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2009年04月22日(水)
病院等の省エネなど、「環境に関する日本医師会宣言」を表明
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日本医師会は4月22日に「環境に関する日本医師会宣言」を表明した。
資料では、「日本医師会は地球と人類の健康を守ります」として、(1)環境に配慮した医療活動の推進(2)環境保健教育の推進(3)環境保健の重要性の啓発と、身近な環境保健活動への取り組み(4)安心して暮らせる安全で豊かな環境づくりに向けた、政府等への働きかけ―に積極的に取り組むことを宣言している。具体的には、病院・診療所等の省エネルギー(温・・・
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2009年04月22日(水)
日医がメディカルスクール構想の問題点を指摘
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日本医師会は4月22日に開催した定例記者会見で、メディカルスクール構想の問題点を指摘した。
資料では、メディカルスクール構想の問題点として(1)医師不足対策としての実効性(2)医師の質の担保(3)二重養成制度―の3点を掲げている。(1)に関しては、今回の医師不足対策の検証が必要、(2)に関しては、医学部以外の4年制大学の予備校化、本当に優秀な人材が集まるのか、などの問題点を指摘し、現在までの学士入学者の調・・・
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2009年04月22日(水)
財政審の議論に対する見解を公表 日医
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日本医師会は4月22日に開催した定例記者会見で、財務省財政制度等審議会(以下、財政審)の議論に対する見解を公表した。これは財政審が4月21日に公表した資料に対するもの。
日医が示した資料では、日本の医療に関して、財政審は「我が国においては平均在院日数が長く、受診回数は多い傾向」と述べているが、第一に、こうした包容力のある医療提供体制の下で、日本の健康長寿が達成されてきたことを認識すべきである、として・・・
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2009年04月22日(水)
「外来管理加算の意義付けの見直しの影響調査」への見解を公表 日医
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日本医師会は4月22日に開催した定例記者会見で、中医協・診療報酬改定結果検証部会(以下、検証部会)が公表した「外来管理加算の意義付けの見直しの影響調査」に対する見解を公表した。
資料では、検証部会が行った調査と、日医が2008年11月に実施した「外来管理加算に関するアンケート調査」を比較し、検証部会の調査は日医の調査に比べて回収率が低く、特に診療所の回収数は日医調査の3分の1に止まっている、などと指摘して・・・
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2009年04月15日(水)
日医、「新型インフルエンザ対策に関する行動計画」を策定
- 日本医師会は4月15日に開催した定例記者会見で、「新型インフルエンザ対策に関する行動計画」を公表した。この行動計画は、政府の「事業者・職場における新型インフルエンザ対策ガイドライン」に基づいて策定されたもので、新型インフルエンザ流行時に、日医が行うべき対応等がまとめられている。職員等への感染拡大や健康被害を抑制し、日医が担う公益的事業や会員サービス等の業務への影響を最大限にとどめることが目的・・・
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2009年04月08日(水)
約85%が宿直翌日に通常勤務、女性勤務医の過酷な勤務環境が明らかに 日医
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日本医師会が4月8日に開催した定例記者会見で配布された資料。女性医師の勤務環境の現況に関する調査報告を行っている。
この調査は、平成20年12月から平成21年1月にかけて、全国の病院(8880施設)に勤務する女性医師を対象に行われ、7467件より有効回答を得た(p8参照)。調査結果から、女性医師の約8割が常勤だが、日勤だけでなく時間外勤務もこなしている医師が約7割いることが明らかになった。また、1週間の勤務時間・・・
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2009年04月08日(水)
女性医師バンクの登録件数1300件中約130件が就業成立 日医
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日本医師会は4月8日に、平成21年3月31日現在の女性医師バンクの運用状況を公表した。
資料によると、求職登録者数は308名(延べ442名)で、求人登録施設数は991施設(延べ1110施設)、求人登録件数は1301件(延べ2534件)となっている。このうち就業が成立したのは128件、再研修紹介は13件だった(p1参照)。また、就業決定者の年代別構成では、30代が約5割を占め、小学生未満の子どもがいる人が約4割などの、詳細データも・・・
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2009年04月08日(水)
医療費の伸びは、調剤医療費・薬剤料単価アップによるもの 日医見解
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日本医師会が4月8日に開催した定例記者会見で配布された資料。厚生労働省が発表した「最近の医療費の動向 平成20年11月号」について分析し考察を行っている。
日医は、2008年4月から11月の種類別医療費(毎月の変化)の中で、前年同月比は、月を追うに連れて拡大しているとし、中でも、調剤はプラス7.3%であり、今年度最高の伸びであった、としている(p3参照)。その上で、調剤医療費の増加要因として、処方せん1枚当た・・・
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2009年04月01日(水)
