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2013年02月28日(木)
[医学研究] iPS細胞用いて難病を再現し、創薬研究等推進する研究がスタート
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厚生労働省は2月28日に、「疾患特異的iPS細胞を活用した難病研究」を文部科学省と共同実施することを発表した(25年2月開始)。
疾患特異的iPS細胞とは、患者の体細胞から作製したiPS細胞のこと。患部の細胞へと分化させることで病態を再現できる。
本研究では、難病患者の体細胞から疾患特異的iPS細胞を作製し、これをもとに基礎研究や、創薬研究を行うとしている(p1~p2参照)。
たとえば、神経に発症するAという難病・・・
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2013年02月27日(水)
[診療報酬] QALYだけでなく、疾患の重症度等踏まえて治療効果を判定
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厚生労働省は2月27日に、中医協の費用対効果評価専門部会を開催した。
この日も、前回に続き「効果指標の取り扱い」について議論を行った。
費用対効果評価は、「新たな医療技術や医薬品・医療機器を保険導入する際に、費用対効果の優れたものを優先的に扱うべき」との森田・中医協会長(学習院大法学部教授)の見解を受けて検討されているもの。
英国などでは実際に運用されているが、日本では未導入の仕組みであるため・・・
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2013年02月26日(火)
[介護保険] 24年度報酬改定後、居宅・地域密着・施設で費用額は異なる動き
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- 介護保険サービス提供の動向―2010年4月から2012年10月まで―(2/26)《日本医師会総合政策研究機構》
- 発信元:日本医師会総合政策研究機構 カテゴリ: 介護保険
これは、介護報酬改定などが、介護サービス提供にどのような影響を与えているかを調査・分析したもの。具体的には、(1)要介護認定者数(2)居宅・地域密着型・施設別の受給者数・費用額等単価(3)サービス種類別の事業所(施設)数・受給者数・費用額・・・
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2013年02月26日(火)
[感染症] マダニ媒介の感染症(SFTS)、長崎でも報告
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厚生労働省は2月26日に、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の国内での確認状況に関する事務連絡を行った。
SFTSはマダニ科のフタトゲチマダニ等に咬まれたり、患者血液や体液への直接接触により感染すると考えられる感染症。このSFTSウイルスに感染すると、6日~2週間程度の潜伏期間を経て、発熱、消化器症状、頭痛、神経症状、出血症状(紫斑、下血)等が出現し、場合によっては死に至る。現在のところ有効なワクチン等はなく・・・
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2013年02月26日(火)
[先進医療] 難治性角結膜疾患への培養自家細胞移植、技術部会では総評「適」
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厚生労働省は2月26日に、先進医療技術審査部会を開催した。
この日の議題は、(1)新規申請技術の評価(2)先進医療の取下げ(3)先進医療Bのうち、1年間の実施件数がゼロ件である技術に係る医療機関への今後の対応方針―など。
新規に申請された技術は、次の3件。このうち、(i)と(iii)は総評で「適」とされたが、(ii)は継続審議となっている。
(i)スチーブンス・ジョンソン症候群などが原疾患である難治性角結膜疾患・・・
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2013年02月26日(火)
[患者] 病院選択の際には、医師の紹介や近さ、スタッフの親切度などを重視
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厚生労働省は2月26日に、平成23年受療行動調査の確定数(概況)について公表した。
23年調査結果は、すでに24年9月に速報値が報告されており、今回は確定数。
まず、病院を選んだ理由(複数回答)を見ると、外来では次の項目が多い(p5~p6参照) 。
(1)以前に来たことがある(37.8%)
(2)自宅や職場・学校に近い(37.2%)
(3)医師による紹介(33.8%)
(4)医師や看護師が親切(31.6%)
ここから、外来患者・・・
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2013年02月20日(水)
[DPC] 26年度改定に向け、4月から医療機関群や機能評価係数IIの本格検討
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厚生労働省は2月20日に、診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会を開催した。この日の議題は、(1)平成26年度診療報酬改定に向けた検討課題(2)特別調査―の大きく2点。
(1)の26年度改定に向けた検討課題については、すでに、昨年(24年)8月の分科会で基本方針が固められている。
そこでは、「医療機関群ごとの基礎係数と、機能評価係数IIで評価する基本骨格は維持する」「医療機関群について、I群(大学病院)、II群(大・・・
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2013年02月19日(火)
[感染症] マダニによる感染症、広島で新たに報告、再度情報提供要請へ
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厚生労働省は2月19日に、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の国内での確認状況に関する事務連絡を行った(p1参照)。
重症熱性血小板減少症候群はマダニ科のフタトゲチマダニ等が媒介すると考えられる感染症で、2009年頃より中国・米国で発生が報告され、2011年に初めて原因ウイルス(SFTSウイルス)が特定された。SFTSウイルスは、クリミア・コンゴ出血熱等の原因ウイルスと同様にブニヤウイルス科に分類される。6日~2週・・・
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2013年02月18日(月)
[安全対策] 首から下げるタイプのウイルス除菌をうたった製品で化学熱傷
