-
2011年06月22日(水)
[医薬品・機器] 薬事戦略相談の対面助言手数料、内容に応じ8~150万円
-
厚生労働省が6月22日に開催した、医薬品・医療機器薬事戦略懇談会で配付された資料。この日は、医薬品・医療機器薬事戦略相談の対象となる分野の優先順位や、実施方法について議論を行った。
医薬品・医療機器薬事戦略相談とは、医薬品等のシーズを発見した後に、大学等での具体的な開発候補選定から、治験にいたるまでの間に生じる疑問等に医薬品医療機器総合機構(PMDA)が答える費用を国が補助するもの(p35参照)。製・・・
-
2011年06月22日(水)
[材料価格] 23年度の材料価格調査を了承 材料専門部会
-
厚生労働省が6月22日に開催した、中医協の保険医療材料専門部会で配付された資料。この日は、23年度の保険医療材料価格調査を部会として了承したほか、材料価格制度改革に向けた議論を行った。
材料価格制度改革については、今後のスケジュールが厚労省当局から示されている(p3~p4参照)。7月頃に海外材料調査の結果報告が行われ、9月には業界からのヒアリングを経て、具体的な議論を詰めていく。11月には改革の骨子を固・・・
-
2011年06月22日(水)
[診療報酬] 医療経済実調のミス受け、検証組織を設置 中医協総会
-
厚生労働省が6月22日に開催した、中医協総会で配付された資料。この日は、医療経済実態調査の調査票誤送付問題や、22年度改定(前回改定)の結果検証調査について議論したほか、23年度の薬価調査・保険医療材料価格調査の実施を了承した。
医療経済実態調査については、「震災復興に尽力しなければならない」との指摘が診療側委員から出るなど、実施の可否を含めて検討されたが、6月3日の総会で「東日本大震災の被災地に最大・・・
-
2011年06月21日(火)
[がん対策] がん診断・治療の医療機器開発を進め、成長牽引産業への変革を
-
厚生労働省が6月21日に開催した、がん対策推進協議会のがん研究専門委員会で配付された資料。この日は、医療機器(診断機器、治療機器等)の開発のあり方について議論した。
京都大学大学院医学研究科の平岡氏は、「がん対策における医療機器の役割と課題・対応策」と題し、(1)医療機器を取り巻く環境(2)がん対策と医療機器(3)医療機器開発の課題と対策―について述べた(p4~p13参照)(p28~p29参照)。
このうち・・・
-
2011年06月17日(金)
[医薬品] ファーストインヒューマンの治験、5機関程度を採択し事業費補助
- 厚生労働省は6月17日に、平成23年度早期・探索的臨床試験拠点整備事業の実施に関する通知を発出した。この事業は、臨床研究拠点等整備事業等について、専門家・有識者等第三者により構成される会議の意見を踏まえ、(1)特定機能病院(2)国立高度専門医療研究センター(3)医療提供体制の観点から特定機能病院に準じる病院―のいずれかに該当する機関から、厚生労働大臣が適当と認める機関を選定し、医師主導の治験を行うための・・・
-
2011年06月16日(木)
[介護保険] グループホームにおける訪問看護の拡大も次期改定のポイントに
-
厚生労働省が6月16日に開催した、社会保障審議会の介護給付費分科会で配付された資料。この日は、高齢者の住まいと認知症対策について議論を行った。
高齢になり介護が必要になると、それまで居住していた住居での生活が困難になるケースも少なくない。その場合、特養ホームなどの介護保険施設や、養護老人ホームなどの特定施設、あるいは高齢者向けの賃貸住宅などに居住し、介護サービスを受けることになる。厚労省の調査では・・・
-
2011年06月14日(火)
[がん対策] 近い将来、臨床試験にもICH-GCPに則った法規制が必要
-
厚生労働省が6月14日に開催した、がん対策推進協議会のがん研究専門委員会で配付された資料。この日は、国立がん研究センター東病院の大津専門委員より、「わが国の臨床研究の体制整備に関する課題と解決への方向性」(p8~p18参照)が示された。
我が国における臨床試験環境は、(1)企業治験と研究者主導臨床試験の二重基準(2)臨床試験に対する法整備がされていない(3)国全体の臨床試験を総括する部署がない(4)新薬・・・
-
2011年06月13日(月)
[DPC] 高額薬剤の1SDルール、緩やかにすることも検討 DPC分科会
-
厚生労働省が6月13日に開催した、診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会で配付された資料。この日は、高額薬剤の取扱いなどについて、ヒアリングが行われた。
DPCでは薬剤費が包括されているため、高額な新薬を包括範囲に含めると医療機関側の持ち出し(実際の医療資源投入量が、包括点数を上回る)が生じてしまう。そこで、一定の基準を超える場合には次期改定まで当該新薬を出来高評価とするルールが設けられている。しかし・・・
-
2011年06月13日(月)
[社会保障] 社会保障改革、「地方単独事業」も勘案し財源問題を議論すべき
-
政府・与党の幹部は6月13日に、社会保障と税の一体改革の成案を作成するため、2回目の成案決定会合を開催した。この日は、10日に行われた(1)社会保障・税一体改革に関する地方3団体と関係閣僚の意見交換(議事概要)(2)税制調査会において各委員から出された主な意見(3)社会保障改革に関する集中検討会議における民間幹事委員との意見交換―について、報告が行われた。
