-
2006年12月20日(水)
日医、株式会社による医療機関経営に反対姿勢
- 日本医師会は12月20日、規制改革・民間開放推進会議の最終答申に先立ち、株式会社による医療機関経営に反対する見解を発表した。反対する理由として日医は、地域における医療提供体制を安定的に確保することが困難になることや、患者の選別が起こること、利益を広げようとして混合診療解禁論が過熱すること等を挙げている(p1参照)。また、薬価の参照価格制度の導入に関しては、保険給付(一般3割)の自己負担に加えて、償還・・・
-
2006年12月20日(水)
日本対がん協会が低い受診率と精度管理について指摘 がん対策意見交換会
- 厚生労働省が12月20日に開催した「がん対策の推進に関する意見交換会」で配布された資料。この日は、20の学会等からヒアリングが行われた。この中で、日本対がん協会は、受診率低調の原因として「がん検診費用の一般財源化(1998年)と自治体の財政難」「健診にインセンティブが働いていない」と指摘し、精度管理が軽視されている実態を示した(p20参照)。また、四病院団体協議は、緩和ケアチームによる緩和ケア外来の兼務に・・・
-
2006年12月18日(月)
区分1の患者の半数以上、施設や在宅では対応が困難 保団連調査
-
- 医療療養病床入院患者に関する実態調査報告《保団連》
- 発信元:全国保険医団体連合会 カテゴリ: 調査・統計
-
2006年12月15日(金)
臨床研修病院の指定基準の経過措置を延長 厚労省医道審議会
- 厚生労働省が12月15日に開催した「医道審議会医師分科会医師臨床研修部会」で配布された資料。この日は、臨床研修病院の指定基準に関する経過措置の取扱いについて議論が行われた。資料では、(1)臨床研修病院の指定基準に係る経過措置関係規定(p4~p5参照)(2)「当面の取扱い」について(p6~p7参照)(3)新医師臨床研修制度の概要(p8~p9参照)(4)「臨床研修に関する調査」報告のポイント(p10~p94参照)(5)・・・
-
2006年12月12日(火)
病院の1日平均患者数、減少傾向継続 病院報告
- 厚生労働省が12月12日公表した「病院報告」の平成18年5月分概数。平成18年5月末現在の病院の1日平均患者数は135万573人で、前月に比べ1万4564人減少している。病院の療養病床の平均患者数は前月より3143人減少している。また、介護療養病床の平均患者数は10万4564人で、前月より979人減少した。平均在院日数については、病院全体で35.2日(前月比と変わらず)、一般病床では19.4日(前月比マイナス0.1日)、療養病床では164.6日(・・・
-
2006年12月12日(火)
終末期医療について有識者からヒアリング 厚労省特別部会
- 厚生労働省が12月12日に開催した社会保障審議会の「後期高齢者医療の在り方に関する特別部会」で配布された資料。この日は、終末期医療について有識者からヒアリングが行われた。終末期医療においてはMSW(医療ソーシャルワーカー)の役割が重要であるとの意見や、現状はホスピスや緩和ケア等の専門化された医療機関の数が圧倒的に不足しているとの指摘があった。資料では、(1)終末期医療について(p3~p11参照)(2)「後期高・・・
-
2006年12月08日(金)
看護師養成所に助産師養成所の併設が可能に 厚労省通知
- 厚生労働省が12月8日付けで地方社会保険事務局長等宛に出した通知で、病院・診療所に勤務する看護師が修学しやすい助産師養成所の設置を促進するため、「看護師等養成所の運営に関する指導要領」の一部改正を示すもの。この改正通知では、看護師養成所に准看護師養成所だけでなく助産師養成所の併設も可能になったことが示されている(p17参照)。このため、指導要領に看護師養成所等と助産師養成所を併設する場合について、新・・・
-
2006年12月08日(金)
国保や老人医療事業、介護保険事業なども財政健全化スキームの対象に
- 総務省が12月8日に開催した「新しい地方財政再生制度研究会」で配布された資料。この日は、新しい地方財政再生制度の整備について議論が行われた。資料では、公営企業独自の経営健全化スキームについて「上・下水道、病院などの経営悪化が住民生活に大きな影響を与えないようにするとともに、経営悪化の初期段階から経営健全化計画の策定を義務づけ、自律的な経営改善を促すべき」としている(p20参照)。また、現行のフロー・・・・
-
2006年12月08日(金)
療養病床7ヶ月連続減少 医療施設動態調査