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消費者庁は2月18日に、「次亜塩素酸ナトリウムを含むとの表示がある『ウイルスプロテクター』をお持ちの方は直ちに使用を中止してください」との事故情報を公表した。
製品名「空間除菌剤『ウイルスプロテクター』」(発売元:株式会社ダイトクコーポレーション、輸入元:ERA Japan株式会社)により、化学熱傷を起こす事故が発生している(p1参照)。
消費者庁によれば、平成25年2月2日に千葉県にて、同製品を首から下げ・・・
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2013年02月14日(木)
[先進医療] 難治性角結膜疾患への培養自家細胞移植、先進医療Bとして申請
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厚生労働省は2月14日に、先進医療会議を開催した。
この日は、(1)新規技術の先進医療ABへの振分け(2)第3項先進医療(高度医療、旧制度)に係る新規技術の科学的評価等(3)既評価技術(先進医療B、新制度)の試験実施計画変更に対する科学的評価等―の大きく3項目が議題となった。
(1)では、次の3技術が先進医療B(使用する医薬品・機器等が未承認な場合や、安全性が低い医療技術)として申請されている。
(i)血管性・・・
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2013年02月13日(水)
[感染症] マダニ等が媒介するウイルス感染症、疑いある患者の報告を
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厚生労働省は2月13日に、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)患者の国内での確認状況について発表した。
この症候群は、マダニ等に咬まれたり、患者血液等と直接接触することで感染するもの。このほど、国内で初の患者(死亡)が確認された(1月30日発表)が、さらに国内で2例の患者(いずれも死亡)が確認されたため、改めて関係機関に情報提供するとともに、注意喚起を行っている。
まず厚労省は、次の状態にある患者につい・・・
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2013年02月12日(火)
[社会福祉] 新障害者施策基本法、難病患者を障害者に含める留意点を整理
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厚生労働省は2月12日に、「障害者の範囲への難病等の追加に係る自治体担当者会議」を開催した。
平成25年4月1日から、障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律(以下、総合支援法)が施行され、難病患者が障害福祉サービス等の対象となる。
会議では、自治体を対象に、当面の措置内容の確認・周知徹底が行われた。
内容は、(1)対象となる難病等の範囲等(2)難病患者等に配慮した障害程度区分の調査・・・・
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2013年01月31日(木)
[難病対策] 法制化に向け改革提言了承、官民の協力を改めて強調
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厚生労働省は1月31日に、難病対策委員会で平成25年1月25日にとりまとめられた「難病対策の改革について(提言)」が、厚生科学審議会の疾病対策部会で了承されたことを公表した。
提言は、(1)改革の基本理念・原則(2)改革の3つの柱―の2章構成で、難病委員会で示された厚労省案に、委員からの意見を踏まえ、加筆修正されている。
主な修正点について見てみよう。
まず、改革の3つ目の柱、「国民の理解の推進と社会参加・・・
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2013年01月30日(水)
[感染症] ダニ媒介性ウイルス感染症(SFTS)患者を国内で初確認
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厚生労働省は1月30日に、中国で近年報告されている新しいダニ媒介性疾患の患者(重症熱性血小板減少症候群患者、SFTS)が国内で確認されたことを発表した。
この感染症は、ブニヤウイルス科フレボウイルス属に分類される新規ウイルス、SFTSウイルス(SFTSV)によるもので、2011年より中国で患者が発生している。中国からの報告により、マダニ(フタトゲチマダニ)、オウシマダニがSFTSVの宿主であると考えられている。
感染・・・
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2013年01月25日(金)
[難病対策] 法制化に向け、「難病対策の改革について」提言まとまる
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厚生労働省は1月25日に、難病対策委員会を開催した。この日は、「難病対策の改革について」提言をとりまとめた。
昭和47年に「難病対策要綱」が策定されてから40年が経過し、抜本的改革が求められていた。
今般の提言では、基本的な認識として「希少・難治性疾患は遺伝子レベルの変異が一因であるものも少なくなく、人類の多様性の中で、一定割合発生することが必然」であり、「患者・家族を社会が包含・支援していくことが・・・
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2013年01月18日(金)
[がん対策] 75%のがん患者が、患者同士で語りあう交流の場の院内設置希望
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- がん対策推進協議会(第37回 1/18)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 健康局 がん対策・健康増進課 カテゴリ: 医療提供体制
この日は、(1)がん対策の評価指標(2)相談支援・ピアサポート―の2点が議題となった。
(1)の評価指標に関しては、厚労省当局から「がん対策を評価する枠組みと指標の策定に関する研究」(主任研究員:東大・橋本英樹教授)の内容が報告された(p17~p25参照)。そこでは、がん対策評価の枠組みについて、全体目標(75歳未満の、がんによる死亡率を20%減少・・・
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2013年01月17日(木)
[難病対策] 難病手帳(カード)へ本人証明機能等を付与し、社会参加を支援
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厚生労働省は1月17日に、「難病対策委員会」を開催した。この日の議題は、(1)難病手帳(カード)(仮称)の在り方(2)難病対策の改革(提言・素案)―の大きく2点。
