炎症反応が再燃し、追加の治療が必要な場合を IVMP 不応とした。IVIG 追加投与例では、IVIG の追加
投与後 36 時間時点で発熱が持続している又は再燃した場合を追加 IVIG 不応とした。

6) The strategy of immune globulin resistant Kawasaki disease: A comparative study of additional
immune globulin and steroid pulse therapy.(J Cardiol 2009; 53: 15–9)7)
川崎病患者 164 例に IVIG が単回投与され、IVIG 不応注 13)であった 27 例のうち、13 例
に IVMP(30 mg/kg/日、3 日間)が投与され(以下、
「IVMP 投与例」
)、14 例に IVIG(2 g/kg)
が追加投与された(以下、「IVIG 追加投与例」)

有効性について、CAA は、IVMP 投与例では認められず、IVIG 追加投与例では 21.4%
(3/14 例)で認められた。IVMP 又は IVIG 追加投与後の有熱期間注 14)(中央値±SD)は
IVMP 投与例で 1±1.3 日、IVIG 追加投与例で 3±2.4 日であった。総有熱期間(中央値±
SD)は IVMP 投与例で 8±2.1 日、IVIG 追加投与例で 11±2.0 日であった。
安全性について、IVMP 投与例の 2 例で徐脈が認められたが、自然に回復した。
注 13)IVIG 2 g/kg の初回投与後 36~48 時間以内に 37.5℃未満に解熱し、かつ CRP が 50%以上低下した場合を
IVIG 反応とした。
注 14)37.5℃超であった期間

7) Steroid pulse therapy for children with intravenous immunoglobulin therapy-resistant Kawasaki
disease: A prospective study.(Pediatr Cardiol 2013; 34: 959–63)8)

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