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2010年07月29日(木)
[介護] 実務経験ルートでの600時間研修の是非、実情に沿った見直し案が必要
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厚生労働省が7月29日に開催した、今後の介護人材養成の在り方に関する検討会で配付された資料。この日は、現任介護職員が介護福祉士受験資格を取得するための養成の在り方に関する要点と今後の検討の方向性に関する中間まとめ案が示された。
中間まとめ案では、(1)検討の背景(2)介護人材の養成の現状(3)現任介護職員が介護福祉士受験資格を取得するための養成の在り方について(4)今後の検討の方向性について―の4点が整・・・
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2010年07月29日(木)
[介護保険] ユニット型介護施設の面積基準引下げを、厚労相が諮問
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厚生労働省が7月29日に開催した、社会保障審議会の介護給付費分科会で配付された資料。この日は、ユニット型の介護保険施設などについて議論を行った。
特別養護老人ホームについては、長妻厚労相が平成26年度にユニット型の割合を70%(介護保険施設全体で50%以上)とする目標を打ち出している。厚労相はこれを実現するために、ユニット型の居室面積基準を13.2平米から10.65平米に引下げることを、社会保障審議会に宛てて諮・・・
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2010年07月26日(月)
[医療保険] 平成21年度健康保険決算を報告 協会けんぽ
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全国健康保険協会が7月26日に開催した、全国健康保険協会運営委員会で配付された資料。この日は、平成21年度決算について報告が行われた。
協会けんぽにおける平成21年度健康保険勘定の収入は、7兆9588億円となっており、その内訳は、保険料等交付金が6兆3392億円(79.7%)、任意継続被保険者保険料が1188億円(1.5%)、国庫補助金・負担金が1兆860億円(13.7%)などとなっている。一方、支出は、8兆669億円となっており、・・・
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2010年07月26日(月)
[介護保険] 平成24年度の見直しに向け、検討スケジュール提示 厚労省
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厚生労働省が7月26日に開催した、社会保障審議会の介護保険部会で配付された資料。この日は、今後の検討事項の整理などを行った。
介護保険法は平成12年度から施行され、平成18年度に見直しが行われた。改正法では、「施行後5年を目途として必要な見直しを行う」旨が規定されている。法に則ると、平成24年度が見直し時期にあたるため、介護保険制度全体の総ざらいが行われるものだ。
資料では、検討すべき事項が日程案ととも・・・
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2010年07月24日(土)
[高齢者医療] 新制度の給付抑制につながる仕組みは認められない 保団連
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- 高齢者医療の給付抑制の仕組みを撤廃し、受療権を保障する制度構築を(7/24)《保団連》
- 発信元:全国保険医団体連合会 カテゴリ: 医療保険
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2010年07月14日(水)
[医療保険] 出産育児一時金や高額療養費の検討開始 医療保険部会
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厚生労働省が7月14日に開催した、社会保障審議会の医療保険部会で配付された資料。この日は、出産育児一時金制度や高額療養費制度について議論を行った。
出産育児一時金制度は、出産前後の健診費用など、出産時の経済的負担を軽減するためのもの。これまでは、被保険者が出産後に保険者に請求する仕組みであったため、出産時に一時的に多額の費用を被保険者が準備する必要があった。そこで、(1)一時金額を原則38万円から原・・・
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2010年07月14日(水)
[診療報酬] 55年通知の適正運用を診療側要望、今後も議論へ 中医協総会
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厚生労働省が7月14日に開催した、中医協総会で配付された資料。この日は、コスト調査分科会から平成22年度「医療機関の部門別収支に関する調査実施案」について、DPC評価分科会から平成21年度「DPC導入の影響評価に関する調査結果」について報告を受けるとともに、55年通知に関する議論などを行った。
『55年通知』とは、(1)保険適応外であっても、医学上、公知の有効性がある場合には柔軟に対応する(2)支払機関は審査にあ・・・
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2010年07月06日(火)
[介護保険] 制度見直し、早期に対応可能なものは7月中に通知し是正へ
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長妻厚生労働大臣が7月6日に行った、閣議後記者会見の概要。この日は、厚労省から同日に公表された、「介護保険制度に係る書類・事務手続の見直しに関する意見募集の結果」についてコメントしている。
長妻厚労相は、まず「具体的な事務負担に関するご意見が、項目が重複しているものもありますが、延べ1255件ありました」と報告。そのうえで、早期に対応が可能な139件については、7月中に通知を出して是正をすることを明らか・・・
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2010年06月28日(月)
[介護] 一部ユニット型特養人ホーム、地域に応じた施設整備を 東京都
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東京都の特別区長会は6月28日に、一部ユニット型特別養護老人ホーム等の取扱いに関する緊急要望書を、厚生労働大臣に宛てて提出した。