死亡時画像病理診断(Ai)の活用に向けて、第二次中間報告を公表 日医
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- 死亡時画像病理診断(Ai=Autopsy imaging)活用に関する検討委員会 第二次中間報告「死亡時画像病理診断(Ai)の実態の把握及び今後の死亡時医学検索の具体的な展開の方途について」(4/1)《日本医師会》
- 発信元:日本医師会 カテゴリ: 調査・統計
今回の報告では、全日本病院協会、日本病院会の協力のもとに行ったア・・・
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2009年04月01日(水)
病院における地球温暖化対策自主行動計画を調査 日医報告
- 日本医師会は4月1日に、病院・介護保険施設における地球温暖化対策プロジェクト委員会報告書を公表した。この委員会は、地球環境の向上とそこに生きる人間の健康維持を目指した、病院における地球温暖化対策自主行動計画についてのフォローアップ調査を実施した、としている。また、介護保険施設における同様の計画については、アンケート調査により実態を把握し検討した結果、現状では計画は策定せず、引き続き実態把握に努めて・・・
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2009年04月01日(水)
医師の健康支援、5つの取り組みを提案 日本医師会
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日本医師会は4月1日に、勤務医の健康支援に関するプロジェクト委員会の中間報告を公表した。この中間報告は、わが国の勤務医の健康を支援するために必要な事項を検討するために日医会長から示された諮問に対する答申。
日医が短期的に展開すべき施策には、(1)医療機関での勤務医の健康を守る組織対応を促進する(2)医師が自分自身の健康を維持するよう啓発を行う(3)医師の健康支援を考える学術会議やシンポジウムを開催す・・・
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2009年03月25日(水)
「日本の医療を守る」を共通の行動原理に医師の団結を 日医
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日本医師会は3月25日に、医師の団結に向けた具体的方策を公表した。これは、「医師の団結を目指す委員会」が日医から諮問を受けて検討した内容を答申したもの。
議論の中で、現在の医療界において解決しなければならない当面の課題として(1)勤務医の過重労働問題(2)女性医師の就労環境整備(3)医療安全調査委員会についての詳細な検討(4)医師臨床研修制度及び専門医制度、並びに卒前・卒後教育及び生涯教育の問題―があ・・・
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2009年03月25日(水)
生活不安等からの受診抑制を懸念 日医見解
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日本医師会は3月25日に、厚生労働省が公表した「最近の医療費の動向 平成20年10月号」に対する見解を示した。
日医は、種類別医療費の構成内訳をみると、調剤の構成比が拡大したとして、「調剤医療費の伸びに注意していく必要がある」と指摘している(p4参照)。また、病院の病床規模別医療費をみると、病院については、大学病院、大規模病院での伸びが顕著だといえる、と分析している(p7参照)。
また、医科入院・・・
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2009年03月24日(火)
24時間対応体制加算届出で看護職員の増員はわずか1割 日医調査
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日本医師会はこのほど、日医総研ワーキングペーパーとして「在宅医療の提供と連携に関する実態調査」を公表した。この調査は、全国の訪問看護ステーションの管理者を対象に、運営体制や在宅医療に関する連携の現状と課題等を把握するために行ったもの(p2参照)。
調査結果のポイントでは、24時間対応が期待されている訪問看護ステーションで、24時間対応体制加算の届出は約7割の802事業所で行われており、このうち697事業・・・
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2009年03月03日(火)
産科医不足・確保は国際的な問題 日医調査
- 日本医師会はこのほど、日医総研ワーキングペーパー「医師確保策-15ヶ国における産科医調査-」を公表した。このアンケート調査は、日本での産科医の不足や偏在が大きな社会問題となっているなか、海外の産科医の状況や施策を把握し、今後の日本の産科医療政策の参考とするために行われた。世界医師会のメンバー国から抽出した17カ国の医師会を対象にアンケート調査票を送付し、そのうち、フランス、ドイツなど14カ国から回答を・・・
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2009年03月03日(火)
制度改正前後の医療・介護の財務状況等を分析 日医調査
- 日本医師会はこのほど、日医総研ワーキングペーパーとして「日本の医療・介護保険財政 2008年度制度改正の概要と2006年度決算分析」を公表した。この調査は、2008年4月の後期高齢者医療制度の創設、前期高齢者の医療費の財政調整の開始、同年10月の政管健保の運営の全国健康保険協会への移管等の制度改革の中、医療保険、介護保険に係る費用の経年変化を見失わないよう、制度改正前後の保険者等動向及び財務状況を整理する目的・・・
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2009年03月03日(火)
民間病院の4分の1、民間診療所の3分の1が赤字 日医調査
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日本医師会はこのほど、日医総研ワーキングペーパーとして「赤字民間医療機関のマネジメント上の課題~2007年度の決算データから~」を公表した。この調査は、赤字民間医療機関の経営的な課題を抽出することを目的として、直近(2007年度)のマクロの決算データ(TKC調査、2008)の分析を行ったもの(p2参照)。
調査結果から、直近の決算において、わが国の法人立民間病院の約4分の1、法人立民間診療所の約3分の1が赤字で・・・
