-
2009年02月05日(木)
レセプトオンライン義務化、達成義務年限の例外的措置が不可欠 四病協声明
-
日本病院会、全日本病院協会、日本医療法人協会、日本精神科病院協会からなる四病院団体協議会は2月5日に、レセプトオンライン請求義務化に対する共同声明を発表した。
共同声明では、レセプトオンライン請求は保険者側にメリットがあるだけで、医療機関側にはメリットがないとして「請求から支払いまでの期間を現行の約2か月から約1か月に短縮するとともに、本来、保険者が負うべき負担としての事務手数料の減額分を医療機関・・・
-
2009年02月04日(水)
レセプトオンライン請求義務化に強い憤り 日医IT委員会中間答申
-
日本医師会医療IT委員会が2月4日に公表した日医に対する中間答申で、レセプトオンライン請求義務化に関するもの。平成20年7月の日本医師会長の諮問を受け、IT委員会が、同委員会での検討結果を中間答申として提出した(p2参照)。
中間答申では、まとめにおいて「真摯に国民医療、地域医療に取り組み続けている医療機関の中には、物理的にレセプトのオンライン提出に対応することができない施設も多数存在する」として、こ・・・
-
2009年02月04日(水)
介護従事者の処遇改善と人材確保などの雇用創出案を提示 自民厚労部会
-
自民党が2月4日開催した厚生労働部会で配布された資料。この日は、現下の雇用失業情勢及び、厚生労働分野における雇用創出(案)についての説明が行われた。
資料では、新たに雇用創出に繋がると考えられる事項として、医療関連では「救急医療体制の強化」「創薬のための基盤の整備」などのほか、「介護従事者の処遇改善と人材確保」を掲げている<page10.11>。また、地域における雇用創出策として検討した事項として、(・・・
-
2009年01月27日(火)
オンライン請求、一態様に定めたもので請求権や財産権の侵害に当たらない
-
- 診療報酬オンライン請求に関する質問に対する答弁書(1/27)《厚労省》
- 発信元:厚生労働省 保険局 保険システム高度化推進室 カテゴリ: 診療報酬
答弁書によると、「オンライン請求については、療養の給付に関する費用の請求に関する手続の一態様に導入したもの。請求権や財産権の侵害に当たるとは考えていない」としている(p1~p2参照)。また、オンライン請求の導入に当たっては、改正規定の施行後も十分な準備期間を設けている、小規模な保険医療機・・・
-
2009年01月25日(日)
レセプトオンラインの義務化中止など、17項目の医療改善を緊急提言 保団連
-
- 第2回代議員会決議(1/25)《保団連》
- 発信元:全国保険医団体連合会 カテゴリ: 医療制度改革
資料では、医療・介護崩壊の危機に対する国民の不安と批判が高まり、政府は社会保障の見直しをせざるを得ない状況に追い込まれている、と指摘している。また一方で、「社会保障の機能強化」と一体で打ち出されいるのが、消費税増税であり、医療・介護については、200・・・
-
2009年01月15日(木)
オンライン請求で事務代行者を介した場合の届出様式を通知 厚労省通知
-
厚生労働省が1月15日付けで都道府県の国民健康保険主管課長等に宛てて出した「保険医療機関又は保険薬局に係る電子情報処理組織等を用いた費用の請求等に関する取扱い」に関する通知。
今回の改正では、光ディスク等を用いた費用の請求に関する通知が改正されたことに伴い、歯科の光ディスク等を用いた費用の請求に関する取扱いを定めている。同時に、保険医療機関又は保険薬局等が、療養の給付費等の請求にあたって、事務代行・・・
-
2008年12月26日(金)
支払基金の機能を紛争解決に特化すると、サービス提供に支障を来たしかねない
-
- 規制改革会議「第3次答申」に対する厚生労働省の考え方(12/26)《厚労省》
- 発信元:厚生労働省 政策統括官 社会保障担当参事官室 カテゴリ: 医療制度改革
支払基金が公表したレセプトオンライン化の「業務効率化計画」については、業務の見直しを図ろうとするものである、と一定の評価をしている。その上で、支払基金に対して、一層の効率化に向けた検討・・・
-
2008年12月25日(木)
歯科について光ディスク等を用いた費用の請求に関する取扱いを通知 厚労省
-
- 電子情報処理組織の使用による費用の請求に関して厚生労働大臣が定める事項及び方式並びに光ディスク等を用いた費用の請求に関して厚生労働大臣が定める事項、方式及び規格について(12/25付 通知)《厚労省》
- 発信元:厚生労働省 保険局 カテゴリ: 診療報酬
(ページ数が多量なため、別添資料は割愛しています。)
-
2008年12月01日(月)
オンライン請求義務化なら「辞める」、医科12.2%、歯科7.2% 保団連調べ
-
- レセプトオンライン請求義務化に関するアンケート結果(12/1)《保団連》
- 発信元:全国保険医団体連合会 カテゴリ: 医療制度改革