政府は平成22年3月に、「平成15年4月1日以降新設の特別養護老人ホーム等について、ユニット型個室と従来型を併設する一部ユニット型の施設を認めない」という方針を示している。これに対し特別区長会は、特別区における特別養護老人ホーム等の施設整備と施設運営の両面で、重大な支障が生じ・・・
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2010年06月28日(月)
[介護保険] イノベーションを活用した介護サービスの効率化を評価すべき
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経済同友会は6月28日に、2009年度社会保障改革委員会の提言「持続可能な介護保険制度に向けた抜本的改革を~公的介護保障の見直しと介護を自立した産業にするための環境整備~」を公表した(p1~p2参照)。
提言では、「高齢化による社会保障給付費の増加に対し、少子化により減少する若年・現役世代が負担し続けることは、もはや不可能であることから、抜本的改革を行うべき」と指摘(p6~p7参照)。目指すべき社会保障制・・・
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2010年06月22日(火)
[介護保険] 介護サービス、利用者負担を除く給付費は6兆4185億円に
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厚生労働省は6月22日に、平成20年度介護保険事業状況報告(年報)を公表した。
資料によると、平成21年3月末現在の第1号被保険者数は2832万人で、前年度に比べ81万人増えている。要介護(要支援)認定者数は467万人で前年度に比べ14万人の増加(p7参照)。また、平成20年度のサービス受給者数は1ヵ月平均377万人で、前年度に比べ約14万人増えていた(p3参照)。
保険給付(介護給付・予防給付)について見てみると、・・・
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2010年06月21日(月)
[行政改革] 認知症対策等総合支援事業、事業内容の見直しを
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厚生労働省が6月21日に開催した、厚生労働省省内事業仕分けで配付された資料。この日は、介護保険事業費補助金(介護保険制度運営推進費)などが対象となった。
介護保険事業費補助金は、都道府県・市町村が行う介護関連事業に係る経費等を補助することにより、介護保険制度の円滑な施行を図ることを目的としたもので、16のメニュー事業から構成されている。主な事業には(1)認知症対策等総合支援事業(2)社会福祉法人等によ・・・
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2010年06月18日(金)
[看護] 外国人看護師等の国家試験合格のための配慮を強く要望 東京都
- 東京都は6月18日に、厚生労働省に対し「外国人看護師・介護福祉士候補者の受け入れ」に関する緊急要望を行った。平成20年度以降、日本とフィリピン共和国等との経済連携協定に基づき、都内の病院および介護施設は看護師候補33名、介護福祉士候補35名を受け入れている。候補者は、在留期間内(看護師3年・介護福祉士4年)の国家試験合格を目指し、都は1人当たり年間100万円を上限に研修費用の支援をしてきた。平成21年度の外国人・・・
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2010年06月10日(木)
[行政改革] 医療情報との突合など強化し、介護給付費適正化 厚労省
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厚生労働省が6月10日に開催した、行政事業レビュー(公開プロセス)で配付された資料。この日は、(1)介護給付費等適正化事業(2)ベンチャー企業支援のための治験等相談事業費(3)地域保健対策強化推進事業―など5事業について点検を行った。
平成12年度に介護保険制度がスタートしてから、サービス利用者・事業者ともに増加を続け、介護給付費も急増している(p11参照)。給付費増は、国や自治体の財政を圧迫するととも・・・
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2010年06月07日(月)
[介護保険] 被保険者の負担回避への取組などが、特別調整交付金の交付要件
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- 介護保険の調整交付金の交付額の算定に関する省令の一部を改正する省令の施行及び、平成22年度における特別調整交付金(介護保険の財政又は介護保険事業の安定的な運営に影響を与える場合その他のやむを得ない特別の事情がある場合)の交付基準について(6/7付 通知)《厚労省》
- 発信元:厚生労働省 老健局 カテゴリ: 介護保険
介護保険制度では、市町村ごとにバラツキがちな財政を調整するために、調整交付金制度が設けられている。具体的には、(1)75歳以上の後期高齢者の割合と所得格差を調整するための「普通調整交付・・・
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2010年06月04日(金)
[介護保険] 長妻厚労相に介護報酬の見直しなどを提言 意見交換会
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厚生労働省は6月4日に、長妻大臣と語る「みんなの介護保険!」意見交換会の開催結果(概要)を公表した。意見交換会は平成22年5月15日に開催されたもので、長妻厚労相らを交え、介護保険の利用者及び利用者の家族を発言者に迎え、一般参加者として介護職員、介護保険事業者、自治体職員、学生等が参加し、6グループに分かれ意見交換を行ったもの。
各グループの議論の主な論点は(1)施設の充実(2)グループホームなどの質・・・・
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2010年05月26日(水)
[白書] 少子高齢社会の日本モデルを確立し、諸外国に手本示す 厚労省
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厚生労働省が5月26日に開催した、厚生労働省政策会議で配付された資料。この日は、平成22年版の厚生労働白書(暫定版)について報告が行われた。
