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2010年06月22日(火)
[地方分権] 地域が独自の責任と判断で課題に取組む、地域主権戦略
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政府は6月22日に、地域主権戦略大綱を閣議決定した。中央政府が集中的に権限をもつこれまでの体制から、地域が独自の責任と判断で課題に取組む「地域主権」を求める声が強くなっている。現政権も地域へ権限を移していく方針を取っており、本戦略大綱がまとめられたものだ。
地域主権を進めるためには、(1)自治体が行う事務についての義務付け、枠付けの見直しと、条例制定権の拡大(2)事務権限の移譲(3)国の出先機関の廃・・・
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2010年06月22日(火)
[意見募集] 電子化された医療情報データベースを構築し、新たな安全対策へ
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- 「電子化された医療情報データベースの活用による医薬品等の安全・安心に関する提言(案)(日本のセンチネル・プロジェクト)」に関する意見募集の実施について(6/22)《厚労省》
- 発信元:厚生労働省 医薬食品局 安全対策課 カテゴリ: 医薬品・医療機器
医薬品等の安全性評価等に関する現状は、副作用の自発報告に依存し、調査対象の医薬品の使用患者、不使用患者などの母集団の情報がない。そのため、(1)医薬品間のリスクの比較ができない(2)原疾患による有害事象との判別ができない(3)・・・
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2010年06月18日(金)
[医薬品] 67.5%の薬局で第1類医薬品を取扱い、規定違反は2.4%
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厚生労働省は6月18日に、平成21年度「一般用医薬品販売制度定着状況調査」の結果報告書を公表した。この調査は、平成21年6月1日から施行された改正薬事法が、全国の薬局および店舗販売業の販売現場において、どの程度定着しているかを確認するために、平成22年の1月と2月に行われたもの。ただし、一般用医薬品の取扱がない薬局(調剤のみの薬局)は対象としていない。
平成21年6月1日から施行された改正薬事法では、薬局・店舗・・・
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2010年06月18日(金)
[診療報酬] ピロリ菌検査の対象に、胃MALTリンパ腫など追加 厚労省
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厚生労働省は6月18日に、「ヘリコバクター・ピロリ感染の診断及び治療に関する取扱いについて」の一部改正に関する通知を発出した。
今回の改正内容は、ヘリコバクター・ピロリ感染症に係る検査について、これまでの「内視鏡検査又は造影検査において胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の確定診断がなされた患者」に加え、新たに(1)胃MALTリンパ腫(2)特発性血小板減少性紫斑病(3)早期胃癌に対する内視鏡的治療後―の患者を対象とする・・・
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2010年06月18日(金)
[調剤医療費] 平成22年2月分の後発品割合(薬材料ベース)、全国平均7.4%
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厚生労働省は6月17日に、最近の調剤医療費(電算処理分)の動向(平成22年2月号)を公表した。
資料によると、平成22年2月の処方せん1枚当たりの調剤医療費(電算処理分に限る、以下同様)は8086円、伸び率は対前年同期比5.9%の増となっている(p2参照)。また、処方せん1枚当たりの調剤医療費の内訳をみると、技術料が2017円で24.9%、薬剤料が6056円で74.9%を占めていた(p3参照)。
処方せん1枚当たりの調剤医・・・
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2010年06月18日(金)
[医療サービス] 2020年の医療等新規市場、50兆円に上方修正 新成長戦略
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政府は6月18日に、新成長戦略―「元気な日本」復活のシナリオ―を閣議決定した。これは、平成21年末に閣議決定された新成長戦略(基本方針)を精緻化・グレードアップしたもの。
ライフ・イノベーションによる健康大国戦略では、戦略の内容にこそ変化はないものの、2020年の医療・介護・健康関連サービスの新規市場規模を、45兆円から50兆円に引き上げ、また新規雇用も280万人から284万人に上方修正している(p24~p26参照)。・・・
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2010年06月15日(火)
[医療安全] 2006年から発生している医療事故を再報告 医療機能評価機構
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- 2006年から2008年に提供した医療安全情報(6/15)《日本医療機能評価機構》
- 発信元:日本医療機能評価機構 カテゴリ: 医薬品・医療機器
資料では、2006年から2008年に、(1)小児の輸液の血管外漏出(2)MRI検査室への磁性体(金属製品など)の持ち込み(3)インスリン単位の誤解(4)手術部位の左右の取り違え(5)注射器に準備された薬剤の取り違え―などがあったとして、それぞれの事例を報告(p1~p4参照)。これらについ・・・
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2010年06月15日(火)
[チーム医療] 特定看護師が実施可能な医行為確定に向け、167行為を調査
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厚生労働省が6月14日に開催した、チーム医療推進のための看護業務検討ワーキンググループで配付された資料。この日は、看護業務実態調査と特定看護師養成調査試行事業について議論を行った。
看護業務実態調査は、特定看護師(仮称)が実施できる医行為の範囲を確定するために、(1)現在、看護師が実態に行っている医行為(2)将来的に、一般の看護師が実施可能と考えられる医行為(3)特定看護師(仮称)が実施可能と考えら・・・
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2010年06月11日(金)
[診療報酬] 在宅自己注射薬にグルカゴン様ペプチド-1受容体アゴニスト追加
