-
2016年08月30日(火)
[予算] 医療事故調査制度の運用に9億8,000万円などを要求 医政局
- 厚生労働省は8月30日、医政局の2017年度予算概算要求について公表した。 2017年度の概算要求額は2,061億8,300万円で、前年度に比べて225億600万円・12.3%の増額要求となっている(p1参照)。 このうち「新しい日本のための優先課題推進枠」は339億7,600万円で、主な内訳は(1)質が高く効率的な医療提供体制の確保:59億2,000万円、(2)健康・予防づくりの推進:4億3,000万円、(3)医療分野の研究開発の促進:45億2,000・・・
-
2016年08月25日(木)
[先進医療] 関節リウマチに対するヒドロキシクロロキン併用療法に「適」
- 厚生労働省は8月25日、「先進医療技術審査部会」を開催し、(1)継続審議の評価を受けた技術の再評価結果、(2)新規申請技術の評価結果、(3)試験実施計画の変更、(4)協力医療機関の追加、(5)先進医療の取下げ―などを実施した。 (1)では、8月4日の先進医療技術審査部会で継続審議の評価を受けていた、既存抗リウマチ薬抵抗性の関節リウマチに対する「ヒドロキシクロロキン併用療法」(先進医療Bとして申請)を「適」と・・・
-
2016年08月17日(水)
[医療改革] 心血管疾患急性期、施設等の医療資源や体制提案 心血管疾患WG
- 厚生労働省は8月17日、「心血管疾患に係るワーキンググループ(WG)」の初会合を開催。「心血管疾患急性期の診療提供体制構築に向けた考え方」を提案し、「専門的医療を行う施設の役割分担等の考え方」などを議論した。 心血管疾患急性期診療に関し、厚労省は心血管疾患の急性期で、大動脈疾患に対するステントグラフト治療などの低侵襲な治療法が普及してきたことを踏まえ、急性期診療提供体制について議論する必要があると提・・・
-
2016年08月05日(金)
[医学研究] 国立がん研究センターなどを実績評価 高度専門医療部会
- 厚生労働省は8月5日、国立研究開発法人審議会の「高度専門医療研究評価部会」を開き、国立研究開発法人の「国立がん研究センター」、「国立長寿医療研究センター」の2015年度業務実績評価などを議題とした。 今回、国立がん研究センターに関し、資料が提出され、2015年度の(1)業務実績評価書案(全体の評定:S)(p1~p92参照)、(2)業務実績評価説明資料(p93~p132参照)、(3)監査報告(p133参照)、(4)財務・・・
-
2016年08月03日(水)
[医学研究] 国立循環器病研究センターなどを実績評価 高度専門医療部会
- 厚生労働省は8月3日、厚生労働省国立研究開発法人審議会の「高度専門医療研究評価部会」を開催し、国立研究開発法人の「国立循環器病研究センター」、「国立精神・神経医療研究センター」の2015年度業務実績評価などを議題とした。 今回、国立循環器病研究センターに関し、資料が提出され、2015年度の(1)業務実績評価書案(全体の評定:A)(p4~p47参照)、(2)2015年度業務実績評価説明資料(p48~p56参照)、(3)監・・・
-
2016年07月20日(水)
[医療改革] 健康に応じた支払い制度や直接補助を提案 政策コメンテータ委
- 内閣府は7月20日、政策コメンテーター委員会の「2016年総会」を開催し、「経済財政政策における重点課題」などを議論した。委員会は経済の現状・見通し、経済財政政策に関する重要課題について、各界の有識者の意見を幅広くかつ定期的に収集・集約し、経済財政諮問会議に伝えている。 医療・介護分野について、財務省の「医療・介護に関する研究会」の座長も務める井伊雅子委員(一橋大学国際・公共政策大学院教授)が資料提出・・・
-
2016年07月15日(金)