結果によると、医科ではオンライン請求に「対応できる」という回答は46.2%であり、「対応できない」20.3%、「分からない」32.6%が過半数を占めたとしている。歯科ではオンライン請求に「対応できる」という回答は33.1%であり、「対応で・・・
-
2008年11月28日(金)
診療報酬オンライン請求義務化で60歳以上の開業医の約3割が廃院 保団連
-
- オンライン請求義務化で60歳以上開業医の約3割が「辞める」(11/28)《保団連》
- 発信元:全国保険医団体連合会 カテゴリ: 診療報酬
その結果、60歳以上の開業医2699人中747人(27.2%)が、オンライン請求が義務化されたら開業医を「辞める」と回答している・・・
-
2008年11月11日(火)
レセプトオンライン請求の完全義務化、個別の判断は適当でない 厚労省答弁
-
厚生労働省は11月11日に、参議院議員から提出された診療報酬のオンライン請求の完全義務化に関する質問に対する答弁書を公表した。
答弁書によると、平成20年5月診療分について社会保険診療報酬支払基金が集計した結果によると、レセプトコンピュータを使用して診療報酬等の請求を行った保険医療機関等は、医科病院が8708施設、医科診療所が7万5902施設、薬局が4万7060施設などとなっている。一方で、レセプトコンピュータを使・・・
-
2008年10月29日(水)
高度医療評価制度、導入後間もないため、当面の推移を見守る意向 日医
-
日本医師会は10月29日に、政府が10月24日に明らかにした、第3次答申に向けた規制改革会議の重点分野と課題について、見解を示した。
第3次答申に向けた重点分野と課題のうち、レセプトオンライン請求の完全義務化については、日医が行ったアンケートで、「回答医療機関の8.6%が、レセプトオンライン化に対応できないため、廃院を考えている」といった結果を示し、完全義務化は地域医療の崩壊につながる重大な問題だとした。そ・・・
-
2008年10月22日(水)
レセプトオンライン請求の完全義務化は、地域医療崩壊に拍車 日医ら3団体
-
日本医師会、日本歯科医師会、日本薬剤師会は10月22日に、レセプトオンライン請求の完全義務化撤廃を求める、共同声明を発表した。
3団体は、地域医療が危機的状況になあるなか、国は効率化の名のもと、一方的に医療費の削減を押し付ける目的で、レセプトオンライン請求の完全義務化を強引に推進しようとしている、と指摘している。また、レセプトオンライン請求の完全義務化が進めば、地域医療崩壊に拍車をかけることは明らか・・・
-
2008年10月15日(水)
年金受給者に係る記録について、本人宅に訪問し確認を要請 社会保険庁
-
社会保険庁が10月15日に、地方社会保険事務局長宛てに出した通知で、厚生年金保険における不適正な遡及訂正処理の可能性のある記録のうち年金受給者に係るものへの対応に関するもの。
厚生年金保険の記録問題については、オンライン上の全ての記録から不適正な遡及訂正処理の可能性のある記録を抽出した上で、本人による当該記録の確認調査を行うことになっている。
通知では、年金記録の確認を行う対象者を示し・・・
-
2008年10月10日(金)
診療報酬明細書へのDPC・包括評価の診療内容添付について周知徹底
-
厚生労働省は10月10日付で地方厚生(支)局宛てに、「医療費の内容の分かる領収証及び個別の診療報酬の算定項目の分かる明細書の交付について」の一部改正に関する通知を出した。
医療費の内容の分かる領収証等の交付は、平成20年4月の診療報酬改定で、オンラインで療養の給付費等を請求することとされた保険医療機関に対して、患者の求めがあった場合に交付することが義務づけられた。さらに平成21年1月診療分からは、診断群・・・
-
2008年10月03日(金)
平成21年1月診療分より、DPCコーディングデータを提出へ DPC評価分科会
-
厚生労働省が10月3日に開催した中医協の診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会で配布された資料。この日は、調整係数の廃止に伴う新たな機能評価係数等について、研究班から報告があった。
「包括払い方式が医療経済及び医療提供体制に及ぼす影響に関する研究」班では、(1)プロセス(2)ケースミックスとパフォーマンス(3)ストラクチャー(構造)(4)地域での役割(貢献度)―について、具体的な項目を検討している・・・
-
2008年10月02日(木)
電子点数表の見直し、ベンダーからヒアリングする場設置へ 医療評価委員会
-
- 医療評価委員会(平成20年度 第3回 10/2)《内閣府》
- 発信元:内閣府 情報通信技術(IT)担当室 カテゴリ: 医療提供体制
電子点数表については、算定ロジックの明確化や患者請求を考・・・
-
2008年09月05日(金)
オンライン請求、払戻・再請求に関する取扱要領を追加 厚労省通知
-