平成22年版の白書は、副題を「生活者の立場に立つ信用される厚生労働省」とし、(1)厚労省改革元年(2)少子高齢社会の日本モデルの確立―の2本を柱に執筆されている。
(1)の厚労省改革では、年金記録問題や薬害肝炎事件の概要と反省点に触れ、対応について詳述している・・・
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2010年05月25日(火)
[介護] 介護労働者の雇用管理改善等に関するリーフレットを公表 厚労省
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厚生労働省は5月25日に、介護労働者の雇用管理改善などを示した、(1)介護基盤人材確保等助成金(p1~p4参照)(2)介護未経験者確保等助成金(p5~p10参照)(3)介護労働者設備等整備モデル奨励金(p11~p16参照)―の3つのリーフレットを公表した。
(1)の介護基盤人材確保等助成金は、新サービスの提供等に伴い、雇用管理改善に関連する業務を担う人材として特定労働者を雇い入れた場合に、事業主(企業単位)に助・・・
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2010年05月24日(月)
[行政改革] 医療・介護の給付費適正化事業などを自ら点検 厚労省
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厚生労働省は5月24日に、行政事業レビューの公開プロセスの実施について発表した。行政事業レビューとは、事業仕分けの内生化・定常化と言うべきもので、各省庁で予算の支出先や使途等を把握し、自ら事業点検をしながら、その結果を行政に反映させるというもの。厚労省では、事業レビューの一部を公開の場で行うとし、そのスケジュールを明らかにしている。
医療・介護分野では、5月31日に医療給付費適正化、国保への補助金見・・・
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2010年05月24日(月)
[介護] 特養ホームの多床室とユニット型個室との合築求める 東京都等
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東京都は5月20日に、特別養護老人ホーム等の整備に関して、国に緊急要望を行ったことを明らかにした。
緊急要望では、特別養護老人ホーム等の介護基盤の整備を重要な課題と位置づけ、特養ホームの多床室整備や一部ユニット型整備は、待機者の解消や低所得者の負担軽減、高齢者の多様なニーズへの対応のために重要としている。具体的には、多床室とユニット型個室との合築を認めるなど、地方の実情に応じた柔軟な施設整備が行え・・・
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2010年05月21日(金)
[介護] 認知症高齢者グループホームの月額利用料は平均で17万円 東京都
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東京都が5月21日に開催した、認知症高齢者グループホーム整備事業の事業者説明会で配付された資料。東京都では、増加が進む認知症高齢者が家庭的な環境と地域住民との交流のもとで暮らしていけるよう、認知症高齢者グループホーム緊急整備事業を実施している。平成22年度も増額した補助制度でグループホーム整備を推進するため、グループホーム運営事業者等を対象に説明会を開いたもの。
資料では、(1)認知症高齢者グループ・・・
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2010年05月15日(土)
[介護保険] 介護保険で、約5割が家族の負担軽くなったと回答 厚労省
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厚生労働省は5月15日に、「介護保険制度に関する国民の皆さまからのご意見募集」の結果概要を公表した。これは、介護保険制度への評価や効果などについて、意見募集の結果をまとめたもの。回答数は4465件(p1参照)。
公的介護保険制度は、(1)家族介護の負担軽減(2)措置制度から保険制度へ移行することによるサービスの向上(3)社会的入院の解消―を大きな目的として、平成12年度に施行された。施行から10年を経て、制・・・
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2010年05月11日(火)
[医療情報] 新たなIT戦略案、全国レベルの医療情報提供戦略を掲げる
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- 高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部(第53回 5/11)《内閣官房》
- 発信元:内閣官房 情報通信技術(IT)担当室 カテゴリ: 医療制度改革
同戦略本部では、平成22年3月に「新たな情報通信技術戦略の骨子・・・
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2010年05月10日(月)
[難病対策] 特定疾患治療研究事業、都道府県が74%を負担
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厚生労働省が5月10日に開催した、厚生科学審議会疾病対策部会の難病対策委員会で配付された資料。この日は、今後の難病対策について議論を行った。
難病対策については、疾患の研究・治療が重要なことは述べるまでもないが、一方で患者の医療費負担に対する支援や介護・リハビリシステムづくりなどの課題も重要である。難病への公費助成としては特定疾患治療研究事業などがあるが、都道府県の衛生部長で組織される全国衛生部長・・・
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2010年05月06日(木)
[医療保険] 医療保険の財源不足、消費税の充当について議論が必要 日医
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日本医師会はこのほど、日医総研ワーキングペーパーとして、「公的医療保険の財源について」を公表した。
国民医療費の財源は公費・保険料・患者負担の3つであるが、公費のうち、後期高齢者医療に充当されるべき消費税が不足しており、医療費の財源として期待できない。また、保険料は国民医療費における相対的な構成比が低下し、患者負担についてもその高さが原因で受診抑制を招いている、との見解を示している(p4参照)・・・
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