-
2016年10月11日(火)
[医療安全] 医療事故報告受付32件、センター調査依頼6件 医療安全調査機構
- 日本医療安全調査機構(医療事故調査・支援センター)は10月11日、2016年9月における「医療事故調査制度の現況報告」(p1~p2参照)を公表した。 医療事故報告の「受け付け件数」は32件(累計388件)。内訳は、病院からの報告が30件、診療所からの報告が2件だった(p1参照)。 診療科別では外科8件、内科4件、整形外科3件、消化器科、循環器内科、心臓血管外科各2件、産婦人科、小児科、精神科各1件、その他8件。地域別・・・
-
2016年10月04日(火)
[予算] オプジーボ、「次回薬価改定まで放置するのは問題」 財政分科会
- 財務省は10月4日、財政制度等審議会の「財政制度分科会」を開催し、「経済・財政再生計画」と「改革工程表」における社会保障(医療・介護関連)の改革項目について説明した。 具体的には、(1)高額療養費の見直し(p30~p32参照)、(2)介護療養病床等の効率的なサービス提供体制への転換(次回会合で説明)、(3)入院時の光熱水費相当額に係る負担の見直し(p33参照)、(4)かかりつけ医以外を受診した場合の定額負・・・
-
2016年09月30日(金)
[難病対策] 2017年度指定難病として13疾病の追加を了承 指定難病検討委
- 厚生労働省は9月30日、厚生科学審議会・疾病対策部会の「指定難病検討委員会」を開催。「個別疾病の検討」を行い、13疾病に関して指定難病に追加することを了承した。 厚労省では、2017年度に追加する指定難病の選定を行っており、個別疾患の検討/指定難病に関する一定の整理/パブリックコメント/学会に意見聴取―の実施を経て、2017年4月より、当年度実施分の医療費助成を開始する予定となっている。検討対象は、2014年度・2・・・
-
2016年09月14日(水)
[難病対策] 医療提供体制のあり方に関する報告書案を提示 難病対策委
- 厚生労働省は9月14日、厚生科学審議会・疾病対策部会の「難病対策委員会」を開催し、「報告書案」などを議題とした。 報告書案は、「難病の医療提供体制のあり方」についてまとめており、(1)難病の現状ならびに難病医療の課題および目指すべき方向性(p9~p11参照)、(2)難病の医療提供体制のあり方の基本理念および各医療機能と連携のあり方(p11~p18参照)、(3)難病の医療提供体制構築のための留意事項・・・
-
2016年09月13日(火)
[医療費] 2015年度の医療費、前年比3.8%増の41.5兆円 厚労省
- 厚生労働省は9月13日、2015年度の「医療費の動向(概算医療費の年度集計結果)」を公表した。支払基金と国保連の医療費データをまとめたもので国民医療費の約98%(労災・全額自費等の費用を含まない)に相当する。 概算医療費は41.5兆円で、前年度に比べて3.8%増となる1.5兆円増加。年次推移では、医療費の伸び率は2013年度が2.2%、2014年度が1.8%で2%前後にとどまっていたが、今回は3.8%と大きく伸びている・・・
-
2016年09月13日(火)
[地域医療] 公立病院経営改革推進に向け初会合 地域医療・公立病院研究会
- 総務省は9月13日、「地域医療の確保と公立病院改革の推進に関する調査研究会」の初会合を開催し、(1)研究会の運営方針、(2)研究会における検討の進め方、(3)公立病院の現状と課題―について、資料を用いて説明を行うなどした。 研究会は、2015年3月公布の「新公立病院改革ガイドライン」で提示された、「新公立病院改革プラン」策定要請を踏まえ、地域における医療提供体制の確保や公立病院のさらなる経営改革を推進するた・・・
-
2016年09月09日(金)
[医療改革] 救急医療など、5事業の見直しの方向性を提示 医療計画検討会1
- 厚生労働省は9月9日に「医療計画の見直し等に関する検討会」を開催し、「医療の確保に必要な事業(救急医療等確保事業等)」の現状と課題などを議論した。 5疾病・5事業の「5事業」に関して、前回会議で「引き続き現状の5事業について重点的に取り組む」ことが提案されていた。構成員からは「災害医療について、前回の第6次医療計画で中長期の視点を加えたが、熊本地震などで十分に発揮されたか検証が必要」、「周産期医療と小・・・
-
2016年09月09日(金)
[医療改革] 日本小児科学会の提言踏まえた体制整備を 医療計画検討会2
- 厚生労働省は9月9日に「医療計画の見直し等に関する検討会」を開催し、「医療の確保に必要な事業(救急医療等確保事業等)の現状と課題」などを議論。5事業の「現状と課題」と「見直しの方向性」を示した。 「へき地の医療」では、現状と課題を「巡回診療、医師派遣、代診医派遣のいずれも実施していないへき地医療拠点が一定程度存在」、「へき地の保健医療体制の確保は、県全体の医療従事者の養成・確保策と連動することが必・・・
-
2016年09月09日(金)
[医療安全] 医療事故報告受付39件、センター調査依頼1件 医療安全調査機構