[医療改革] 「不採算で、医療機器の安全確保が不十分」 医療計画検討会2
- 7月15日に開催された「医療計画の見直し等に関する検討会」では、このほか、(1)医療機器の配置のあり方、(2)医師の確保―などを議論した。 (1)に関し、厚労省は医療法で、病院の開設者・管理者が医療計画達成へ、設備・器械などを病院勤務していない医師等の診療・研究・研修のために利用させるよう努めると規定されていると説明(p25~p27参照)。設備・器械の共同利用に関連する「都道府県別のCT・MRIの現況」や「医療・・・
-
2016年07月08日(金)
[難病対策] 自治体や研究者からヒアリングを実施 HTLV―1協議会
- 厚生労働省は7月8日、「HTLV―1対策推進協議会」を開催し、(1)取り組みや自治体のヒアリング(p4~p7参照)、(2)HTLV―1の啓発・普及活動(p8~p15参照)、(3)研究報告(p16~p34参照)、(4)今後の対策に関する意見交換―などを議論した。HTLV―1とは、ヒトT細胞白血病ウイルスのこと。主に母乳を介してリンパ球に感染し、成人T細胞白血病(ATL)やHTLV―1関連脊髄症(HAM)、ぶどう膜炎(HU)の原因となる。 (1)で・・・
-
2016年06月28日(火)
[医療改革] 新専門医制、「早急に検討の場をつくり不安解消を」 塩崎大臣
- 塩崎恭久厚生労働大臣は6月28日の閣議後の会見で、日本専門医機構の理事決定に関して言及した。 塩崎厚労相は、「昨日、日本専門医機構に新たな理事が誕生した。地域医療を担う医療関係者だけではなく、地方自治体、学識経験者、患者、国民の代表が選任されており、幅広い関係者の意見が反映され得る構成になったことは評価をしたい」としながらも、「社員総会で学識経験者の枠を決めていながら、(そこに)学会代表が混じって・・・
-
2016年06月27日(月)
[肝炎対策] 「世界肝炎デー」に合わせ、普及啓発イベントを実施 東京都
- 東京都は7月31日に、「ウイルス性肝炎早期発見・治療キャンペーン」を実施する。7月28日の「世界(日本)肝炎デー」(7月25日~31日は「肝臓週間」)に合わせ、ウイルス性肝炎のまん延防止や、差別・偏見の解消、感染予防推進などの普及啓発を目的としている。(p1参照)。 主な取り組みとして、(1)「肝炎対策普及啓発イベント」(7月31日14時~15時)、新宿ステーションスクエア(新宿アルタ前広場)にて、肝臓専門医(・・・
-
2016年06月27日(月)
[医療改革] 社員総会で次期執行部の理事24人を承認 日本専門医機構
- 日本専門医機構は6月27日、社員総会を開催し、次期執行部の理事24人を承認した。 日本専門医機構は2017年度から、総合診療専門医の認定などを行う新専門医制度を開始する予定だったものの、医師の偏在を招くと懸念の声が相次ぎ、厚生労働省が専門委員会を設置して検討を続けている。また、日本医師会や四病院団体協議会は6月7日、日本専門医機構などに対して、医療関係者や患者の意見が十分に反映するよう、ガバナンスや運営を・・・
-
2016年06月23日(木)
[医療改革] 小児医療で救急体制・定期接種化・医療費助成の提言 日医総研
-
- 小児医療の現状と今後に向けての提言(6/23)《日本医師会総合政策研究機構》
- 発信元:日本医師会総合政策研究機構 カテゴリ: 医療保険 診療報酬 医療提供体制
-
2016年06月14日(火)
[医療改革] 専門医機構に遺憾を示す 塩崎厚労相
- 塩崎恭久厚生労働大臣は6月14日の閣議後の会見で、専門医制度に関して言及した。 塩崎厚労相は、日本専門医機構に対して、「日本医師会と四病協の要望書や私の談話の趣旨がまったく踏まえられず、大変遺憾。各学会は、一度立ち止まり、新たな検討の場での精査を踏まえ、対応方針を判断するよう求めたい」と強調した(p1参照)。 また、記者からの「4月1日からのスタートを延期すべきか」との質問に対して、「地域医療に大・・・
