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資料3 検討を要する福祉用具の種目について(新規提案) (26 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31625.html
出典情報 介護保険福祉用具・住宅改修評価検討会(令和4年度第1回 3/7)《厚生労働省》
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検討の視点

【利用の安全性】
○ 利用が危険と考えられる
心身の状況が示されている。
○使用上のリスクが示さ
れ、対応している。
○安全に使用するための注
意事項が示されている。
(想定されるリスクに対す
る注意や警告を含む)
○危険が生じると考えられ
る、仮説に対する対応策が
示されている。
○洗浄・消毒・保守(メン
テナンス)方法が記載され
ている。

提案の概要

○適合が困難な者
・極度の腰痛のある介助者
・神経筋骨格と運動に関連する機能の障害がある介助者
○リスクアセスメント
【評価からの改善点】
・ベルト/ベルト巻取り口が露出しているため、介助の際に
利用者がベルトを握ってしまうリスクや指等が巻取り口と
接触するリスクがある
→布で全体を覆い、ベルトに手が触れないようにした
・リモコン設置位置が胸ベルト部では、利用者の顔などにリ
モコンが接触するリスクがある
→リモコン位置を腰に変更した
・アシストの強さが、女性スタッフでは強すぎて感じられ、
体が後方へのけぞってしまうことがある
→アシスト力を調整した
・アシストの挙動が敏感すぎて、体の動きに敏感に反応しす
ぎてしてしまい、意図しない時にアシストがかかる時があ

→制御プラグロムを変更し、滑らかな制御となるようにした
・介護作業にはアシストが不要の場面もあるため、着たまま
でアシストがかからないようにできると動きやすくなる
→フリーモードを設定

構成員の意見

○ハード面の安全性については、一定確保されていることと
思慮されるが、家族・介護者等が使用する場合など、利用
場面における安全対策、リスクアセスメントの状況につい
て確認が必要ではないか。
○在宅で介護者が利用することを想定した場合、当初想定さ
れていない使用方法を行う可能性もある。このため、これ
らも想定したさらなる改善、安全性の向上が必要と考える。
○装着者へのフィッテイングのためベルトの長さ等の調節が
必要となるので露出していると考えられるが、こうした場
合、利用者が転倒等の際にこれを掴んでしまい介護職ごと
バランスを崩す危険性がある。
○機器のアシストの動力パワーや挙動が大きい場合、装着者
の身体機能のバランスや、筋肉や骨等への影響が大きいこ
とから、かえって危険性が高まるのではないか。このため、
その調整は極めて重要である。制御ができなければ事故に
つながる。

○想定できるリスクと対応策について
・施設での使用を想定したリスクアセスメントは実施済み
・ベルト/ベルト巻取り口について、製品版ではベルトを
カバーで覆うことにより、非介護者が握れない構造とし
ている
○第三者等による実証試験の有無
・ISO13482(生活支援ロボットの安全性に関する国際規
格)認定。使用者がどのように使用するかを想定し、それ
により起こりうるリスクを洗い出したうえでリスクを低減
する方策を織り込んでいる
○製品、使用上の注意、警告、メンテナンス等に関する記載
・取扱説明書に記載あり

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