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2009年12月09日(水)
[高度医療] EAS人工内耳挿入術が高度医療に
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厚生労働省が12月9日に開催した、高度医療評価会議で配付された資料。この日は、新規申請技術の評価結果が報告された。
今回報告されたのは、(1)EAS(補聴器・人工内耳併用型)人工内耳挿入術(p6~p11参照)(2)胎児頻脈性不整脈に対する経胎盤的抗不整脈投与(p12~p15参照)(3)インスリン依存状態糖尿病の治療としての心停止ドナー膵島移植(p16~p26参照)―の3件。このうち、(1)が総評で「適」とされ、(2)・・・
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2009年10月30日(金)
[特定疾患] 特定疾患治療研究事業の対象に、11疾患を追加 厚労省
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厚生労働省は10月30日に、特定疾患治療研究事業の対象疾患に11疾患を追加することを明らかにした。これは、平成21年度補正予算において、特定疾患治療研究事業に緊要性の高い疾患の追加が決定されたことによるもの。
今回、新たに追加されるのは、(1)家族性高コレステロール血症(ホモ接合体)(2)脊髄性筋萎縮症(3)球脊髄性筋萎縮症(4)慢性炎症性脱髄性多発神経炎(5)肥大型心筋症(6)拘束型心筋症(7)ミトコンドリ・・・
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2009年10月16日(金)
[再生医療] 医療機関間での加工細胞提供に関する議論続く 厚労省
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厚生労働省が10月16日に開催した、再生医療における制度的枠組みに関する検討会で配付された資料。この日は、複数の医療機関間で再生・細胞医療を実施する場合の要件等について議論を行った。
細胞の培養・加工等を行う技術や設備がない医療機関が再生・細胞医療を提供する場合、他の医療機関に培養・加工等を依頼することになるが、その場合にいくつかの問題点が生じる。この日は、(1)搬送方法、取違え防止など、製造・品質・・・
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2009年10月05日(月)
[医学研究] テロメア作成の酵素発見にノーベル賞
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文部科学省は、10月5日に平成21年度ノーベル生理学・医学賞について、10月7日に平成21年度ノーベル化学賞について発表した。
生理学・医学賞の受賞者は、「染色体はテロメアと酵素・テロメラーゼによってどのように保護されているか」を発見した、米国のブラックバーン博士ら3名。テロメアは、DNAの末端にあり、細胞分裂の回数を制限する、いわば「回数券」の役割をしている。この「回数券」がなくなると細胞分裂が行えず、こ・・・
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2009年10月01日(木)
[科学技術] 第4期基本計画策定に向け、調査会が初会合 内閣府
- 内閣府が10月1日に開催した、「基本政策専門調査会」の初会合で配付された資料。我が国の総合科学技術対策の大枠は科学技術基本計画として定められており、5年ごとに見直される。現在は第3期(平成18年度~22年度)にあたる。この調査会では、再来年度からの第4期計画策定に向け、科学技術に関する基本的な政策について調査・検討を行うために、総合科学技術会議の下に設置された。平成22年末を目途に基本的政策を取りまとめる予・・・
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2009年09月30日(水)
[高度医療] 9月1日現在の第3項先進医療技術及び医療機関一覧
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厚生労働省が9月30日に開催した、高度医療評価会議で配付された資料。この日は、8月受付分の新規申請技術の評価結果や、第3項先進医療技術及び医療機関一覧が示された。
第3項先進医療技術及び医療機関一覧は、平成21年9月1日現在のもので、高度医療技術名及び実施している医療機関の名称がまとめられている(p14~p25参照)。
8月受付分の高度医療名は、「5-アミノブリン酸(5-ALA)による蛍光膀胱鏡を用いた膀胱癌の光力・・・
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2009年08月31日(月)
[医学研究] 健康環境リスクマネジメント専門家育成などを支援 文科省
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文部科学省はこのほど、平成21年度「組織的な大学院教育改革推進プログラム」の採択プログラムを決定した。このプログラムは、大学院教育の実質化と、これによる国際的教育環境の醸成を図ることを目的に、大学院の博士課程・修士課程を対象として、優れた組織的・体系的な教育取組を支援するもので、平成19年度から実施されている(p1参照)。
平成21年度は、134大学163件の申請を受け、27大学29件が採択された・・・
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2009年08月24日(月)
[再生医療] 医療機関間で加工細胞を提供する際の論点を提示
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厚生労働省が8月24日に開催した、再生医療における制度的枠組みに関する検討会で配付された資料。この日は、CPC(Cell Processing Center:細胞調整センター)実態調査結果や、再生・細胞医療に関する共同での診療の論点について議論された。
再生・細胞医療に関する共同での診療とは、医療機関が細胞の培養・加工を行い、他の医療機関にそれを提供して患者に使用する診療をさすが、その場合に、どのような要件を満たすべきか・・・
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2009年07月31日(金)
内閣府が健康研究推進戦略を公表
