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資料3-3 メチルプレドニゾロンコハク酸エステルナトリウム (12 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198856_00026.html |
出典情報 | 医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議(第54回 2/15)《厚生労働省》 |
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川崎病の標準的な初回治療として IVIG とメチルプレドニゾロンの単回パルスの併
用投与を行うべきではない(推奨 Class III、エビデンス Level B)
。
IVIG 不応の川崎病患者に対して、高用量のステロイドパルス療法(通常、メチル
プレドニゾロン 20~30 mg/kg を 3 日間静脈内投与する。その後、経口プレドニゾ
ロンに変更し漸減投与する場合もある)は、IVIG の追加投与の代替治療、又は IVIG
の追加投与後の発熱の再燃・再発に対する再治療として考慮しうる(推奨 Class IIb、
エビデンス Level B)。
2) Management of Kawasaki disease.(Arch Dis Child 2014; 99: 74-83)9)
以下のように記載されている。
診断が確定した川崎病患者のうち高リスクの患者注 1)において、メチルプレドニゾロン
0.8 mg/kg を 1 日 2 回、5~7 日間若しくは CRP が正常化するまで静脈内投与する。または
専門家の助言に基づいて(or seek expert advice to consider)10~30 mg/kg を 1 日 1 回、3 日
間静脈内投与することを考慮する。
<日本におけるガイドライン等>
1) 川崎病急性期治療のガイドライン 2020年改訂版18)
以下のように記載されている。
IVMP(メチルプレドニゾロンパルス静注)は、強力で迅速な免疫抑制・抗炎症作用に
よって早期に血管炎を鎮静化させることを目的として、ステロイド薬の中でも電解質
作用が少ないメチルプレドニゾロンを大量に点滴静注する治療法である。
初期併用治療:高リスク例に対する IVIG と IVMP(30 mg/kg/回、1 回)の併用によっ
て、不応例も CAA の発生割合も低下することが示された。保険適用外ではあるが、
IVIG 不応予測例に対する IVMP の併用を考慮してもよい(推奨 Class IIa、エビデンス
Level B)
。
追加治療:2nd line の追加治療として、IVMP の単独投与あるいは IVIG との併用も考
慮される(推奨 Class IIa、エビデンス Level B)
。
初回 IVIG との併用では IVMP 30 mg/kg を 1 回のみ、IVIG 不応例に対する使用では同
量を 1 日 1 回、1~3 日間投与するとの報告が多い。IVMP の半減期が 3 時間と短いこ
とから、IVMP の投与終了後にプレドニゾロンの後療法(1~2 mg/kg/日で開始し 1~3
週間かけて漸減)を行うとの報告もある。
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用投与を行うべきではない(推奨 Class III、エビデンス Level B)
。
IVIG 不応の川崎病患者に対して、高用量のステロイドパルス療法(通常、メチル
プレドニゾロン 20~30 mg/kg を 3 日間静脈内投与する。その後、経口プレドニゾ
ロンに変更し漸減投与する場合もある)は、IVIG の追加投与の代替治療、又は IVIG
の追加投与後の発熱の再燃・再発に対する再治療として考慮しうる(推奨 Class IIb、
エビデンス Level B)。
2) Management of Kawasaki disease.(Arch Dis Child 2014; 99: 74-83)9)
以下のように記載されている。
診断が確定した川崎病患者のうち高リスクの患者注 1)において、メチルプレドニゾロン
0.8 mg/kg を 1 日 2 回、5~7 日間若しくは CRP が正常化するまで静脈内投与する。または
専門家の助言に基づいて(or seek expert advice to consider)10~30 mg/kg を 1 日 1 回、3 日
間静脈内投与することを考慮する。
<日本におけるガイドライン等>
1) 川崎病急性期治療のガイドライン 2020年改訂版18)
以下のように記載されている。
IVMP(メチルプレドニゾロンパルス静注)は、強力で迅速な免疫抑制・抗炎症作用に
よって早期に血管炎を鎮静化させることを目的として、ステロイド薬の中でも電解質
作用が少ないメチルプレドニゾロンを大量に点滴静注する治療法である。
初期併用治療:高リスク例に対する IVIG と IVMP(30 mg/kg/回、1 回)の併用によっ
て、不応例も CAA の発生割合も低下することが示された。保険適用外ではあるが、
IVIG 不応予測例に対する IVMP の併用を考慮してもよい(推奨 Class IIa、エビデンス
Level B)
。
追加治療:2nd line の追加治療として、IVMP の単独投与あるいは IVIG との併用も考
慮される(推奨 Class IIa、エビデンス Level B)
。
初回 IVIG との併用では IVMP 30 mg/kg を 1 回のみ、IVIG 不応例に対する使用では同
量を 1 日 1 回、1~3 日間投与するとの報告が多い。IVMP の半減期が 3 時間と短いこ
とから、IVMP の投与終了後にプレドニゾロンの後療法(1~2 mg/kg/日で開始し 1~3
週間かけて漸減)を行うとの報告もある。
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