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薬剤師確保計画ガイドライン (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakkyoku_yakuzai/index.html
出典情報 薬剤師確保について 薬剤師確保計画ガイドライン(6/9)《厚生労働省》
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5. 薬剤師偏在指標
(1)薬剤師偏在指標の考え方
○ 薬剤師偏在指標は全国的に統一的な尺度を用いて各地域の薬剤師の偏在状況を相対
的に示す指標である。具体的には、都道府県や二次医療圏などの個々の地域におけ
る、薬剤師の必要業務時間(需要)に対する、薬剤師の実際の労働時間(供給)の
比率を指標として用いる。
○ これまで、地域ごとの薬剤師数の比較には人口10万人対薬剤師数が一般的に用いら
れてきたが、これは地域ごとの薬剤師業務に係る医療需要等を反映しておらず、薬
剤師数の多寡を統一的・客観的に把握するための「ものさし」としての役割を十分
に果たしているとはいえないものであった。このため、全国ベースで薬剤師の多寡
を統一的・客観的に比較・評価する指標として次の「3要素」を考慮した薬剤師偏
在指標を設定することとした。
・薬剤師の勤務形態・性別・年齢分布
・薬剤師業務に係る医療需要(ニーズ)
・薬剤師業務の種別(病院、薬局)
○ 需要については、病院薬剤師と薬局薬剤師のそれぞれで算出される偏在指標を比較
可能とするために、両者に共通する客観的指標を偏在指標の算出に用いる必要があ
ることから、地域別の性・年齢階級別人口等を踏まえた医療需要をもとに推計した
薬剤師の必要業務時間を用いることとした。
○ 供給については、薬剤師の勤務形態(常勤又は非常勤)、性別、年齢階級(20代~
60代、70代以上)によって労働時間が異なることを踏まえて標準化した、薬剤師の
労働時間を用いることとした。
(2)薬剤師偏在指標の算定式
<業態別の薬剤師偏在指標の設定>
○ 地域(都道府県・二次医療圏)において、病院薬剤師と薬局薬剤師のそれぞれの偏
在状況は異なると考えられることから、病院薬剤師と薬局薬剤師のそれぞれの偏在
指標を設定することとし、これらを病院薬剤師偏在指標、薬局薬剤師偏在指標とし
た。
<現在と将来の偏在指標の設定>
○ 将来、人口減少や高齢化に伴い、薬剤師に対する需要の変化が見込まれるため、現
在の薬剤師偏在指標に加え、長期的な施策を実施するための参考値として、将来時
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