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06【参考資料1】新型コロナワクチンに関する資料 (44 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31198.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会(第44回 2/22)《厚生労働省》 |
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入院治療を必要とする症状は、ファイザー社ワクチン接種後に 0.1%で報告されたが、新型コロナウイル
ス以外のワクチン接種後には報告されなかった。
4.オミクロン株対応 2 価ワクチンの有効性、安全性のまとめ
<製剤 用法および用量>
2022 年 12 月時点において、日本国内でのオミクロン株対応の 2 価 mRNA ワクチンは 4 種(ファイザ
ー社およびモデルナ社、オミクロン株 BA.1 および BA.4-5 対応)があり、それぞれの用法および用量、
国内における使用開始時期は下記のとおりである。いずれの製剤も希釈は不要である。12 歳以上の初回
接種が完了した者で前回接種から 3 か月以上経過後接種可能である。
ファイザー社ワクチン
・2 価(起源株/オミクロン BA.1)ワクチン(製剤名;コミナティ RTU 筋注(2 価:起源株/オミクロン
株 BA.1)
) 2022 年 9 月 20 日接種開始。トジナメラン及びリルトジナメランを有効成分として 1 回接
種量(0.3 mL)あたり各 15µg を含む。
・2 価(起源株/オミクロン BA.4-5)ワクチン(製剤名;コミナティ RTU 筋注(2 価:起源株/オミクロ
ン株 BA.4-5)
) 2022 年 10 月 13 日接種開始。トジナメラン及びファムトジナメランを有効成分として
1 回接種量(0.3 mL)あたり各 15µg を含む。
モデルナ社ワクチン
・2 価(起源株/オミクロン BA.1)ワクチン(製剤名;スパイクバックス筋注(2 価:起源株/オミクロン
株 BA.1)
) 2022 年 9 月 20 日接種開始。エラソメランおよびイムエラソメランを有効成分として 1 回
接種量(0.5 mL)あたり各 25µg を含む。
・2 価(起源株/オミクロン BA. 4-5)ワクチン(製剤名;スパイクバックス筋注(2 価:起源株/オミク
ロン株 BA.4-5)
) 2022 年 11 月 28 日接種開始。エラソメランおよびダベソメランを有効成分として 1
回接種量(0.5 mL)あたり各 25µg を含む。
1)ファイザー社・モデルナ社両社ワクチンを含む検討
(1) 有効性の評価
・免疫原性
2 価ワクチンの免疫原性に関して、1 価起源株ワクチン接種を 2~4 回接種後の対象者へ、ファイザー
社もしくはモデルナ社の 2 価(起源株/オミクロン BA.4-5)ワクチンを接種した後の新型コロナウイルス
各種亜型に対する免疫原性が 50%蛍光フォーカス減少法による中和抗体価(50% fluorescent focus
reduction neutralization titers; FFRNT50)で検討された
。新型コロナウイルス感染症罹患歴のない対
51
象者 29 名における接種から検体採取までの日数の中央値は 22 日(範囲:14–32 日)であった。
WA1/2020、
BA.4/5、BF.7、BA.4.6、BA.2.75.2、BQ.1.1、XBB.1 に対する中和抗体価の GMT は、それぞれ 3620、
298、305、183、98、73、35 との結果で、起源株に対する GMT との比は BA.4/5 以下、順に 1/12.1、
1/11.9、1/19.8、1/36.9、1/49.6、1/103 であり、各種オミクロン亜系統のうち BA.4/5 由来の系統の一
部に GMT の一定の上昇が見られた。一方で、その他の中和抗体価は依然低値であった。ただし、同検討
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ス以外のワクチン接種後には報告されなかった。
4.オミクロン株対応 2 価ワクチンの有効性、安全性のまとめ
<製剤 用法および用量>
2022 年 12 月時点において、日本国内でのオミクロン株対応の 2 価 mRNA ワクチンは 4 種(ファイザ
ー社およびモデルナ社、オミクロン株 BA.1 および BA.4-5 対応)があり、それぞれの用法および用量、
国内における使用開始時期は下記のとおりである。いずれの製剤も希釈は不要である。12 歳以上の初回
接種が完了した者で前回接種から 3 か月以上経過後接種可能である。
ファイザー社ワクチン
・2 価(起源株/オミクロン BA.1)ワクチン(製剤名;コミナティ RTU 筋注(2 価:起源株/オミクロン
株 BA.1)
) 2022 年 9 月 20 日接種開始。トジナメラン及びリルトジナメランを有効成分として 1 回接
種量(0.3 mL)あたり各 15µg を含む。
・2 価(起源株/オミクロン BA.4-5)ワクチン(製剤名;コミナティ RTU 筋注(2 価:起源株/オミクロ
ン株 BA.4-5)
) 2022 年 10 月 13 日接種開始。トジナメラン及びファムトジナメランを有効成分として
1 回接種量(0.3 mL)あたり各 15µg を含む。
モデルナ社ワクチン
・2 価(起源株/オミクロン BA.1)ワクチン(製剤名;スパイクバックス筋注(2 価:起源株/オミクロン
株 BA.1)
) 2022 年 9 月 20 日接種開始。エラソメランおよびイムエラソメランを有効成分として 1 回
接種量(0.5 mL)あたり各 25µg を含む。
・2 価(起源株/オミクロン BA. 4-5)ワクチン(製剤名;スパイクバックス筋注(2 価:起源株/オミク
ロン株 BA.4-5)
) 2022 年 11 月 28 日接種開始。エラソメランおよびダベソメランを有効成分として 1
回接種量(0.5 mL)あたり各 25µg を含む。
1)ファイザー社・モデルナ社両社ワクチンを含む検討
(1) 有効性の評価
・免疫原性
2 価ワクチンの免疫原性に関して、1 価起源株ワクチン接種を 2~4 回接種後の対象者へ、ファイザー
社もしくはモデルナ社の 2 価(起源株/オミクロン BA.4-5)ワクチンを接種した後の新型コロナウイルス
各種亜型に対する免疫原性が 50%蛍光フォーカス減少法による中和抗体価(50% fluorescent focus
reduction neutralization titers; FFRNT50)で検討された
。新型コロナウイルス感染症罹患歴のない対
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象者 29 名における接種から検体採取までの日数の中央値は 22 日(範囲:14–32 日)であった。
WA1/2020、
BA.4/5、BF.7、BA.4.6、BA.2.75.2、BQ.1.1、XBB.1 に対する中和抗体価の GMT は、それぞれ 3620、
298、305、183、98、73、35 との結果で、起源株に対する GMT との比は BA.4/5 以下、順に 1/12.1、
1/11.9、1/19.8、1/36.9、1/49.6、1/103 であり、各種オミクロン亜系統のうち BA.4/5 由来の系統の一
部に GMT の一定の上昇が見られた。一方で、その他の中和抗体価は依然低値であった。ただし、同検討
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