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2010年08月31日(火)
[医療安全] 平成21年の事故報告は過去最高の2064件 医療機能評価機構
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- 医療事故情報収集等事業 平成21年 年報(8/31)《日本医療機能評価機構》
- 発信元:財団法人日本医療機能評価機構 カテゴリ: 医薬品・医療機器
資料では、医療事故報告の内容(p21~p144参照)、ヒヤリ・ハット事例報告の内容(p145~p167参照)などが整理されている。
また、年報では個別テーマに沿って、事故・・・
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2010年08月06日(金)
[医学研究] ライフサイエンス分野、外国企業との産学連携が4割増加
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文部科学省は8月6日に、平成21年度の大学等における産学連携等実施状況についての調査結果を公表した。同調査は、産学連携等施策の企画・立案に反映させることを目的に、毎年行われているもの。
それによると、(1)民間企業との共同研究件数は1万4779件で、前年度に比べ195件、1%の減少(2)研究費受入額は約295億円で、過去最高だった前年度に比べ約45億円、13%減少(3)中小企業との共同研究件数は4268件で119件、3%の増・・・
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2010年08月03日(火)
[DPC] 今秋にも外来での化学療法等の実施状況を特別調査 DPC分科会
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厚生労働省が8月3日に開催した、診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会で配付された資料。この日は、DPCに関する平成21年度調査の追加集計や平成22年度特別調査について議論が行われた。また、7月30日に公布された地域医療係数に関する報告も行われている。
追加集計や特別調査については厚労省提案が概ね了承され、8月下旬開催予定の中医協総会に改めて諮られる。厚労省保険局医療課の担当者は、(1)21年度調査の追加集計は総・・・
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2010年07月14日(水)
[医療安全] 病理や放射線検査に焦点合わせ事故分析 医療機能評価機構
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- 医療事故情報収集等事業 第21回報告書(7/14)《日本医療機能評価機構》
- 発信元:財団法人日本医療機能評価機構 カテゴリ: 医薬品・医療機器
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2010年07月12日(月)
[先進医療] 遺伝子型測定によるインターフェロン効果予測、高度医療に承認
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厚生労働省が7月12日に開催した、先進医療専門家会議で配付された資料。
この日は、第2項先進医療に関する新規技術について、平成22年5月、6月受付分の提出状況が報告された。5月受付分の先進医療の新規届出は「遺伝子発現解析による関節リウマチ生物学的製剤インフリキシマブの効果予測検査」「IL28Bの遺伝子型測定によるインターフェロン治療効果予測」の2技術。「遺伝子発現解析による関節リウマチ生物学的製剤インフリキシ・・・
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2010年06月30日(水)
[DPC] 平成21年度調査結果の全体版、DPC病院の生データを整理 厚労省
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厚生労働省はこのほど、平成21年度「DPC導入の影響評価に関する調査結果及び評価」最終報告の全文を公表した。概要版は、6月30日に開催されたDPC評価分科会で明らかにされている。
DPCにおいては、包括評価による粗診粗療が行われていないか、診断群分類は適正か、などの問題を評価するために、対象全医療機関に詳細な診療情報の提出が義務付けられている。最終報告では、平成21年7月~12月に退院した患者のカルテ情報・出来高・・・
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2010年06月28日(月)
[診療報酬] 勤務医個人の給与や勤務実態きちんと調査 コスト調査分科会
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厚生労働省が6月28日に開催した、診療報酬調査専門組織・医療機関のコスト調査分科会で配付された資料。この日は、平成22年度医療機関の部門別収支に関する調査について議論を行った。
診療報酬点数を適切に設定するためには、診療科別のコストを把握する必要がある。そこで中医協の下部組織である同分科会において、平成15年度から医療機関の診療科部門別収支の調査が行われている。その結果、調査手法については高精度のもの・・・
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2010年06月15日(火)
[医療安全] 2006年から発生している医療事故を再報告 医療機能評価機構
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- 2006年から2008年に提供した医療安全情報(6/15)《日本医療機能評価機構》
- 発信元:日本医療機能評価機構 カテゴリ: 医薬品・医療機器
資料では、2006年から2008年に、(1)小児の輸液の血管外漏出(2)MRI検査室への磁性体(金属製品など)の持ち込み(3)インスリン単位の誤解(4)手術部位の左右の取り違え(5)注射器に準備された薬剤の取り違え―などがあったとして、それぞれの事例を報告(p1~p4参照)。これらについ・・・
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2010年06月15日(火)
[チーム医療] 特定看護師が実施可能な医行為確定に向け、167行為を調査
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厚生労働省が6月14日に開催した、チーム医療推進のための看護業務検討ワーキンググループで配付された資料。この日は、看護業務実態調査と特定看護師養成調査試行事業について議論を行った。