このほか、片山総務大臣から地方単独事業についてま・・・
-
2011年06月08日(水)
[がん対策] 小児がん患者、治療終了後も長期的なフォローアップが必要
-
厚生労働省が6月8日に開催した、がん対策推進協議会の小児がん専門委員会で配付された資料。この日は、小児がんの患者支援や長期フォローアップについて、小児医療の専門家から意見を聴取した。
聖路加国際病院小児科の石田医長は、小児がん経験者の多くが心理的問題を抱えており、包括的な長期フォローが必要である、と指摘。そのために、治療終了者と現治療者をグループ化した大規模な研究(コホート研究)を進めて医学的エ・・・
-
2011年06月07日(火)
[がん対策] 地域で連携し、緩和ケアの推進を
-
厚生労働省がは6月7日に開催した、がん対策推進協議会の緩和ケア専門委員会で配付された資料。この日は、江口委員長から、これまでの議論をまとめたメモが示され、患者の望む療養場所や地域連携について議論が行われた。
江口委員長メモでは、(1)地域連携に基づくがん緩和ケア(2)がん緩和ケア関連項目―について、平成22年6月の中間報告などから抜粋・整理されている。たとえば、第1次がん対策基本計画では、「専門的緩和医・・・
-
2011年06月03日(金)
[診療報酬] 震災影響調査と併せて、医療経済実態調査の実施了承 中医協
-
厚生労働省が6月3日に開催した、中医協総会で配付された資料。この日は、平成24年度改定に向けた医療経済実態調査の実施を了承したほか、歯科医療について議論を行った。
医療経済実態調査については、震災復興に注力すべきなどの理由から、診療側の鈴木委員(日医常任理事)が実施に難色を示していた。
鈴木委員が実施に反対した主な理由は、(1)震災により、平成22年度データのうち3月11日~31日の分が正確に把握できな・・・
-
2011年06月01日(水)
[予防接種] 子宮頸がん等予防ワクチン供給量確保により段階的接種再開へ
-
厚生労働省は6月1日に、子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進事業の円滑な実施に関する事務連絡を行った。
平成23年3月7日より、子宮頸がん予防ワクチンは需要の急増により供給量が不足したため出荷制限等が実施されていた。対策として、初回接種者への接種を差し控え、すでに接種開始した者への2回目・3回目接種を優先する方針であったが、一定の供給量が確保できるようになったことから、段階的に接種を再開するとしている。具・・・
-
2011年05月31日(火)
[高度医療] 胃癌腹膜播種、パクリタキセル腹腔内投与併用療法が高度医療に
-
厚生労働省が5月31日に開催した、高度医療評価会議で配付された資料。この日は、新規申請技術の評価結果が報告された。
今回、高度医療に新たに申請されたのは、「腹膜播種を伴う胃癌患者に対するパクリタキセル腹腔内投与併用療法」の1件。腹膜播種を伴う胃癌を対象として、S-1(経口の抗がん剤)とパクリタキセルの経静脈・腹腔内併用療法(A群)とS-1とシスプラチンの併用療法(B群)について、有効性と安全性を比較検討す・・・
-
2011年05月31日(火)
[がん対策] がん疫学研究で、高コストな大規模調査を推進するのかが論点
-
厚生労働省が5月31日に開催した、がん対策推進協議会のがん研究専門委員会で配付された資料。この日は、疫学分野、政策分野の研究体制について議論を行った。
疫学研究とは、がん患者の集団を対象に、発生要因などを明らかにするもの。たとえば、「ある生活習慣が、がん患者で特異的に多い」ことが明らかになれば、その生活習慣の改善によってがん予防につなげられる可能性がある。
この日は、国立がん研究センターがん情報・・・
-
2011年05月30日(月)
[DPC] 基礎係数の病院群、臨床研修・小児・ケアミックスの設定を検討開始
-
厚生労働省が5月30日に開催した、診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会で配付された資料。この日は、基礎係数にかかる病院群の設定に向けて、(1)臨床研修(2)小児医療提供(3)他病棟との連携―の3つの機能に着目して検討を進めることが了承された。
簡単におさらいすると、DPCの医療機関別係数については、調整係数を廃止し、「基礎係数」「機能評価係数I(現行を踏襲)」「機能評価係数II(改正予定)」の3つの係数で構成・・・
-
2011年05月26日(木)
[健康日本21] 9分野の進捗状況評価でシート案提示、がんではほぼ目標達成
-
厚生労働省が5月26日に開催した、健康日本21評価作業チームで配付された資料。この日は、目標値に対する直近実績を評価するためのシート案が厚労省当局より示された。
健康日本21とは、国民の健康状態を向上させるために、栄養や運動、たばこ・アルコールの摂取、生活習慣病など9分野について、改善方向や目標値を具体的に示したもの。
目標達成に向けた進捗度合いを評価するために、評価シートが作成される。
シート案に・・・
-
2011年05月25日(水)
[がん医療] 平成23年冬に第2期のがん対策基本計画案を作成する予定
-
厚生労働省が5月25日に開催した、がん対策推進協議会で配付された資料。この日は、協議会の今後の進め方について議論した。