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厚生労働省は6月11日に、使用薬剤の薬価等の一部改正に関する通知を発出した。本通知では、薬価基準別表に新薬を追加するとともに、在宅医療に関する診療報酬点数の改正なども行われている。
まず、薬事法に基づき製造販売承認され、薬価基準への収載希望があったネシーナ錠6.25mgなど医薬品29品目が薬価基準の別表に収載された(p1参照)(p9~p10参照)。
次いで、2型糖尿病治療薬であるグルカゴン様ペプチド-1受容・・・
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2010年06月10日(木)
[診療報酬] 入院中の外来受診の根本的な問題解決要望 京都府保険医協会
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京都府保険医協会は6月10日に、厚生労働大臣らに宛て、入院中の他医療機関受診に関する取扱いの改善を求める要望書を提出した(p1参照)。
入院中の患者の他医療機関受診の取扱いについては、6月4日付の医療課長通知において、専門的な診療に特有な薬剤を用いた投薬に係る費用は外来にて算定できると変更された(p1参照)。
しかし、対象が出来高病棟入院の患者に限られていることや、入院側の減額規定については改・・・
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2010年06月04日(金)
[診療報酬] 出来高病棟での他施設外来受診、投薬は外来で 厚労省
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厚生労働省は6月4日に、「診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項について」の一部改正に関する通知を発出した。これは、平成22年度診療報酬改定において整理された、入院中の患者が他医療機関を受診した場合の取扱いを改正するもの。
これまで、A医療機関(出来高病棟)に入院中の患者が、他のB医療機関を受診した場合、投薬の費用について、受診日はB医療機関で、それ以外はA医療機関で算定することになってい・・・
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2010年06月02日(水)
[診療報酬] 入院中患者の他医療機関受診、通知変更へ 中医協総会
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厚生労働省が6月2日に開催した、中央社会保険医療協議会の総会で配付された資料。この日は、平成22年度診療報酬改定で整理された「入院中の患者の他医療機関受診の取扱い」が一部変更されることが決まった。厚労省は近く、解釈通知(保医発0305第1号)を修正する考えだ。
A医療機関に入院中の患者が他のB医療機関を受診する場合の取扱いは、出来高病棟では(1)Aにおける入院基本料を30%減額(2)Bにおいて診療にかかった費用・・・
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2010年05月28日(金)
[薬価] アイロクール錠10など197医薬品を薬価収載 厚労省
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厚生労働省は5月28日に、使用薬剤の薬価(薬価基準)等の一部改正に関する通知を発出した。薬事法に基づき製造販売承認され、薬価基準への収載希望があったアイロクール錠10など医薬品197品目が薬価基準の別表に収載された。これにより、薬価基準の別表に収載されている全医薬品の品目数は、内用薬8801品目、注射薬4074品目、外用薬2779品目、歯科用薬剤36品目の計1万5690品目となった(p1参照)。
参考として、新たに収載・・・
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2010年05月26日(水)
[診療報酬] 22年度は明細書義務化や地域医療貢献加算など5項目を調査
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- 中央社会保険医療協議会 診療報酬改定結果検証部会(第28回 5/26)《厚労省》
- 発信元:厚生労働省 保険局 医療課 カテゴリ: 診療報酬 診療報酬改定結果検証部会
平成22年度は、(1)救急医療等の充実・強化(2)外来管理加算の要件見直し・地域医療貢献加算(3)歯科技工加算(4)後発医薬品の使用状況(5)明細書発行原則義務化―の5分野について調査が行われる(p907~p912参照)。・・・
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2010年05月25日(火)
[調剤医療費] 処方せん1枚当たりの調剤医療費は8271円 厚労省
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厚生労働省は5月25日に、最近の調剤医療費(電算処理分)の動向(平成22年1月号)を公表した。
資料によると、平成22年1月の処方せん1枚当たりの調剤医療費(電算処理分に限る、以下同様)は8271円、伸び率は対前年同期比7.7%の増となっている(p2参照)。また、処方せん1枚当たりの調剤医療費の内訳をみると、技術料が2029円で24.5%、薬剤料が6228円で75.3%を占めていた(p3参照)。
処方せん1枚当たりの調剤医・・・
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2010年05月21日(金)
[医療費] 減額等となった一部負担金額、医療費通知に付記を 厚労省
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厚生労働省は5月21日に、減額等となった一部負担金等の額の医療費通知への付記に関する通知を発出した。
審査支払機関の診療報酬の審査により、医療費の額に減額があった場合は、被保険者の一部負担金等に過払いがあったこととなるため、被保険者は正確な情報を得る必要がある。そのため厚労省では、一部負担金等の額の減額の大きいケースについては、医療費の額の通知にその額を付記するよう、依頼している。減額査定が行われ・・・
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2010年05月19日(水)
[DPC] ドキシル使用可能性ある卵巣がん治療、近く出来高算定に 厚労省
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厚生労働省が5月19日に開催した、診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会で配付された資料。この日は、ドキソルビシン(以下、ドキシル)を使用する可能性のある卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍治療について、DPCによる包括支払方式ではなく、出来高算定とすることを了承した。厚労省は、近く中医協総会に諮り、法令の改正を行う考えだ。