(1)の難病手帳(以下、手帳)について、前回(12月6日)会議を受け「新たにまったく別のシステムとして手帳を交付するのではなく、既存のものに似たような機能を付加する」方向で了承している(p7~p8参照)。具体的には、厚労省当局より、(i)難病患者・・・
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2012年12月06日(木)
[難病対策] 130の難病と関節リウマチ患者、25年4月から障害者総合支援対象
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厚生労働省は12月6日に、「難病対策委員会」を開催した。この日の議題は、(1)症例が比較的少ない難病について、医療費助成を行う考え方(2)障害者総合支援法の対象となる難病等の範囲(3)難病手帳(カード)の在り方―の大きく3点。
まず(1)では、難病における医療費助成には、「治療研究を進めるために、特別の医療費助成(患者への支援)を行うことで、症例数を蓄積する」ことと、「長期にわたる患者の生活をサポート・・・
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2012年11月30日(金)
[健保] 23年度の特定健診等、実施割合増加するも目標未達成 協会けんぽ
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厚生労働省は11月30日に、平成23年度における全国健康保険協会の「健康保険事業」と「船員保険事業」に関する評価結果を公表した。
全国健康保険協会は、主に中小企業の従業員が加入する「協会けんぽ」の運営や、船員に対する健康保険事業(船員保険)等を行っている。
厚労省は、協会の運営が目的(公正性・効率性・質の高いサービス提供等)に沿っているかを確認するため、23年度の業績について評価している。
本誌では・・・
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2012年11月29日(木)
[感染症] RSウイルス感染、10月初旬に過去10年で最多報告
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厚生労働省は11月29日に、RSウイルス感染症に関するQ&Aを公表した。
これは、RSウイルスについて一般の方々の理解を深めることを目的とするもの。
具体的には、(1)RSウイルス感染症とは(2)今年の状況(3)感染(4)症状等(5)感染に注意すべき人(6)感染予防の注意点(7)治療方法(8)ワクチン接種等の予防策―の8項目。
(1)の「RSウイルス感染症」とは、世界中に分布しているRSウイルスにより、何度も感染と発病・・・
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2012年11月28日(水)
[医学研究] 鎮痛薬必要量と関連する遺伝子多型発見、疼痛治療の個別化へ
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東京都は11月28日に、東京都医学総合研究所が、東京歯科大学など15機関との共同研究によって、「鎮痛薬感受性(効きやすさ)と依存重症度の両者に影響する遺伝子配列の差異を発見した」ことを発表した。
鎮痛薬に対する感受性には大きな個人差があり、患者ごとの鎮痛薬感受性を把握することは、がん性疼痛治療の現場において、きわめて重要である。また、鎮痛薬依存の重症化にも大きな個人差があるが、深刻な依存に陥るリスク・・・
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2012年11月28日(水)
[診療報酬] 医療機関における消費税の実態調査、調査内容めぐり議論紛糾
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厚生労働省は11月28日に、中医協総会を開催した。この日は、「医療機関における消費税負担」に関する実態調査について説明を受けた。
「医療機関における消費税負担」問題については、平成26年4月から消費税率が8%に引上げられることなどを受け、診療報酬調査専門組織「医療機関等における消費税負担に関する分科会」で対応策などが検討されている。
分科会では、「通常の取引」「病院の建替えなど高額投資」の2つに分けて・・・
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2012年11月27日(火)
[医療安全] 医薬品使用時は「使用上の注意」の内容熟読、適正使用を
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厚生労働省は11月27日に、医薬品・医療機器等安全性情報No.296を公表した。
今回は、(1)医薬品副作用被害救済制度の支給・不支給決定の状況と適正に使用されていない事例が多く見られる医薬品(2)重要な副作用等に関する情報―などを掲載している(p1参照)。
(1)では、医師が医薬品を不適正に使用し、救済給付の対象外とされた事例について取上げている。昭和55年に創設された「医薬品副作用被害救済制度」は、医薬・・・
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2012年11月27日(火)
[患者] いわゆる社会的入院、75歳以上で15.5%だが、年々減少する傾向
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厚生労働省は11月27日に、平成23年の「患者調査の概況」を発表した。
患者調査とは、医療機関を利用する患者の傷病等の状況を明らかにするもの。調査は3年に1度行われ、「どの地域で、どのような疾病が多いのか」「年齢によって、疾病構造がどう違うのか」などを詳細に知ることができる。退院患者については23年9月、それ以外の患者については23年10月を対象に調べている(p2参照)。
まず、入院患者について傷病の状況・・・
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2012年11月15日(木)
[難病対策] 「新たな難病研究の枠組み案」提示、創薬・実用化を重点推進
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厚生労働省は11月15日に、「難病対策委員会」を開催した。
この日は、(1)治療方法の開発に向けた難病研究の推進(2)国際協力の推進(3)難病患者データの精度の向上と有効活用(4)医療体制の整備(5)医療の質の向上(6)医療費助成の対象患者の認定等の考え方―の大きく6点について議論が行われた。
まず、(1)の「難病研究の推進」について見てみよう。平成24年度予算では、難治性疾患克服研究事業に80億円、難病・・・・
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