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2012年03月14日(水)
[診療報酬] 24年度改定に伴う施設基準等の届出は4月16日が提出期限
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厚生労働省は3月14日に、平成24年度診療報酬改定における届出の留意事項について事務連絡を行った。
この事務連絡では、3月5日に発出された平成24年度診療報酬改定関連通知の一部訂正や、特に留意すべき事項について整理している。
まず、施設基準の届出期日について、通知では4月14日となっているが、正しくは「4月16日」である(p1参照)。
また、褥瘡患者管理実施加算の入院基本料への包括化に伴い、入院基本料の算・・・
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2012年03月14日(水)
[看護] 中央ナースセンター、当面は日看協が業務を継続すべき
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厚生労働省は3月14日に、中央ナースセンターの指定の在り方に関する検討会を開催した。この日は、厚労省当局から報告書案が示され、これに基づいた議論を行った。
報告書案は、現在の指定制度の趣旨や状況を整理したうえで、指定方法等の見直しに関する考え方を整理している(p7~p9参照)。
指定方法については、現在、中央ナースセンターとして指定されている日本看護協会が「国から交付された補助金以上の支出をしてい・・・
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2012年03月14日(水)
[医療保険] 被災者の食事療養費等の免除終了に伴い、レセ記載要領を連絡
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厚生労働省は3月14日に、「東日本大震災により被災した被保険者等の一部負担金の免除措置の延長に伴う診療報酬等の請求の取扱い」に関する事務連絡を行った。
東日本大震災から1年以上が経過するが、原発事故等の影響により復旧がままならない地域も少なくない。そこで厚労省は、医療機関窓口で支払う一部負担金の免除措置を、一部地域について平成24年9月30日まで延長する取扱いを決定している。しかし、入院時食事療養費・生・・・
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2012年03月14日(水)
[臨床研修] 卒後臨床研修と、卒前の臨床実習の連続性高め、研修の充実を
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厚生労働省は3月14日に、臨床研修制度の評価に関するワーキンググループを開催した。この日は、研修病院の募集定員、臨床研修に関連する医学教育の実施状況などについてヒアリングを行った。
意見を陳述したのは、日本医師会と文部科学省の2団体。
日医は、平成23年4月に提言した「医師養成についての日本医師会の提案」を基に意見陳述を行った。日医の提案は、(1)医学部の5~6年生時に、参加型の臨床実習を行う(2)卒後・・・
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2012年03月14日(水)
[高度医療] 従来より技術を必要としない粘膜がんの切除術は「継続審議」
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厚生労働省は3月14日に、高度医療評価会議を開催した。この日は、(1)第27回会議にて継続審議となった技術の再評価(2)新規申請技術の評価(3)協力医療機関の追加―などを議題とした。
(1)は、「解離性大動脈瘤に対するステントグラフト内挿術」が対象で、総評で「適」とされている。この技術は、大動脈瘤の存在する部分にカテーテルを入れ、その中にステントグラフト(バネ付き人工血管)を挿入、後にカテーテルから押し・・・
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2012年03月14日(水)
[医薬品等] 臨床研究中核病院では、国際水準の医師主導治験進める
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厚生労働省は3月14日に、臨床研究中核病院事業説明会を開催し、中核病院への指定申請を検討している医療機関等を対象に、事業内容等を説明した。
我が国の医薬品開発においては、(1)医師主導の治験が少ない(p12参照)(2)治験に積極的に取組んでいる医療機関であっても、「治験以外の臨床研究」を支援する体制が不十分(p11参照)(3)臨床研究が国際的に見て、非常に弱い(p13~p14参照)―などの課題がある。
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2012年03月13日(火)
[介護保険] 定期巡回・随時対応など、地域密着型サービスの届出様式示す
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- 指定定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業所、指定複合型サービス事業所、指定特定施設入居者生活介護事業所の指定に関する様式例について(3/13)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 老健局 高齢者支援課 カテゴリ: 介護保険
地域密着型サービスとして、新たに定期巡回・随時対応型訪問介護看護等が創設されたことを受け、事務連絡では、届出様式の改定について規定している。具体的には、(1)指定地域密着・・・
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2012年03月13日(火)
[介護保険] 介護サービスの調査、新規指定から一定期間は毎年実施が適当
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厚生労働省は3月13日に、「介護サービス情報の公表」制度における調査に関する指針策定のガイドラインについて通知を発出した。
介護サービスの情報制度については、介護保険法改正の中で(1)都道府県のサービス調査義務を廃止し、自治体の判断で調査を行う(2)事業者から徴収していた調査・公表手数料を廃止する(3)情報については厚労省が一元的な管理を行う―などの見直しが行われた。
(1)については、恣意的な調査と・・・
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2012年03月13日(火)
[地域保健] 子宮がん、乳がんの検診率向上も、胃・肺のがんでは受診率低下
