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参考資料3:看護師等(看護職員)の確保を巡る状況に関する参考資料 (38 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33854.html
出典情報 医道審議会保健師助産師看護師分科会看護師等確保基本指針検討部会(第2回 7/7)《厚生労働省》
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人生100年時代の看護職キャリア継続支援ツール作成事業
令和4年度予算(令和3年度予算額)11百万円(20百万円)

背景

○ 看護職は、ライフイベントによるキャリア中断が多く、人生100年時代には、定年前後世代のプラチナナースを含めたキャリア継続支援が重要。
○ 急性期病院への就業場所の偏在が指摘されており、組織や領域横断的なキャリア形成の支援が現在求められている。
○ 研究では、中途採用者を募集する施設は、勤務条件や職歴だけでなく看護実践能力を採用時に重視しているとされ、継続的なキャリアの可視化へのニー
ズは高い。特に、新型コロナウイルス感染症の対応では、多くの潜在看護師が多様な現場(病院、保健所、宿泊施設等)での業務に復職したが、感染症対応
の最前線で即戦力となることは難しい場合もあり、求める人材と働き手との短時間でのマッチングが困難な状況があった。
○ そこで、現場の求める経験やスキルを有する人材を的確にマッチングするために、標準的なポートフォリオを示し、活用を推進することで領域・組織横
断を想定した看護職のキャリア継続の支援を図り、人材を有効に活用できるよう、キャリアの可視化を進める必要がある。
○ 一部の病院で、個人の経験や研修歴を蓄積し管理できるポートフォリオの活用例があるが、組織内のみでの活用が多く、記録内容も施設毎に様々であり、
標準化が必要である。
○ 成果物は、現在、検討中の免許と紐付けた資格管理と連動させることやナースセンターでの再就職支援等での活用が想定され、看護職の労働力確保だけ
でなく、就業場所の偏在是正や新興感染症に備えた人材活用にも繋がり、ひいては地域包括ケアシステム実現への寄与が期待される。

事業内容等

◆事業目的:看護職の生涯にわたる継続的なキャリア形成を支援するツール(ポートフォリオ等)の活用を推進することで、
・離職防止、組織・領域横断的な就業継続の促進により、看護職の労働力確保や新興感染症流行に備えた有効な人的資源の活用を支援
・看護職の継続的な学習や資質の向上を支援することで、より質の高い看護の提供の実現を目的とする。
◆事業内容:
① ポートフォリオ等、継続的なキャリア支援を目的としたツールの活用実態の調査
② ①を踏まえ、継続的キャリアを支援する上で蓄積が必要な個人の経歴等(研修受講歴、技術修得歴、教育経験など)を検討する。
ポートフォリオ等の試行的なツールを複数の医療機関等で使用し、内容の妥当性の検証を踏まえ、活用モデルを提示する。
さらに、マイナンバー等との連携についてシミュレーション等を行い、活用について検討する。

◆実施体制:
②は有識者から構成される検討委員会で実施。(看護教育の知見を持つ
者、ナースセンター、医療機関で採用や教育を担当する看護職等)

委託先

日本看護協会

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