がん対策については、概ね5年を1期とする「がん対策推進基本計画」に基づいて進めることとなっている。平成24年度から第2期の基本計画がスタートするため、協議会で基本計画の見直し論議が進められている。平成22年6月には、協議会が中間報告を行い、その後、緩和ケア・小児がん・がん研究の3分野につ・・・
-
2011年05月19日(木)
[社会保障] 医療制度改革案、高額療養費見直しに「定額負担」の導入を提案
-
政府が5月19日に開催した、社会保障改革に関する集中検討会議で配付された資料。この日は、厚生労働省から提示された医療・介護に関する資料に基づいた議論が行われた。
厚労省はまず、我が国の医療・介護制度は、医療・介護を担う人材が不足・偏在し、医療・介護の提供体制の機能分化が不十分であり、連携も不足している、と分析している。近年は、雇用基盤の変化や高齢化、医療の高度化、格差の拡大等に起因する財政状況の悪・・・
-
2011年05月18日(水)
[診療報酬] 医療経済実調の実施可否で紛糾、被災地への配慮をさらに検討
-
厚生労働省が5月18日に開催した、中医協総会で配付された資料。この日は、医療経済実態調査を実施するか否かについて激しい議論が行われた。改定に向けたデータとして実態調査を行うべきとする委員がほとんどだが、「震災復興を優先し、実態調査は行うべきではない」とする鈴木委員が譲らず、結論は次回総会に持ち越しとなっている。
また、ドラッグラグ等に対する医療保険サイドからのアプローチ、精神医療について議論したほ・・・
-
2011年05月17日(火)
[肝炎対策] 肝炎対策推進指針(案)に対する意見募集の結果概要を公表
-
厚生労働省は5月17日に、肝炎対策の推進に関する基本的な指針(案)に対する意見の募集(パブリックコメント)の結果について公表した。
主な意見とそれに対する厚労省見解を見てみると、「肝炎に関する国の責任を明確にし、患者等への補償等について記載すべき(同旨10件)」という意見に対し、「基本指針は、法第9条第1項に基づき、肝炎対策の総合的推進を図るために策定するものであり、国の責任の有無にかかわらず、全ての・・・
-
2011年05月17日(火)
[意見募集] 生物学的製剤基準に、子宮頸がんワクチン等の規定を追加
-
厚生労働省は5月17日に、生物学的製剤基準の一部を改正する件(案)について意見募集を開始した。
生物学的製剤基準は、薬事法に基づき、保健衛生上特別の注意を要する医薬品であるワクチン、血液製剤等について、その製法、性状、品質、貯法、表示事項等に関する基準を具体的に規定しているもの。
資料によると、今般、生物学的製剤基準の医薬品各条の部に、新たに、「組換え沈降4価ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン(・・・
-
2011年05月12日(木)
[社会保障] 在宅医療体制の強化、チーム医療の推進など盛り込む改革案提示
-
厚生労働省は5月12日に、社会保障制度改革の方向性と具体策を公表した。これは、政府が検討している社会保障・税の一体改革案の原案に位置づけられるもの。
厚労省案は、このたびの震災により、社会保障改革にあたっては、「これまで以上に、給付の重点化、選択と集中、優先順位の明確化が求められている」と指摘。そのうえで、改革の基本的方向性として「全世代対応型・未来への投資」「参加保障・包括的支援」「普遍主義、分・・・
-
2011年04月28日(木)
[診療報酬] HER2遺伝子標本作製、乳癌・胃癌の縛り外す
-
厚生労働省は4月28日に、「診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項について」の一部改正に関する通知を発出した。
これは、平成22年3月5日付の医療課長通知「診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項について」(いわゆる診療報酬点数の解釈通知)を一部改正するもの。平成23年4月28日から適用されている。
改正内容は、N005『HER2遺伝子標本作製』の対象患者について、「乳癌患者」「治癒切除不能・・・
-
2011年04月27日(水)
[医薬品] カルボプラチン、トラスツズマブなど10品目の適応外使用を追加
- 厚生労働省は4月27日に、新たに薬事・食品衛生審議会において公知申請に関する事前評価を受けた医薬品の適応外使用に係る通知を発出した。厚労省は同日開催の薬事・食品衛生審議会医薬品第一部会で、医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬のうち3品目、翌28日の医薬品第二部会で、7品目について「公知申請を行って差し支えない」と判断。これにより適応外使用であっても保険適用の対象となる。厚労省はこれらの医薬品について・・・
ダウンロードしたPDFファイルを閲覧・印刷するには、Adobe Reader(またはAdobe Acrobat Reader)がインストールされている必要があります。
まだインストールされていない場合は、こちらより、Adobe Readerを予め、ダウンロード、インストールしておいてください。
まだインストールされていない場合は、こちらより、Adobe Readerを予め、ダウンロード、インストールしておいてください。