厚生労働省がこのほど、地方社会保険事務局長等宛てに出した通知で、保険医療機関又は保険薬局に係る電子情報処理組織等を用いた費用の請求等に関する取扱いについて。
今回の改正は、オンラインによる費用の請求に関する払戻・再照会の取扱い通知「保険医療機関又は保険薬局に係る電子情報処理組織等を用いた費用の請求に関する取扱要領」を一部変更するもので、平成20年10月請求分から適用される(p1参照)。
資料には・・・
-
2008年09月03日(水)
レセプトオンライン化の推進、医療現場の体制整備に支援が必要 日医見解
-
日本医師会は9月3日の定例記者会見で、厚生労働省の「平成21年度予算概算要求」について見解を示した。
日医は、厚生労働省が公表した「平成21年度予算概算要求」について、「社会保障費の自然増に対する年2200億円の国庫負担の削減が維持されていることはきわめて遺憾」と指摘している。
また、「救急、産科、小児科医療及びこれらを担う勤務医対策が重視されていることは評価する」との見解をみせたものの、「本来は、診・・・
-
2008年08月29日(金)
「社会保険オンラインシステムの見直し」に1355億円概算要求 社会保険庁
-
社会保険庁は8月29日に、平成21年度の概算要求の概要を公表した。
平成21年度の社会保険庁事業運営費の要求総額は4526億円で、対前年度比では170億円減少している(p2参照)。要求予算の主要事項には、年金記録問題への対応や業務改革の推進などをあげており、「社会保険オンラインシステムの見直し」に1355億円と、最も高額な予算を概算要求している(p6参照)。また、国民サービスの向上として、年金保険料の納付実・・・
-
2008年08月20日(水)
2010年までに全てのレセコンに電算処理基本マスタ搭載へ 重点計画2008
-
- 重点計画-2008(8/20)《内閣官房》
- 発信元:内閣官房 情報通信技術(IT)担当室 カテゴリ: 医療提供体制
ITによる医療の構造改革では、「医療分野の情報化」と「国民視点の社会保障サービスに向けた情報利活用環境の実現」について、具体的な施策が記載されている(p24~p31参照)。
レセプトオン・・・
-
2008年07月25日(金)
IT新改革戦略の重点計画2008、医療分野について明らかに
-
- IT新改革戦略評価専門調査会(第1回 7/25)《内閣府》
- 発信元:内閣府 情報通信技術(IT)担当室 カテゴリ: 医療制度改革
IT政策ロードマップでは、(1)これまでのIT戦略の進捗とそれに対する評価(2)IT政策ロードマップの策定(3)国民本位のワンストップ電子行政、医療・社会保障サービスの実現(4)ITを安心して活用でき、環境に先進的な社会の実現(5)「つ・・・
-
2008年07月02日(水)
8.6%の医療施設がオンライン請求に対応できず廃院を検討 日医調査
-
日本医師会は7月2日に開催した定例記者会見で、レセプトオンライン請求義務化に関するアンケート調査の結果を公表した。
日医は、平成23年4月から原則義務化されるレセプトオンライン請求について、「義務化ではなく、できるところから手挙げ方式で移行し、IT化に対応出来ない医療機関にも十分配慮する必要がる」と主張してきた(p3参照)。
今回の調査は、都道府県医師会に所属する病院、診療所の開設者を対象に行われ・・・
-
2008年06月30日(月)
ネットによる特定高齢者候補者判定システムを開始 長寿科学振興財団
-
厚生労働省は6月30日に、長寿科学振興財団のホームページで、インターネットを利用した特定高齢者候補者判定システムを開始したことを公表した。
このシステムは、高齢者やその家族がいつでも自宅等において、生活機能を確認するためのもので、基本チェックリストの回答結果に応じて、心身の生活機能の状態や日常生活における留意点等を表示する(p1参照)。また、回答の結果、特定高齢者の候補者に該当した場合は、本人の・・・
-
2008年06月25日(水)
社会保障国民会議、将来でなく現在の財源確保必須 日医見解
-
日本医師会は6月25日に開催した定例記者会見で、政府の社会保障国民会議がとりまとめた中間報告に対する意見を公表した。
日医は、中間報告の骨子案で「将来の財源確保は大きな課題」とされたことについて、将来ではなく現在の財源確保が必須である、と主張している(p1参照)。具体的には(1)サービス提供体制(2)専門職種間の機能・役割分担(3)診療報酬・介護報酬体系の見直し(4)保険免責制等(5)レセプトオンラ・・・
ダウンロードしたPDFファイルを閲覧・印刷するには、Adobe Reader(またはAdobe Acrobat Reader)がインストールされている必要があります。
まだインストールされていない場合は、こちらより、Adobe Readerを予め、ダウンロード、インストールしておいてください。
まだインストールされていない場合は、こちらより、Adobe Readerを予め、ダウンロード、インストールしておいてください。