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厚生労働省は3月13日に、平成22年度の「地域保健・健康増進事業報告」の結果を公表した。これは、地域保健事業と健康増進事業の実施状況を整理したもの。
まず地域保健事業を見ると、(1)市区町村の妊産婦一般検診受診者は、妊婦127万6637人(対前年度比マイナス2.1%)、産婦は6万5442人(同マイナス1.7%)(p5参照)(2)市区町村の乳幼児健診の受診率は、1~2ヵ月児で84.0%、3~5ヵ月児で95.3%、6~8ヵ月児で82.3%・・・
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2012年03月12日(月)
[地域医療] 地域医療再生計画、進捗率は0~83.5%と大きな格差生じる
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厚生労働省は3月12日に、地域医療再生計画に係る有識者会議を開催した。この日の議題は、地域医療再生計画のフォローアップや、変更など。
厚労省当局からは、各都道府県における地域医療再生計画の進捗状況が一覧で示されている(p3~p4参照)。それによると、進捗度合にはかなりの地域差がある。進捗度合が高いのは(1)富山医療圏(富山県)83.5%(2)和歌山医療圏(和歌山県)74.5%(3)富士・東部医療圏(山梨県)74.・・・
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2012年03月12日(月)
[医療提供体制] 心筋梗塞入院患者等に、高密度の医療提供する急性期病床群
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厚生労働省は3月12日に、急性期医療に関する作業グループを開催した。この日の議題は、「一般病床の機能分化を進め、急性期医療への人的資源の集中化を図るための具体的方策」。
厚労省当局は、いわゆる「急性期病床群(仮称)」についての考え方を整理した資料を提示した(p19~p20参照)。そこでは、「急性期病床群を医療法に位置づけることで、急性期と亜急性期の区分が明確になり、医療資源の効果的・効率的配置が促され・・・
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2012年03月12日(月)
[両立支援] がん治療と業務の両立、患者、医療者、事業者の3者で情報共有を
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厚生労働省は3月12日に、「治療と職業生活の両立等の支援に関する検討会を開催した。今回は、がん治療と仕事の両立について、有識者からヒアリングを行った。
東京労災病院・両立支援センター長(がん分野)の門山委員は、勤労者で罹患率の高い疾病の治療と職業の両立支援について、実態把握を目的としたアンケート調査を行い、その結果を発表した。
企業(有効回答数219事業所)における「がん罹患勤労者の就労支援」を見る・・・
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2012年03月09日(金)
[病院] 1日平均患者数・月末病床利用率、全体的に増加
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厚生労働省は3月9日に、平成23年11月分の病院報告(概数)を発表した。
報告によると、一般病床を含む病院の1日平均患者数は、129万2825人となっている。一般病床の1日平均患者数は68万5181人、外来患者数は144万6429人となっていた(p1参照)。
病院全体の月末病床利用率は82.1%で、うち一般病床は77.3%、介護療養病床は94.2%だった。
また、病院全体の平均在院日数は、31.4日であった。一般病床は17.6日、療養病・・・
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2012年03月09日(金)
[がん医療] がん診療連携拠点病院に、虎の門病院など9病院が新規指定
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厚生労働省は3月9日に、「がん診療連携拠点病院の指定に関する検討会」の審議結果を公表した。
審議の結果、(1)国立病院機構沼田病院(群馬県、沼田保健医療圏)(2)東京慈恵会医大附属病院(東京都、区中央部医療圏)(3)虎の門病院(同)(4)東邦大医療センター大森病院(東京都、区南部医療圏)(5)国立病院機構東京医療センター(東京都、区南西部医療圏)(6)大和市立病院(神奈川県、県央二次保健医療圏)(7)横・・・
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2012年03月09日(金)
[がん医療] 虎の門病院など11施設を、がん診療連携拠点病院に新規推薦
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厚生労働省は3月9日に、がん診療連携拠点病院の指定に関する検討会を開催した。この日は、新規指定推薦が行われた。
新たに推薦されたのは、(1)国立病院機構沼田病院(群馬県、沼田保健医療圏)(p35~p40参照)(2)東京慈恵会医大附属病院(東京都、区中央部医療圏)(3)虎の門病院(同)(4)東邦大医療センター大森病院(東京都、区南部医療圏)(5)国立病院機構東京医療センター(東京都、区南西部医療圏)・・・
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2012年03月08日(木)
[在宅医療] カンファランスで顔を合わせ、職種間の壁解消した在宅医療を
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厚生労働省は3月8日に、平成23年度在宅医療連携拠点事業の成果報告会を開催した。10地域から報告が行われている。
在宅医療連携拠点事業とは、在宅医療を提供する機関等をハブ(連携拠点)として、多職種協働による在宅医療の支援体制を構築するためのモデル事業である。平成23年度の新規事業として予算計上(23年度当初予算で1.1億円)され、24年度予算案では20億円程度が計上されている。この日、報告を行ったのは、(1)大・・・
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2012年03月08日(木)
[医療提供体制] 病院の一般病床1108床減、療養病床14床減 医療動態調査
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厚生労働省は3月8日に、平成23年12月末の「医療施設動態調査(概数)」を公表した。
資料によると、病院の施設数は前月から2施設減少し8612施設。病床数は1318床減少し158万4418床となっている。このうち、一般病床は1108床減少の89万9638床だった。療養病床は14床減少の33万1020床になっている。
