実証テーマ②
介護ロボットの活用：移乗支援（非装着型）
主な実証結果
実証テーマ② 介
護ロボットの活用：移乗支援（非装着型） 主
な実証結果
導入目的

主なオペレー
ションの変更

移乗支援（非装着型）を導入することで、利用者の移乗希望時間にて移乗動作を可能とし、利用者の社会参加を促進する。
利用者に合わせた適切なタイミングでの移乗支援を行うことで、これまで時間的制約のあった介護支援を促し、利用者の
QOLの向上につなげる。
職員がマンパワーで行っていた移乗作業を機器に代替することで、職員の身体的負担の軽減につなげる。
・これまで、職員がマンパワーで行っていた移乗作業を、移乗支援機器（非装着型）に置き換えて行う。
・機器を居室もしくは居室外の近傍に配置し、移乗動作の都度、移乗支援機器をベッドに移動させ移乗動作を行う。
➢ 移乗支援機器導入による移動・移乗・体位変換にかか
る業務時間は、昼間は大きな変化はなかったが、夜間
では機器導入後に微増していた。
➢ 職員の腰痛の状態については、中程度痛い～ひどく痛
いと回答した職員の割合がやや減少した。
職員タイムスタディ調査結果※

職員向け調査結果：
この数日間、朝、起きて
動き出すとき腰が痛みますか

➢ 機器導入前後のVitality indexの傾向に大きな変化は見ら
れなかった。
利用者向け調査：Vitality index 合計点比較

事前

事後

事後

点～ 点

（分）

主な実証結果

点～ 点

点～

点

n=27

ヒアリング調査結果
• 腰だけでなく、手首と膝も楽になった。
• 利用者全員に移乗支援機器を使えたら、施設全体として腰痛改
善効果はある。
• 利用者を抱える作業がなくなるので、腰痛のリスクが減った。
• 移乗支援機器自体の移動や、移乗操作自体で腰の負担はない。
腰痛の職員が元々いなかった。
• 機器操作に職員2名揃う必要がなく、利用者の起床希望時間に
起床できる。

事前 n=143,事後② n=130
※ 各５日間の自記式による業務量調査（タイムスタディ）を実施した。
職員1人1日に占める業務時間を算出

n=102

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