看護業務実態調査は、特定看護師(仮称)が実施できる医行為の範囲を確定するために、(1)現在、看護師が実態に行っている医行為(2)将来的に、一般の看護師が実施可能と考えられる医行為(3)特定看護師(仮称)が実施可能と考えら・・・
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2010年06月09日(水)
[医療機器] 電気手術器用バイポーラ電極、「固定形プラグ」の使用を
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厚生労働省は6月9日に、電気手術器用バイポーラ電極の取扱いに関する通知を発出した。
電気手術器のバイポーラ(双極)電極のコードには、固定形φ4mmプラグ(固定形プラグ)と二股φ4mmプラグ(フライングリード)があり、これらの二種類のプラグのバイポーラ電極用コードが使用されている。しかし、フライングリードをモノポーラ電極用の出力端子に誤って接続したことにより、意図せずに通電し、熱傷となった事例が報告されて・・・
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2010年06月02日(水)
[診療報酬] 入院中患者の他医療機関受診、通知変更へ 中医協総会
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厚生労働省が6月2日に開催した、中央社会保険医療協議会の総会で配付された資料。この日は、平成22年度診療報酬改定で整理された「入院中の患者の他医療機関受診の取扱い」が一部変更されることが決まった。厚労省は近く、解釈通知(保医発0305第1号)を修正する考えだ。
A医療機関に入院中の患者が他のB医療機関を受診する場合の取扱いは、出来高病棟では(1)Aにおける入院基本料を30%減額(2)Bにおいて診療にかかった費用・・・
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2010年05月28日(金)
[医療機器] 角膜内皮細胞シートなどに関する評価指標を公表 厚労省
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厚生労働省はこのほど、次世代医療機器評価指標の公表に関する通知を発出した。厚労省では、医療ニーズが高く実用可能性のある次世代医療機器について、審査時に用いる技術評価指標等をあらかじめ作成し、公表することにより、製品開発の効率化および承認審査の迅速化を図っている。
通知では、「角膜内皮細胞シート」と「軟組織に適用するコンピュータ支援手術装置」の評価を行うに当たって必要な臨床試験(治験)、非臨床試・・・
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2010年05月10日(月)
[周産期] 都立大塚病院を核とした「産婦人科地域医療連携システム」を構築
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東京都は5月10日に、「産婦人科地域医療連携システム(大塚モデル)」の運用を開始することを明らかにした。都は、平成21年3月より「産科診療協力医師登録制度」を設け、都立墨東病院の産科当直等の協力支援を行っている。今回は、都立大塚病院を核として、地元2地区(文京区、豊島区)における、新たな病診連携システム「産婦人科地域医療連携システム(大塚モデル)」を構築した。
大塚モデルは、文京区、小石川、豊島区の医・・・
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2010年04月19日(月)
[医療機器] オリジナル医療機器の開発などを産業成長戦略の柱に 岩手県
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岩手県は4月19日に、岩手県医療機器関連産業創出戦略を公表した。これは、平成18年に策定した産業成長戦略に基づき、「連峰型の産業集積」の形成を目指し、自動車関連産業・半導体関連産業に続く第3の柱として、医療機器関連産業の創出を目指したもの(p4参照)。
基本戦略として、(1)いわてオリジナル医療機器開発(2)大手医療機器メーカーとの連携による医療機器開発(OEM受託製造)(3)コバルト合金医療材料・機器・・・
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2010年03月26日(金)
[診療報酬] 平成22年4月からの先進医療は86件 厚労省
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厚生労働省は3月26日に、「厚生労働大臣の定める先進医療及び施設基準の一部を改正する件(告示)」を公布した。
これは、先進医療の内容と、それを実施する施設の基準を定めたもの(p1~p132参照)。先進医療専門家会議の議論を経て、中医協で了承された新規技術が盛り込まれた一方で、保険適用されたために先進医療から削除された事項もある。
保険適用されたために削除されたものとしては、「腋下リンパ節郭清術の実施・・・
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2010年03月25日(木)
[医療安全] 販売名類似した医薬品の取違え事例を紹介 厚労省
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厚生労働省が3月25日に開催した、医薬品・医療機器等対策部会で配付された資料。この日は、第30回および31回の、医薬品および医療機器のヒヤリ・ハット事例等収集結果について報告が行われた。
医薬品に関するヒヤリ・ハット事例等収集結果からは、製造販売業者等による対策が必要または可能と考えられた事例として「内服薬の販売名類似による取違え」を紹介している(p8~p10参照)。高血圧症薬のノルバスクと、抗乳がん剤・・・
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2010年03月19日(金)
[診療報酬] 複数手術の減額規定に経皮的大動脈遮断術などを追加 厚労省
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厚生労働省は3月19日に、「複数手術に係る費用の特例を定める件(告示)」を公布した。
同一の手術野または同一の病巣についてA手術とB手術を同時に行った場合、別々に手術を行うよりも手技等の手間が省けることは想像に難くない。そこで、この場合、主たる手術については満額の点数を算定できるが、従たる手術については点数が100分の50、つまり半分に減額される。本告示では、どの手術の組み合わせにおいて減額が適用される・・・