-
- 医療事故調査制度の現況報告(8月)(9/9)《日本医療安全調査機構》
- 発信元:日本医療安全調査機構 カテゴリ: 医療制度改革 医療提供体制 調査・統計
-
2016年09月02日(金)
[腎臓移植] 小児腎臓移植希望者選択基準の年齢区分で4例提示 腎移植作業班
- 厚生労働省は9月2日、「腎臓移植の基準等に関する作業班」を開催し、「小児腎臓移植希望者(レシピエント)選択基準の一部改正」などを議論した。脳死下にある小児ドナーから腎臓が提供された全事例で30~60歳代のレシピエントへ移植されており、小児ドナーからの腎臓提供は小児レシピエントを優先すべきとの指摘があった。厚生科学審議会疾病対策部会臓器移植委員会での審査結果、小児ドナーから小児レシピエントへの腎移植を優・・・
-
2016年09月02日(金)
[健康] 受動喫煙と肺がんとの因果関係は科学的証拠十分 厚労省
- 厚生労働省は9月2日、「喫煙と健康 喫煙の健康影響に関する検討会報告書」を公表した。これは、2001年に厚労省が取りまとめた「喫煙と健康問題に関する検討会報告書」以来の新たな報告書となる。前回の報告書公表から十数年が経過して、その間に受動喫煙など新たな科学的知見が蓄積されたほか、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、受動喫煙防止対策を強化する必要性が高まっていることなどが背景。 報告書は、・・・
-
2016年08月31日(水)
[難病対策] 医療提供体制のモデルケース骨子案を提示 難病対策委
- 厚生労働省は8月31日、厚生科学審議会・疾病対策部会の「難病対策委員会」を開催し、(1)難病の医療提供体制に係る都道府県の具体的な取り組み(p6~p29参照)、(2)難病の遺伝子診断などの実施のあり方(p30~p51参照)、(3)難病の医療提供体制のあり方(モデルケース骨子)案(p51~p68参照)―などを議題とした。 (1)では、大阪府による「難病患者在宅医療支援事業」(p6~p17参照)や、富山県による「難病医療・・・
-
2016年08月29日(月)
[難病対策] 2017年度指定難病として8疾病の追加を了承 指定難病検討委
- 厚生労働省は8月29日、厚生科学審議会・疾病対策部会の「指定難病検討委員会」を開催。「個別疾病の検討」を行い、8疾病に関して指定難病に追加することを了承した。 厚労省では、2017年度に追加する指定難病の選定を行っており、個別疾患の検討/指定難病に関する一定の整理/パブリックコメント/学会に意見聴取―の実施を経て、取りまとめる予定となっている。検討対象は、2014年度・2015年度難治性疾患政策研究事業で研究さ・・・
-
2016年08月26日(金)
[がん対策] 患者の状況に即した個別医療の実現を がん対策協議会
- 厚生労働省は8月26日、「がん対策推進協議会」を開催。前回に引き続き、「がん対策推進基本計画の見直し」を検討し、(1)将来を見据えたがん対策の実現(p17~p25参照)、(2)がんに関する研究開発(p26~p36参照)、(3)がん登録(p37~p41参照)―を議題とした。 がん対策推進基本計画は、5年を1期としており現在は第2期にあたる。第3期がん対策推進基本計画は、2017年6月の閣議決定へ向けて議論しており、2016年末に・・・
-
2016年08月24日(水)
[医薬品] 新医薬品9成分15品目の薬価収載を承認 中医協・総会2
- 8月24日の中央社会保険医療協議会の「総会」で、新たに薬価収載が承認された医薬品は、次の9成分15品目(2016年8月31日収載予定)。(1)抗てんかん剤(他の抗てんかん薬で十分な効果が認められないてんかん患者に対する抗てんかん薬との併用療法用薬)『ビムパット錠50mgなど』(ユーシービージャパン)(2)抗パーキンソン剤(レボドパ含有製剤を含む既存の薬物療法で十分な効果が得られないパーキンソン病の症状の日内変動[w・・・
-
2016年08月09日(火)
[医療安全] 医療事故報告受付32件、センター調査依頼5件 医療安全調査機構
-
- 医療事故調査制度の現況報告(7月)(8/9)《日本医療安全調査機構》
- 発信元:日本医療安全調査機構 カテゴリ: 医療制度改革 医療提供体制 調査・統計
-
2016年07月26日(火)
[難病対策] 医療提供体制のモデルケース、秋頃取りまとめ 難病対策委
- 厚生労働省は7月26日、厚生科学審議会・疾病対策部会の「難病対策委員会」を開催し、(1)難病対策の現状(p3~p22参照)、(2)難病医療提供体制のあり方(p23~p41参照)―などを議題とした。 (2)に関し、厚労省は、検討の視点として、(i)早期診断のために都道府県内で必要な連携体制、(ii)専門的機能を持つ施設との、都道府県の枠を超えた連携体制、(iii)診断後、身近な医療機関で適切な医療を受けるための連携体・・・
-
2016年07月13日(水)
[難病対策] 2017年度難病指定実施分として9疾病を了承 指定難病検討委
