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資料5 医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議の議論を踏まえて (10 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31415.html
出典情報 医薬品の販売制度に関する検討会(第2回 3/8)《厚生労働省》
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事例(2) オメプラゾール
◆ 要望:企業
◆ 効能・効果:胸やけ(胃酸の逆流)胃痛、もたれ、むかつき
◆ 日本:1991年販売承認。 2009年審査結果、欧米等での一般用医薬品としての承認
(英国、フランス、ドイツ、米国、カナダ、豪州)

日本:第6回評価検討会議(2018年12月)結果 「否」
◆ 評価会議:「否」とする理由
・日本消化器病学会:「可」(14日以内使用)と日本臨床内科医会:「否」(副作用の懸念、重
大な疾患をマスクする可能性)
・一般用医薬品の販売実態「平成30年度医薬品販売制度実態把握調査」の結果より、濫用
等の恐れのある医薬品を薬剤師からの質問等なく3割以上の人が複数購入できている状況を
考慮すると、現時点における薬局等の販売体制では、短期使用が期待される状況ではなく、
長期使用により他の疾患の症状がマスクされる危険性があること。こうした状況下においてス
イッチOTC化は認められない(販売業態の改善点を踏まえて、スイッチ化に関して将来的な議
論を妨げるつもりはない)
・薬剤師が類似薬であるH2ブロッカーとどちらが使用者に適切か判断することは困難である
◆ パブリックコメント:OTC化に賛成:84件(対応策を講じた上でOTC化に賛成)/OTC化に反
対:14件、対策(薬剤師の研修義務化、受診勧奨、要指導薬医薬品の継続、 外箱、添付
文書への記載、“お薬手帳”の義務付け、登録制、OTC服用シール等)
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