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2009年02月25日(水)
検討会の臨床研修制度に関するとりまとめ案は未だ不十分 日医見解
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日本医師会は2月25日に、「臨床研修制度のあり方に関する検討会」(以下、検討会)が2月18日にまとめた「医師臨床研修制度等に関する意見のとりまとめ(案)」に対する見解を公表した。
日医が提示する改革案においては、臨床実習の見直しを進め、医学部教育6年間に初期研修を1年間の7年間、一貫した教育・研修システムを確立し、地域で医師を育成していくことで、医師の偏在、不足の緩和に寄与する、としてきた。これを踏まえ・・・
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2009年02月20日(金)
アンケート調査で、勤務医への支援策探る 日医
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日本医師会はこのほど、日医所属の勤務医に対して「勤務医の健康の現状と支援のあり方に関するアンケート調査へのご協力のお願い」を送付した。
アンケート調査は、勤務医の就労状況や生活状態、健康的に安心して働くために必要な対策などを聞いたもので、日医所属の勤務医約75,000名のうち、無作為に抽出された10,000名(男性8,000名、女性2,000名)に送付された。返送の締め切りは、3月6日となっている(p1参照)。
調・・・
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2009年02月18日(水)
国民の幸せを支える医療を 日医グランドデザイン2009
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日本医師会は2月18日に「グランドデザイン2009」を公表した。これは、2007年に公表された「グランドデザイン2007」に状況の変化等を踏まえて、必要と思われる部分を新たに書き加えたもの。
グランドデザイン2009は、第1部が「安心と幸せのための医療」、第2部が「国民を守る医療制度とその財源」で構成されている(p3参照)。
国民が考える重点課題として、療養病床削減計画や平均在院日数の短縮化により病院から早期退・・・
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2009年02月04日(水)
呼吸器科の男性医師の喫煙率は著明に低下 日本医師会調査報告
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日本医師会が2月4日に開催した記者会見で配布された資料で、2008年に行った日本医師会員の喫煙意識に関する調査報告。同調査は、日本医師会の禁煙推進活動の一環として、2000年から4年ごとに実施されている。
調査の対象者は4458名でそのうち反応例は3561名(79.9%)だった(p9参照)。結果の要約では、日本医師会員の2008年の喫煙率は男性医師15.0%、女性医師4.6%で、男性医師の喫煙率は有意に低下したが、女性医師の・・・
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2009年02月04日(水)
レセプトオンライン請求義務化に強い憤り 日医IT委員会中間答申
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日本医師会医療IT委員会が2月4日に公表した日医に対する中間答申で、レセプトオンライン請求義務化に関するもの。平成20年7月の日本医師会長の諮問を受け、IT委員会が、同委員会での検討結果を中間答申として提出した(p2参照)。
中間答申では、まとめにおいて「真摯に国民医療、地域医療に取り組み続けている医療機関の中には、物理的にレセプトのオンライン提出に対応することができない施設も多数存在する」として、こ・・・
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2009年01月27日(火)
約7割の在宅療養支援診療所で、24時間在宅担当医師が1人体制 日医調査
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- 「在宅医療の提供と連携に関する実態調査」(在宅療養支援診療所調査)(1/27)《日本医師会》
- 発信元:日本医師会総合政策研究機構 カテゴリ: 調査・統計
調査結果からは、24時間体制が求められる届出診療所の72.4%で、在宅担当医師が1人体制だった(p15参照)。また、医師1人が・・・
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2009年01月14日(水)
08年4月改定の影響、「大学病院ひとり勝ち」を問題視 日医
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日本医師会が1月14日に開催した定例記者会見で配布された資料。厚生労働省が発表した「最近の医療費の動向 平成20年9月号」について分析し考察を行っている。
日医は、08年4月の診療報酬改定では、医科本体がプラス0.42%(医療費ベース1000億円強)であり、かつ診療所から病院へ財政支援(400億円強)が行われたとしている。その上で、「08年上半期の医療費動向を見る限り、病院勤務医の負担軽減という診療報酬改定の目的に・・・
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2009年01月14日(水)
潜在看護職員の再就業に向け支援対策をとりまとめ 日医報告書
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日本医師会は1月14日に「潜在看護職員再就業支援モデル事業報告書」を公表した。これは、日医が慢性化している看護職員不足の確保対策の一環として55万人存在するといわれる「いわゆる『潜在看護職員』」に対し、再就業の支援を図るために企画したモデル事業について、その取組内容をまとめたもの(p2参照)。
資料では、(1)潜在看護職員再就業支援モデル事業要綱(p4~p5参照)(2)モデル事業参加医師会・・・
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