- 厚生労働省は7月13日、厚生科学審議会・疾病対策部会の「指定難病検討委員会」を開催。「個別疾病の検討」を行い、9疾病に関して難病指定することを了承した。 厚労省では、2017年度の難病指定実施分の検討を行っており、個別疾患の検討/指定難病に関する一定の整理/パブリックコメント/学会に意見聴取―の実施を経て、取りまとめる予定となっている。検討対象は、2014年度・2015年度難治性疾患政策研究事業で研究された(情・・・
-
2016年07月06日(水)
[がん対策] 小児がん医療、集約化と均てん化は病態で方針を 厚労省協議会
- 厚生労働省は7月6日、「がん対策推進協議会」を開催。前回に引き続き、「がん対策推進基本計画の見直し」を検討し、(1)小児がん(p12~p18参照)、(2)がん患者の就労を含めた社会的な問題(p27~p34参照)―を議題とした。 がん対策推進協議会は、2017年6月の次期がん対策推進基本計画の閣議決定へ向けて議論しており、2017年1月に次期基本計画骨子案の提示、3月に諮問・答申を行う予定。 (1)について、松本公一参考・・・
-
2016年06月30日(木)
[周産期] 熊本地震での周産期医療体制を報告 周産期医療検討会
- 厚生労働省は6月30日、「周産期医療体制のあり方に関する検討会」を開催し、(1)これまでの意見と論点整理(p2参照)、(2)熊本地震における周産期医療体制―などを議論した。 (1)では、これまでの議論を(i)周産期医療の医師不足・偏在、(ii)広域搬送や医療圏、(iii)災害時の周産期医療体制―に整理。 (i)では、現状と課題として、「周産期医療に携わる医師不足・偏在」、「ハイリスク分娩やハイリスク新生児の・・・
-
2016年06月29日(水)
[臓器移植] レシピエント基準、2腎同時移植を可能とする方針案 臓器移植委
- 厚生労働省は6月29日、厚生科学審議会・疾病対策部会の「臓器移植委員会」を開催し、「腎臓移植希望者選択基準の改正」を議題とした。現行の選択基準では、移植希望者(レシピエント)が複数存在する等の場合、搬送時間、HLA(ヒト白血球抗原)の適合度、待機日数、未成年者の4項目の合計点数で優先順位を決定している(p4参照)。 今回、厚労省は現行制度に関し、課題として(1)2腎同時移植、(2)Age-match制度の導入、・・・
-
2016年06月28日(火)
[感染症対策] B型肝炎の定期接種化について説明 予防接種担当者会議
- 厚生労働省は6月28日、「予防接種に関する都道府県等担当者会議」を開催。「B型肝炎の定期接種化」について、都道府県などの担当者に説明した。B型肝炎ワクチンは、2016年10月から、生後1歳に至るまでの間に3回接種を行う定期接種となる。これを受け、(1)B型肝炎ワクチンの定期接種化の概要(p4参照)、(2)B型肝炎ワクチンの定期接種化に伴う政省令等の主な改正点(p6~p7参照)、(3)定期接種実施要領・・・
-
2016年06月23日(木)
[医療改革] 小児医療で救急体制・定期接種化・医療費助成の提言 日医総研
-
- 小児医療の現状と今後に向けての提言(6/23)《日本医師会総合政策研究機構》
- 発信元:日本医師会総合政策研究機構 カテゴリ: 医療保険 診療報酬 医療提供体制
-
2016年06月21日(火)
[病院] 病院は前年比0.2%減の642施設、有床診は14.1%減の431施設 東京都
- 東京都6月21日、2014年の「医療施設(静態・動態)調査・病院報告」を公表した。医療施設調査は病院・診療所の分布や整備実態を明らかにし、診療機能を把握するもの。他方、病院報告は病院と療養病床を有する診療所の患者の利用状況などを把握するもの(p2参照)。 医療施設調査を見ると、種類別の施設数は、病院が前年に比べ4施設・0.2%減少し、642施設だった。1981年をピークに減少傾向が続いていたが、近年は横ばいとな・・・
-
2016年06月15日(水)
[医療改革] 引き続き、5事業を重点的に取り組む 医療計画検討会2
- 6月15日の「医療計画の見直し等に関する検討会」では、このほか、「5疾病5事業」に関する論点も提示されている。 厚労省は2006年の医療法改正で、医療計画の記載事項として、4疾病(がん・脳卒中・急性心筋梗塞・糖尿病)5事業(救急医療・災害時における医療・へき地の医療・周産期医療・小児医療等)を位置付けたと説明。さらに、2011年に精神疾患を加え5疾病5事業とし、同様に重点的に取り組む事業・分野に在宅医療を追加し・・・
ダウンロードしたPDFファイルを閲覧・印刷するには、Adobe Reader(またはAdobe Acrobat Reader)がインストールされている必要があります。
まだインストールされていない場合は、こちらより、Adobe Readerを予め、ダウンロード、インストールしておいてください。
まだインストールされていない場合は、こちらより、Adobe Readerを予め、ダウンロード、インストールしておいてください。