よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料3-3  メチルプレドニゾロンコハク酸エステルナトリウム (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198856_00026.html
出典情報 医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議(第54回 2/15)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

注 6)IVIG 投与後 48 時間以内に 37.5℃未満かつ CRP の 50%の低下が認められた場合を「IVIG 反応」、IVIG の
初回投与(2 g/kg)48 時間後において「IVIG 反応」が認められず、IVIG 追加投与(1 g/kg)後 48 時間後におい
ても「IVIG 反応」が認められなかった場合に IVIG 不応とした。

3) The clinical utility and safety of a new strategy for the treatment of refractory Kawasaki disease.
(J Pediatr 2017; 191: 140-4)14)
IVIG 不応が予測される注 7)川崎病患者 71 例に IVIG 2 g/kg と IVMP 30 mg/kg を併用投与
した結果、81.6%(58/71 例)に解熱効果注 8)が認められた。なお、IVMP は 2 時間かけて単
回投与された。
投与開始前の時点で 25.3%(18/71 例)に冠動脈拡張(z スコア 2.5 以上 5 未満)が認め
られ、このうち 94.4%(17/18 例)で投与後に冠動脈拡張の改善(z スコア 2.5 未満)が認め
られた。発症 1 カ月後に 13/71 例、発症 1 年後に 6/66 例に冠動脈拡張(z スコア 2.5 以上 5
未満)が認められたが、いずれの症例においても CAA(z スコア 5 以上又は大きさが 4 mm
以上)は認められなかった。
安全性について、一過性の低体温(35.2~35.9℃)が 16/71 例に、一過性の収縮期高血圧
(124~139 mmHg)が 5/71 例に、徐脈(52~59 bpm)が 2/71 例に認められた。
注7)Egamiスコア(注5)が3点以上
注8)投与後36時間時点で体温が37.5℃未満となること

4) Steroid pulse therapy for Kawasaki disease unresponsive to additional immunoglobulin therapy.
(Paediatr Child Health 2011; 16: 479-84)5)
IVIG に不応注 9)の川崎病患者 21 例注 10)を対象に、IVMP 30 mg/kg/日を 3 日間投与後、プ
レドニゾロン 1~2 mg/kg/日を 1 週間経口投与し、さらに 1 週間かけてプレドニゾロンを漸
減投与した。
有効性について、全例が IVMP 投与後速やかに 37.5℃未満となり、66.7%(14/21 例)で
プレドニゾロンの 2 週間の投与期間中、37.5℃未満が維持された。プレドニゾロンの漸減
期間に軽度の発熱再燃が認められた 7 例では、プレドニゾロンの用量調節及び投与期間の
延長がなされた。発症後 4 週時点で、冠動脈病変は 9.5%(2/21 例)に認められたが、発症
後 1 年時点では冠動脈病変は認められなかった。
安全性について、洞性徐脈及び高血圧が各 81.0%(17/21 例)、高血糖が 33.3%(7/21 例)、
低ナトリウム血症が 19.0%(4/21 例)、低体温が 14.3%(3/21 例)に認められ、いずれも
IVMP 投与後のプレドニゾロン投与期間中に消失した。
注 9)IVIG 2g/kg の初回投与(発症後 9 日以内)後 48 時間時点で 37.5℃以上の発熱が持続している又は再燃し、
IVIG 2g/kg の追加投与後 24 時間以内に 37.5℃未満にならなかった場合
注 10)うち 2 例は同一患者

8