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参考資料3:厚生労働科学研究 特別研究(野出班)の報告書 (9 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23962.html
出典情報 循環器病対策推進協議会 循環器病総合支援委員会(第1回 2/17)《厚生労働省》
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④ 循環器病総合支援センターの「循環器病の緩和ケア」に関する要件
(多職種連携・地域連携の下、適切な緩和ケアを治療の初期段階から推進)
担当:片岡 大治(脳卒中)・水野 篤(循環器)
脳卒中、心臓病その他の循環器病の患者および家族等に対して、精神的なケアを含めた適切な緩和
ケアの提供、必要な専門領域との連携が可能であり、療養と緩和に関する情報提供および支援がで
きる相談窓口が整備されている
緩和ケアは、生命を脅かす病に関連する問題に直面している患者とその家族に対して、痛みやその他
の身体的・心理社会的・スピリチュアルな問題を早期に見出し的確に評価を行い対応することで、その
苦痛を予防し和らげることにより、患者・家族等の quality of life(QOL)を向上させるアプローチである。
循環器病の緩和ケアに関しての診療体制としては、循環器病のみならず非がんの緩和ケア自体ががん領
域に比較して認知が十分ではなかったが、社会的・文化的・時代的背景の変化より緩和ケア自体のニー
ズが高まってきている。2018 年における「循環器疾患の患者に対する緩和ケア提供体制のあり方につい
て」や 2021 年における「重症脳卒中の維持期における緩和と療養に関する提言」にある通り、国民に
よりよい緩和ケアを提供するための医療従事者の教育・研究を含めて整備が始まったところである。

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