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内閣府は7月31日に、健康研究推進戦略を公表した。
医療技術、医薬品・医療機器の研究開発は、我が国の経済活動を活性化し、かつ成果が社会へ直接還元される重要な研究分野だが、資金や人材の流動性が低いため研究推進が遅れているきらいがある。そこで、関係府省が一体的に長期的な視点に立って研究を推進することが求められ、内閣府の健康研究推進会議がその推進戦略をまとめた(p2~p3参照)。
この戦略では、(1)10年・・・
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2009年07月29日(水)
小児への未承認薬の審査迅速化に向けて検討会議を開催
- 厚生労働省が7月29日に開催した、小児薬物療法検討会議で配布された資料。この会議は、小児の疾患治療に不可欠でありながら、治験や製造販売後調査データが少なく安全性が明らかでないために小児適応が承認されていない薬剤について、文献調査や実態把握などを行い、適切な小児薬物療法の環境整備を進めることを目的に設置されたもの(p91参照)。これにより、薬事・食品衛生審議会での承認審査が迅速化することが期待される・・・
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2009年06月19日(金)
既存の抗癌剤を用いた医療技術、条件付で高度医療に承認 高度医療評価会議
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厚生労働省が6月19日に開催した、高度医療評価会議で配布された資料。この日は、5月受付分の新規申請技術の評価結果等が示された。
5月受付分の高度医療名は「胃癌腹膜播種に対するパクリタキセル腹腔内投与」が、総評は「条件付き適」とされた。実施または調整医療機関は東京大学医学部附属病院(p5~p10参照)。既存の点滴用抗癌剤であるパクリタキセルを腹腔内に直接投与することにより、腹膜播種した胃癌に対する抗癌効・・・
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2009年05月29日(金)
先端医療分野における特許保護の在り方について、報告書(案)を提示
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- 先端医療特許検討委員会(第8回 5/29)《内閣官房》
- 発信元:内閣官房 知的財産戦略推進事務局 カテゴリ: 医学・薬学
報告書では、先端医療分野の特許保護に係る我が国の取り組むべき課題として、(1)審査基準における特許対象の明確化(2)特許対象範囲の見直し(3)研究者等に対する先端医療特許取得への十分な支援―が必要として、これら3つの取り組むべき課題について、発明の類型ご・・・
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2009年05月28日(木)
4月受付分の新規申請技術の評価結果を公表 高度医療評価会議
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厚生労働省が5月28日に開催した、高度医療評価会議で配布された資料。この日は、4月受付分の新規申請技術の評価結果等が示された。
4月受付分の高度医療名は「経カテーテル大動脈弁留置術」で、総評は「条件付き適」とされた。実施または調整医療機関は大阪大学医学部附属病院(p5~p8参照)。
その他、10月受付分の新規申請技術の変更届等(p10参照)、5月受付分の追加協力医療機関(p11参照)等が示されている。・・・
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2009年05月12日(火)
3月受付分の新規申請技術の評価結果等を公表 高度医療評価会議
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厚生労働省が5月12日に開催した、高度医療評価会議で配布された資料。この日は、3月受付分の新規申請技術の評価結果(p5~p8参照)、4月受付分の新規申請技術の今後の評価予定(p9参照)等が示された。
3月受付分の高度医療名は「重症虚血性心疾患に対する低出力体外衝撃波治療法」で、総評は「条件付き適」とされた(p5参照)。
その他、5月受付分の既存技術の変更届等(p10参照)、3・4月受付分の追加協力医・・・
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2009年05月08日(金)
医薬品等の市販後安全対策や、副作用等について報告 厚労省
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厚生労働省が5月8日に開催した、薬事・食品衛生審議会の医薬品等安全対策部会で配布された資料。この日は、医薬品等の市販後安全対策や、副作用等の報告状況について、報告が行われた。
小児用かぜ薬・鎮咳去痰薬等の安全対策(p2~p6参照)では、2歳未満の小児の誤飲・誤用による救急受診、過量投与等による死亡報告が多いことから、OTCかぜ薬等を2歳未満に使用しない等を勧告していることなどが示されている。
また、平・・・
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2009年04月14日(火)
日本脳炎の予防接種に「乾燥細胞培養日本脳炎ワクチン」を追加 意見募集
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厚生労働省は4月14日に、予防接種実施規則の一部を改正する省令(案)に対する意見募集を開始した。
今回の改正は、日本脳炎の定期の予防接種における第1期予防接種において、「乾燥細胞培養日本脳炎ワクチン」を使用可能とするもの(p4参照)。資料には、改正する背景や趣旨が掲載されている。
なお、意見募集は、平成21年5月13日まで受け付けている(p2参照)。
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2009年04月03日(金)
前回に引き続き特許保護の課題等について議論 先端医療特許検討委員会
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政府が4月3日に開催した先端医療特許検討委員会で配布された資料。この日は、前回に引き続き、先端医療分野における特許保護の現状と課題についての論点整理と自由討議が行われた。
資料では、論点整理案として(1)審査基準における特許対象の明確化(2)特許対象の拡大(3)特許対象に関するその他の論点(4)先端医療特許の取得への支援―についてまとめている(p32~p38参照)。