一般診療所の施設数は39施設減少して9万9959施設で、増減の内訳をみると、有床診療所が38施設減少、無床診療所も1施設減少した・・・
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2012年03月08日(木)
[専門医] 専門医認定機関や地域ごとの専門医配置調整、国によってまちまち
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厚生労働省は3月8日に、専門医の在り方に関する検討会を開催した。この日も、関係団体からヒアリングを行った。
意見陳述に立ったのは、(1)日本専門医制評価・認定機構の八木理事(2)NPO法人地域医療を育てる会の藤本理事長―の2氏。
(1)の八木氏は、米国、英国、韓国、ドイツ、フランスにおける専門医制度を紹介した(p4~p35参照)。専門医の認定機関を見ると、韓国・フランスでは国、米国・英国では民間の第三者機・・・
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2012年03月07日(水)
[介護保険] 全国介護保険・高齢者保健福祉担当課長会議、Q&Aをまとめ提示
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厚生労働省は3月7日に、介護保険最新情報vol.263を公表した。今回は、「全国介護保険・高齢者保健福祉担当課長会議における質問に対する回答」に関する事務連絡が掲載されている。これは、標記会議(2月23日開催)において寄せられた質問に対する回答を25項目にわたり、まとめたもの(p3~p11参照)。
たとえば、Q11の新サービス(定期巡回・随時対応および複合型)について、東京都からの「社会福祉軽減事業の対象となるか・・・
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2012年03月07日(水)
[特定検診] 特定健診実施率上昇も、保健指導実施は対象者の13%にとどまる
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厚生労働省は3月7日に、「平成22年度特定健康診査・特定保健指導の実施状況」の速報値を公開した。
平成20年度から、40~74歳の被保険者と被扶養者を対象に、内臓脂肪症候群(メタボリックシンドローム)に着目した(1)健康診査(2)保健指導―を実施することが、医療保険者に対し義務付けられている。速報値の集計対象は、平成24年2月末時点で報告のあった3432保険者(報告対象:3433保険者)(p1~p2参照)。
(1)の健・・・
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2012年03月07日(水)
[診療報酬] 23年10月分のレセから10%を抽出し、サンプルデータを作成
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厚生労働省は3月7日に、レセプト情報等の提供に関する有識者会議を開催した。この日は、探索的研究のための基本データセットや、DPCデータについて議論を行った。
レセプトデータ提供においては、個別にデータ提供形式の審査を行っている。しかし、大量のデータを用いた「探索的研究」においては、あらかじめデータの範囲や個別医療機関情報などを形式化した「基本データセット」を用意しておくことが、効率性(時間やコスト)・・・
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2012年03月07日(水)
[医療提供体制] 医療連携等の必要あれば、医療法人の医療機関債購入認める
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厚生労働省は3月7日に、社会保障審議会の医療部会を開催した。この日の議題は、「医療法人」。
医療法人については、医療提供という公益的な業務を担うことなどから多くの規制が設けられている。たとえば、収益事業の可否や、役員が他法人の役員を兼務することの是非などがあげられる。
しかし、これらが法人活動の自由化を阻害し、新規参入を阻んでいるとの指摘があり、規制・制度改革の一環として、平成23年4月に、(1)医・・・
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2012年03月06日(火)
[医療情報] 無痛治療や絶対安全な手術など非科学的表現、医療機関HPで禁止
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厚生労働省は3月6日に、医療情報の提供のあり方等に関する検討会の報告書を公表した。
社会保障審議会医療部会での医療提供体制改革に関する議論の過程において、医療機関のホームページの取扱いを含む医療に関する広告のあり方や、国民・患者にとって分かりやすい情報提供の推進などに関する意見があったことを踏まえ、5回にわたり検討会が議論を重ねてきた(p5参照)。
本報告書は、(1)医療に関する広告規制(2)医・・・
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2012年03月05日(月)
[診療報酬] 体外診断用医薬品の保険適用手続について通知 厚労省
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厚生労働省は3月5日に、体外診断用医薬品の保険適用の取扱いに係る留意事項に関する通知を発出した。
体外診断用医薬品とは、疾病の診断を行うために用いられる医薬品のうち、ヒトの身体に直接使用されることのないものをいう。この通知では、体外診断用薬の保険適用希望申請などの手続について規定している。具体的には、(1)保険適用手続(p1~p2参照)(2)希望書の提出方法(p2参照)(3)薬事法に基づく一部変更承・・・
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2012年03月05日(月)
[医療提供体制] 震災復興のための補助金、第19次分は総額7000万円
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厚生労働省は3月5日に、平成23年度医療施設等災害復旧費補助金の交付額の内示(第19次)について公表した。
この補助金は、医療機関施設、医療関係者養成所施設、救急医療情報センターなどの施設が自然災害で被災した際、その復旧事業費の一部を交付するもの。東日本大震災を受け、交付要綱が23年5月に一部改正されている。
今回は、第19次の内示について公表している。内示額総額は7076万3000円で、内訳は、福島県6823万800・・・
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