- 厚生労働省は12月7日に平成18年9月末の「医療施設動態調査」を公表した。平成18年9月末時点の病院の療養病床は、前月に比べ1413床減の35万915床となり、7ヶ月連続の減少となった。一方で、一般病床は前月より650床増加し91万542床となった。また、病院数は前月より10施設減少して8949施設、このうち療養病床を持つ病院は4254施設で、先月より22施設減少した。一般診療所数は9万8610施設で、前月より178施設増加している。このうち・・・
-
2006年12月07日(木)
訪問看護ステーション離職調査を公表 訪問看護振興財団
-
- 緊急アンケート調査のまとめ(平成18年10月)(12/7)《日本訪問看護振興財団》
- 発信元:日本訪問看護振興財団 カテゴリ: 調査・統計
-
2006年12月07日(木)
主要な傷病の総患者数、生活習慣病患者が上位 患者調査
- 厚生労働省が12月7日に公表した「平成17年患者調査の概況」。この調査は、全国の病院及び診療所を利用する患者を対象として、その傷病状況等の実態を明らかにすることを目的としている。主要な傷病についての総患者数は、「高血圧性疾患」が約781万人、「歯及び歯の支持組織の疾患」約566万人、「糖尿病」約247万人、「悪性新生物」約142万人、「脳血管疾患」約137万人、「白内障」約129万人となっている(p24参照)。また、入・・・
-
2006年12月06日(水)
7月から12月までの退院患者に関する調査結果を中間報告 厚労省DPC分科会
- 厚生労働省が12月6日に開催した中医協の診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会で配布された資料。この日は、7月から12月までの退院患者に関する調査についての中間報告が行われた。同調査は、DPC導入の影響評価を行うために、診断群分類の妥当性の検証と診療内容の変化等を評価するための基礎資料を収集することを目的として実施された。調査結果には、(1)平成18年度調査のデータ処理フロー(p6参照)(2)分析対象データ・・・
-
2006年12月03日(日)
医療費抑制策を転換し、実効性のある医師確保対策を 保団連提案書
-
- 政府の「新医師確保総合対策」に対する保団連の提案(12/3)《保団連》
- 発信元:全国保険医団体連合会 カテゴリ: 医療提供体制
-
2006年12月01日(金)
アスベスト使用実態フォローアップ調査、1月に再調査実施
- 厚生労働省が12月1日付けで都道府県衛生主管部宛てに出した、「病院における吹き付けアスベスト等使用実態調査」の第2回フォローアップ調査を平成19年1月に実施することを通知したもの。調査対象となるのは、前回のフォローアップ調査で「ばく露のおそれがある場所を有する病院」とされた396病院と、「現段階において分析調査中の病院」の57病院。この調査は、含有する石綿の重量が1%を超えるものを調査対象建材としており、「0.・・・
-
2006年12月01日(金)
アスベスト「0.1%以上1%以下」の施設も補足調査実施
- 厚生労働省が12月1日付けで都道府県衛生主管部宛てに出した、病院におけるアスベストの使用実態調査の補足調査に関する通知。補足調査は、前回調査で「アスベストなし」と報告されていた「石綿をその重量の0.1%を超えかつ1%以下を含有する吹付けアスベスト等」とした病院を対象に使用実態調査を行うもの。通知では、計上方法や調査票記入要領等が示されている(p2~p3参照)。
-
2006年11月30日(木)
病院事業全体の経常損益、2年連続して赤字額が1000億円を超える
- 総務省が11月30日に公表した「平成17年度の地方公営企業決算の概況」。病院事業については、平成17年度に経常損失を生じた事業数が68.7%で、前年度に比べて2.5ポイント増加している。また、病院事業全体では、経常損益の赤字額が1430億円となり、平成16年度から2年連続して赤字額が1000億円を超え、一段と厳しい状況になっていることがわかった(p48参照)。経営状況の悪化要因としては、患者数の減少と、減価償却費や燃料費・・・
-
2006年11月30日(木)
産科・産婦人科標ぼう施設で低い分娩実施率 医療施設調査・病院報告
- 厚生労働省は11月30日に平成17年度の「医療施設(静態・動態)調査・病院報告の概況」を公表した。調査によると、「産科」「産婦人科」を標ぼうする施設のうち、分娩を実施した施設(平成17年9月中)は一般病院で81.7%、一般診療所では36.8%であることが明らかになった(p14参照)。「実施1施設当たり分娩件数」は全国平均29.0件(平成17年9月中)となっており、神奈川県(38.7件)、埼玉県(37.2件)、茨城県(36.2件)など・・・
-
2006年11月29日(水)
虫歯とインフルエンザによる受診増 21世紀出生児調査