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2010年03月19日(金)
[診療報酬] 全DPC対象病院、改定に伴う調整係数と新機能評価係数が明らかに
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厚生労働省は3月19日に、「厚生労働大臣が指定する病院の病棟における療養に要する費用の額の算定方法の一部を改正する件(告示)」を公布した(p1~p69参照)。これは、いわゆるDPC点数表(診断群分類点数表)。診療報酬改定にあわせて、各診断群分類の点数が変更されているものだ。
このほか、(1)厚生労働省告示第96号「厚生労働大臣が指定する病院の病棟における療養に要する費用の額の算定方法第一項第六号の規定に基・・・
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2010年01月21日(木)
[診療報酬] 診療所の再診料引下げは、地域医療に大きな打撃 日医
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日本医師会は1月21日の定例記者会見で、「平成22年度診療報酬改定に係る検討状況について(現時点での骨子)」等に対する見解を公表した。
日医は、骨子のうち、(1)救急医療(2)一般病棟入院基本料(3)有床診療所(4)医療・介護職種の連携(5)再診料、外来管理加算等(6)療養病棟入院基本料(7)検査、処置及び手術等―について、分析及び見解を示している。
このうち再診料、外来管理加算等については、「病院の再診・・・
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2010年01月18日(月)
[医療機器] 骨折整復支援装置など5つの次世代機器の評価指標を公表
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厚生労働省は1月18日に、医療ニーズが高く実用可能性のある次世代医療機器の評価指標についての通知を出した。
今回は、骨折整復支援装置(p2~p9参照)、関節手術支援装置(p10~p19参照)、重症心不全細胞治療用細胞シート(p20~p24参照)、及び角膜上皮細胞シート(p25~p28参照)について、評価対象となる機器や評価に当たって留意すべき事項を整理している。これらを公表することで、機器メーカーは製品開発のポ・・・
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2010年01月13日(水)
[診療報酬] 平成22年度改定に係る議論を整理、具体的な内容が明らかに
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厚生労働省が1月13日に開催した、中医協総会で配付された資料。この日は、平成22年度診療報酬改定に係るこれまでの議論の整理(案)が示された。
これは、昨年9月から15回にわたる基本小委で行われた議論を踏まえたもので、項目立ては、社会保障審議会の医療保険部会・医療部会(平成21年12月8日)においてとりまとめられた「平成22年度診療報酬改定の基本方針」に則したもの。重点課題1としては「救急、産科、小児、外科等の・・・
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2010年01月08日(金)
[地域連携] 5大がん地域連携クリティカルパス(試行版)を作成 東京都
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東京都は1月8日に、5大がん地域連携クリティカルパス(試行版)を作成したことを明らかにした。これは、都内の医療機関で共通に使用できる5大がん(肺がん、胃がん、肝がん、大腸がん、乳がん)の地域連携クリティカルパス「東京都医療連携手帳」の試行版。
「東京都医療連携手帳」とは、がん患者が、手術など専門的な治療を行った後に使用するもので、患者の5年ないし10年先までの診療の計画を立てたものを、一冊の手帳として・・・
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2009年12月24日(木)
[DPC] 来年度からの診断群分類見直し案を報告 DPC分科会
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厚生労働省が12月24日に開催した、中医協の診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会で配付された資料。この日は、診断群分類の見直しに関するMDC毎作業班からの報告などを受けた。
見直し案のポイントは、(1)高額薬剤による分岐の増加(129分類から202分類に増加)(2)化学療法レジメンによる分岐の追加(3)手術のあり・なしに応じて副傷病名を設定―など(p3~p5参照)。質の評価については、厚労省担当者が「来年度には間・・・
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2009年12月18日(金)
[診療報酬] 胸腔鏡下動脈管開存症手術など3技術が先進医療に
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厚生労働省が12月18日に開催した、中医協総会で配付された資料。この日は、医療機器に関わる価格及び保険適用決定区分案や先進医療専門家会議における第2項先進医療の科学的評価結果などが報告された。
資料では、(1)ハイドロコイル エンボリック システム(テルモ株式会社)(2)ブレンド-E(ナカシマメディカル株式会社)(3)X3寛骨臼ライナー(日本ストライカー株式会社)―の3つの医療機器に関わる価格及び保険適用決定・・・
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2009年12月11日(金)
[診療報酬] 外科医療の現状をヒアリング、DPCは激しい議論に 基本小委
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厚生労働省が12月11日に開催した、中医協の診療報酬基本問題小委員会で配付された資料。この日は、手術やDPCなどについて議論された。
12月2日に開催された基本小委で、「現場の意見を聞いてはどうか」と提案されていたことを受け、外科医療の現状と医療技術の適正評価の必要性などについて、癌研有明病院副院長と東京大学大学院医学系研究科小児外科教授よりヒアリングを行った(p23参照)。また、山形大学医学部長からは・・・
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