ドキシルは、平成22年度診療報酬改定で既存の診断群分類に包括されたが、医療現場から「持ち出・・・
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2010年05月14日(金)
[専門性資格] 広告が可能な医師等の資格、合計87に 厚労省
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厚生労働省はこのほど、医療に関する広告が可能となった医師等の専門性に関する資格名等についてまとめた資料を公表した。資料によると、平成22年5月14日現在、専門性に関する資格名は、医師が55(団体数57)、歯科医師が5(団体数5)、薬剤師1(団体数1)、看護師26(団体数1)で、合計87(団体数64)となっている(p1参照)。
資料には、認定する団体名と広告できる資格名が記載されている(p1~p4参照)。
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2010年05月12日(水)
[チーム医療] 看護系大学院で「診療の補助」外の行為を試験実施 厚労省
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厚生労働省が5月12日に開催した、「チーム医療推進会議」の初会合で配付された資料。チーム医療を推進するため、厚労省では「チーム医療の推進に関する検討会」を開催し、議論を深めてきた。3月19日には検討会の報告書がまとまり、そこでは(1)看護師への包括的指示要件の明確化(2)チーム医療を推進する医療機関を認定する仕組みの検討―などが提言されている(p9~p24参照)。
同会議は、この提言を受け、(1)チーム医療・・・
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2010年04月30日(金)
[診療報酬] 疑義解釈第3弾、地域医療貢献加算で例外的に病院との連携も可
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厚生労働省は4月30日に、疑義解釈資料の送付について(その3)事務連絡を行った。平成22年度診療報酬改定に関するQ&Aの第3弾である(p1~p21参照)。主な内容を紹介しよう。
地域医療貢献加算については、やむを得ない事情がある場合は、例外的に病院または休日・夜間診療所との連携が可能としている。また、小児科外来診療料など再診料が包括されている点数を算定した場合には、同加算の算定ができないことを改めて明確にし・・・
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2010年04月26日(月)
[医療安全] 処方表記の解釈違いがないよう、院内マニュアルを明確化
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- 医療事故情報収集等事業 医療安全情報(4/26)《日本医療機能評価機構》
- 発信元:財団法人日本医療機能評価機構 カテゴリ: 医薬品・医療機器
資料では、院内マニュアルに記載された処方内容の「3×」や「分3」の表記を、3倍と解釈したことによる薬剤量の間違い事例を紹介。事例が発生した医療機関では、院内マニュアルに記載されている・・・
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2010年04月23日(金)
[診療報酬] オルメテック錠40mgなど25医薬品を薬価収載 厚労省
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厚生労働省は4月23日に、使用薬剤の薬価(薬価基準)の一部改正に関する通知を発出した。薬事法に基づき製造販売承認され、薬価基準への収載希望があったオルメテック錠40mgなど医薬品25品目が薬価基準の別表に収載された。これにより、薬価基準の別表に収載されている全医薬品の品目数は、内用薬8689品目、注射薬4030品目、外用薬2738品目、歯科用薬剤36品目の計1万5493品目となった(p1参照)。
参考として、新たに収載・・・
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2010年04月22日(木)
[DPC] 様式1に患者住所地や喫煙状況など追加か DPC分科会
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厚生労働省が4月22日に開催した、診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会で配付された資料。この日は、様式1の見直しや、高額医薬品の取扱い、DPC準備病院の募集などについて議論を行った。
様式1には、医療機関の負担を軽減するために「(記載が)必須ではない」という事項が多々あり、これをどう扱うかなどが懸案事項となっていた。また、平成22年度診療報酬改定に対応するため、MDC作業班や松田研究班(診断群分類研究班)で・・・
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2010年04月16日(金)
[薬価基準] アフィニトール錠5mgなどを薬価収載 厚労省
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厚生労働省は4月16日に、使用薬剤の薬価(薬価基準)の一部改正に関する事務連絡を行った。薬事法に基づき製造販売承認され、薬価基準への収載希望があったアフィニトール錠5mgなど医薬品13品目が薬価基準の別表に収載された。これにより、薬価基準の別表に収載されている全医薬品の品目数は、内用薬8684品目、注射薬4014品目、外用薬2734品目、歯科用薬剤36品目の計1万5468品目となった(p1参照)。
参考として、新たに収・・・
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2010年04月15日(木)
[後発品] 平成21年12月分の後発品割合(薬剤料ベース)は全国平均7%
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厚生労働省は4月15日に、最近の調剤医療費(電算処理分)の動向の中から、制度別の都道府県別後発医薬品割合(薬剤料ベース)の平成21年12月分を公表した。これは医療保険および公費負担医療での支給対象となる医療費の中で審査支払機関による審査分のうち、電子レセプトを集計対象としたもので、保険薬局の所在する都道府県ごとに集計したもの。
全国平均では総計が7.0%、協会一般が7.1%、健保組合が6.8%、国保計が7.2%、・・・
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