- 厚生労働省が11月29日に公表した「21世紀出生児縦断調査結果の概況」。この調査は、21世紀の初年に出生した子の実態及び経年変化の状況を継続的に観察することにより、少子化対策等の厚生労働行政施策の企画立案、実施等のための基礎資料を得ることを目的に行われている(p1参照)。調査結果では、この1年間に病院や診療所にかかった病気やけがは「かぜ、咽頭炎、扁桃(腺)炎、気管支炎、肺炎」が78.6%と最も多く、次いで、・・・
-
2006年11月29日(水)
看護職員の募集、大幅増 厚労省が募集・内定状況データを公表
- 厚生労働省が11月29日に開催した中医協総会で配布された資料。この日は、平成18年度診療報酬改定の影響のうち、看護と療養病床について議論された。7対1入院基本料届出状況と看護職員の募集状況についてまとめた資料が提示されている(p12参照)。それによると、10月1日現在、7対1入院基本料を届け出ている病院は、544施設の10万3836床となっている。また、看護職員募集・内定状況(暫定値)も公表されており、国立高度専門病・・・
-
2006年11月28日(火)
日本療養病床協会が7月改定の影響度調査を公表
- 日本療養病床協会が11月28日に公表した「2006年7月改定による医療保険療養病床の影響度調査」の報告書。調査は、2006年9月に実施されたもので、改定前後の療養病床の状況に関してまとめられている。日本療養病床協会員287病院、非会員38病院の計325病院から回答を得ている。報告書によると、医療療養病床(回復期リハ病棟を除く)の2006年3月時点の入院基本料は、平均1324.1点であったのに対し、8月は1230.5点となっている・・・
-
2006年11月24日(金)
有床診の48時間規制廃止に対するパブリックコメントを公表
-
- 「医療法施行令の一部を改正する政令(案)及び医療法施行規則の一部を改正する省令(案)について」に対して寄せられた意見について(11/24)《厚労省》
- 発信元:厚生労働省 医政局 総務課 カテゴリ: 医療制度改革
-
2006年11月21日(火)
厚労省、新たな治験活性化5ヵ年計画(仮称)の素案を公表
- 厚生労働省が11月21日に開催した「次期治験活性化計画策定に係る検討会」で配布された資料。この日は、「新たな治験活性化5ヵ年計画(仮称)」の素案が公表された。5ヵ年計画の素案では、目標として(1)日本の治験の「コスト高」「遅い」「質が低い」構造の転換(2)国民に対する新技術のアクセスの向上と日本の医療水準の向上(3)国際共同治験参画と日本発のイノベーションを世界へ―の3点を掲げている。また、現在検討されてい・・・
-
2006年11月20日(月)
特定機能病院制度と専門医について議論 厚労省検討会
- 厚生労働省が11月20日に開催した「医療施設体系のあり方に関する検討会」で配布された資料。この日は、特定機能病院制度と専門医について議論された。資料では、(1)特定機能病院制度について(p3~p20参照)(2)特定機能病院の承認状況(p21~p27参照)(3)専門医について(p28~p35参照)(4)広告可能な医師・歯科医師の専門性を認定している学会について(専門医数、認定要件等の概要)(p36~p41参照)―などが示さ・・・
-
2006年11月20日(月)
後期高齢者医療、有識者が「新高齢者病床」の創設を提言
- 厚生労働省が11月20日に開催した社会保障審議会の「後期高齢者医療の在り方に関する特別部会」で配布された資料。この日は、地域医療の現状について有識者からヒアリングが行われた。(1)後期高齢者医療における歯科医療の果たすべき役割(p3~p21参照)(2)高齢者における医薬品の適正使用と安全管理(p22~p50参照)(3)在宅療養支援診療所の現状と課題(p51~p59参照)(4)後期高齢者医療について(p60~p70参照)―・・・
-
2006年11月16日(木)
自治体立病院の再編成・統合に関するPFI事業の調査研究報告書を公表 三井物産戦略研究所
-
- 自治体立病院の再編成・統合に関し、PFI事業を推進するための調査研究報告書《三井物産戦略研究所》
- 発信元:株式会社三井物産戦略研究所 カテゴリ: 調査・統計
ダウンロードしたPDFファイルを閲覧・印刷するには、Adobe Reader(またはAdobe Acrobat Reader)がインストールされている必要があります。
まだインストールされていない場合は、こちらより、Adobe Readerを予め、ダウンロード、インストールしておいてください。
まだインストールされていない場合は、こちらより、Adobe Readerを予め、ダウンロード、インストールしておいてください。