その他、日本医療機器産業連合会から「・・・
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2009年03月26日(木)
高度医療の要件、「病院」から「医療機関」に 評価会議
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厚生労働省が3月26日に開催した、高度医療評価会議で配布された資料。この日は、高度医療評価制度の円滑な運営について案が示された(p13~p15参照)。
案では、高度医療を実施する医療機関の要件に関する記載が「病院」から「医療機関」に改められている(p13参照)。
その他、新規申請技術(1月受付分)の評価結果等(p5~p8参照)や、2月及び3月受付分の追加協力医療機関の一覧(p25参照)が掲載されている。・・・
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2009年03月19日(木)
日本脳炎の定期予防接種の進め方について、提言案を公表 厚労省検討会
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厚生労働省が3月19日に開催した、予防接種に関する検討会で配布された資料。この日は、日本脳炎の定期予防接種の進め方に関する提言(案)について議論された。
案では、(1)現状(2)今後の予防接種の進め方―について記載されている(p1~p15参照)。予防接種の積極的な勧奨については、細胞培養ワクチンは現段階においては積極的に勧奨する段階には至っていないと考える、との見解を示した(p8参照)。
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2009年03月13日(金)
平成21年度版の死亡診断書記入マニュアルを公表 厚労省
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厚生労働省が3月13日に公表した、死亡診断書(死体検案書)記入マニュアル。マニュアルは(1)死亡診断書(死体検案書)の意義(p4参照)(2)死亡診断書と死体検案書の使い分け(p6~p7参照)(3)作成に当たっての留意事項(p8~p20参照)―等で構成されている。
マニュアルでは、死亡診断書等の意義について、人間の死亡を医学的・法律的に証明するものであると同時に、我が国の死因統計作成の資料となる、としてい・・・
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2009年03月02日(月)
先端医療分野の特許保護の現状と課題についての論点整理案を提示
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政府が3月2日に開催した先端医療特許検討委員会で配布された資料。この日は、先端医療分野における特許保護の現状と課題についての論点整理と自由討議が行われた。
資料では、論点整理案として(1)審査基準における特許対象の明確化(2)特許対象の拡大(3)特許対象に関するその他の論点(4)先端医療特許の取得への支援―についてまとめている(p13~p15参照)。
その他、メーカーから「画期的な用法用量を有する医薬品・・・
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2009年02月27日(金)
高度医療評価、円滑な運営に向け論点整理 厚労省
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厚生労働省が2月27日に開催した、高度医療評価会議で配布された資料。この日は、高度医療評価制度の円滑な運営や、高度医療に係る施設基準等について議論された。
高度医療評価制度の円滑な運営に関する論点が示され、「緊急時の対応が可能な体制及び医療安全対策に必要な体制を有している場合について、実施する医療機関の要件を拡大してはどうか」という案が示されている(p5~p6参照)。
その他、新規申請技術や追加協・・・
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2009年02月20日(金)
心停止下での腎提供の推進方策についてヒアリング 自民党調査会
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自由民主党が2月20日に開催した「脳死・生命倫理及び臓器移植調査会」で配布された資料。この日は、心停止下での腎提供(献腎)の推進方策に関するヒアリングや意見交換が行われた。
市立札幌病院救命救急センター副医長は「救急医療と臓器提供―救急医療の終末期に何ができるのか」についての講演を行った。また、東京歯科大学市川総合病院角膜センター長は、「先進国なのに、なぜ移植が進まないのか。小児の提供を法で規制し・・・
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2009年02月16日(月)
先端医療分野における特許保護の現状と課題を議論 政府委員会
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- 先端医療特許検討委員会(第4回 2/16)《内閣官房》
- 発信元:内閣官房 知的財産戦略推進事務局 カテゴリ: 医学・薬学
資料には、(1)医療関連特許に関する問題点(日本弁理士会)(p2~p19参照)(2)先端医療特許に関する問題点の整理(日医総研)(p20~p47参照)(3)発明の種類ごとの特許審査基準の考え方(特許庁)(p48~p59参照)―が示されている。
日本・・・
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2009年01月30日(金)
確かな臨床能力を備えた歯科医師養成方策、第1次報告書案を提示 文科省
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文部科学省が1月30日に開催した、歯学教育の改善・充実に関する調査研究協力者会議で配布された資料。この日は、第1次報告(案)が示された。
第1次報告案は「確かな臨床能力を備えた歯科医師養成方策」と題され、(1)歯科医師としての必要な臨床能力の確保(2)優れた歯科医師を養成する体系的な歯学教育の実施(3)歯科医師の社会的需要を見据えた優れた入学者の確保(4)未来の歯科医療を拓く研究者の養成―についてまとめ・・・
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