-
2016年06月07日(火)
[医療改革] 医師偏在懸念がある領域の専門医制度開始延期を要望 日医
- 日本医師会と四病院団体協議会(日本病院会・全日本病院協会・日本医療法人協会・日本精神科病院協会)は6月7日の合同緊急記者会見で、「新たな専門医の仕組みへの懸念」を表明(p1~p3参照)。6点の要望を示した。 新専門医制度は、日本専門医機構が準備を行っていたが、医師偏在を招くなど不安の声が強まり、医療部会に専門委員会を設置。2017年度の開始に向け、議論を行っている。 横倉義武日本医師会会長らは、このまま・・・
-
2016年06月07日(火)
[医療改革] 専門医機構に「一層の取り組みを強く期待」 塩崎厚労相
- 塩崎恭久厚生労働大臣は6月7日、日本医師会と四病院団体協議会から日本専門医機構と基本診療領域を担う学会に対して「新たな専門医の仕組みへの懸念」に関する要望書が提出されたことを受け、談話を発表した(p2参照)。 塩崎厚労相は、「医療を担う人々が医師・研修医の偏在防止や、日本専門医機構のガバナンスの抜本的見直しを要望した趣旨を十分理解する」とし、日本専門医機構や各学会に対して「要望や意見を真摯に受け・・・
-
2016年05月30日(月)
[医療改革] 地域医療の混乱回避へ2017年度専攻医定員枠を提案 専門医委
- 厚生労働省は5月30日、社会審議会医療部会の下部組織「専門医養成のあり方に関する専門委員会」を開催。地域医療の混乱などを防ぐため、2017年度の「専門医養成に向けた関係者の役割案」、「専攻医定員枠の設定方針案」を提示した。 新専門医制度は、日本専門医機構が19基本診療領域にわたる総合診療専門医認定と養成プログラムの評価をする制度を2017年度に開始する予定だったものの、医師の偏在を招くと懸念の声が相次ぎ、専・・・
-
2016年05月27日(金)
[予定] 注目される来週の審議会スケジュール(5月30日~6月4日)
-
- 来週注目の審議会スケジュール(5月30日~6月4日)(5/27)《厚生政策情報センター》
- 発信元:厚生政策情報センター カテゴリ: その他
-
2016年05月20日(金)
[がん対策] 情報提供・医療安全などの検討事項を提案 がん診療検討会
- 厚生労働省は5月20日、「がん診療提供体制のあり方に関する検討会」を開催し、今後「議論すべきこと」を提案した。 厚労省は、総論として、がん診療提供体制はこれまで、均てん化(偏り・格差のないこと)を目指して整備が進められてきたが、均てん化できているのか検討すると提案。また、今後、集約化した方がよい領域・機能など、均てん化と集約化のバランスを検討するとしている。加えて、各論として、(1)がんゲノム医療、・・・
-
2016年05月19日(木)
[医療改革] 医師需給分科会の中間取りまとめを了承 医療従事者検討会
- 厚生労働省は5月19日、「医療従事者の需給に関する検討会」を開催。下部組織の「医師需給分科会」の中間取りまとめを議論し、大筋で了承している(p3~p10参照)。中間取りまとめは、(1)はじめに(p3参照)、(2)これまでの医学部定員(p3~p5参照)、(3)将来の医師需給推計(全国レベル)(p5~p8参照)、(4)医師偏在対策(p8~p9参照)、(5)当面の医学部定員の基本的方針(p10参照)―の5項目で構成さ・・・
-
2016年05月13日(金)
[歯科] 専門医認定の客観的な評価方法、評価基準を 厚労省WG
-
- 歯科医師の資質向上等に関する検討会 歯科医療の専門性に関するワーキンググループ(第5回 5/13)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 医政局 歯科保健課 カテゴリ: 医療制度改革 医療提供体制 予算・人事等
-
2016年04月27日(水)
[医療改革] 専攻医数募集枠、委員長が従来どおりの試行提案 専門医養成委
- 厚生労働省は4月27日、社会審議会医療部会の下部組織「専門医養成のあり方に関する専門委員会」を開催し、「委員長提案の論点」を議論した。 永井良三委員長(自治医科大学学長)は私案として、新専門医制度に関して、(1)専門医養成の主な特徴、(2)専門医機構と都道府県の協議会の役割、(3)専攻医数の募集枠の設定―の3項目の論点を提示している(p108参照)。 (1)では、都道府県に設置される協議会が主体的な役割・・・
-
2016年04月20日(水)
[医療改革] 医師偏在是正へ地域枠・臨床研修の倍率縮小を検討 需給検討会1
- 厚生労働省は4月20日、「医療従事者の需給に関する検討会」と下部組織の「医師需給分科会」を合同開催。中間取りまとめに向けて、(1)医師偏在対策、(2)当面の医師養成数―の大きく2項目に分けて論点案を提示した。 (1)に関し、医師の勤務環境などから、病院・診療所等の施設や小児科・産婦人科などの診療科で、地域間の医師配置の格差が生じていると課題が指摘されている。今回、厚労省は直接的な対策として、医師配置に関・・・
-
2016年04月13日(水)
[健康] 医療提供体制に関する意見などを整理 アレルギー対策協議会
- 厚生労働省は4月13日、「アレルギー疾患対策推進協議会」を開催した(p1~p44参照)。協議会は2015年12月に施行された「アレルギー疾患対策基本法」にもとづき設置され、2016年夏に「アレルギー疾患対策基本指針」を策定することが目的。 今回は、倉本惠生委員(国立研究開発法人森林総合研究所森林植生研究領域植生管理研究室長)が「アレルギー疾患(花粉症)に対する森林・林業分野の取り組み」(p4~p17参照)を、大阪・・・
-
2016年04月08日(金)
[がん対策] 次期基本計画策定に向け報告書を公表 緩和ケア検討会
- 厚生労働省は4月8日、「緩和ケア推進検討会報告書」(p2~p14参照)を公表した。がん対策は、2017年6月の次期基本計画の閣議決定に向け、重点課題の「健診」、「医療提供体制」、「緩和ケア」を検討会で議論している。報告書は、「実施すべき取り組み」として、(1)新指標に基づく拠点病院における緩和ケアの提供、(2)緩和ケア研修会、(3)普及啓発・教育、(4)がん疼痛評価の指標、(5)地域における緩和ケア提供体制―の・・・
-
2016年04月06日(水)
[医療改革] 新専門医制で病院・地域間偏在や協議体制の課題指摘 医療部会
- 厚生労働省は4月6日、社会保障審議会の「医療部会」を開催し、「新たな専門医の仕組みに関する検討状況」などを議論した。新専門医制度は、日本専門医機構が19基本診療領域にわたる総合診療専門医認定と養成プログラムの評価をする制度を2017年度に開始する予定だったものの、2月18日の社会保障審議会医療部会で医師の偏在を招くと懸念の声が相次ぎ、「専門医養成の在り方に関する専門委員会」を設置して引き続き議論するとされ・・・
ダウンロードしたPDFファイルを閲覧・印刷するには、Adobe Reader(またはAdobe Acrobat Reader)がインストールされている必要があります。
まだインストールされていない場合は、こちらより、Adobe Readerを予め、ダウンロード、インストールしておいてください。
まだインストールされていない場合は、こちらより、Adobe Readerを予め、ダウンロード、インストールしておいてください。