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入-3入院・外来医療等の調査・評価分科会におけるこれまでの検討結果(とりまとめ)(案) (13 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00217.html |
出典情報 | 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和5年度第10回 10/12)《厚生労働省》 |
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果も踏まえ、コーディングに係る更なる実態把握が必要と考えられ、令和5年度特別
調査を実施した。
アンケート調査及びヒアリングの結果を踏まえ、以下の指摘があった。
- コーディング担当者の理解不足や病院全体のコーディング体制の不備に起因する不
適切なコーディングが見られる。
- 急性期病棟での入院が本来想定されていない症例においてコーディングが困難にな
るケースがある。
- 「部位不明・詳細不明コード」の使用状況に着目し、コーディング体制の見直し等
を含む病院全体としての取組をすでに行っている病院も見られる。
また、
「部位不明・詳細不明コード」の一部については、DPC 病院全体での使用割合の
高いものが含まれているとの指摘があり、コーディングテキストの記載内容の充実化
も含めて精査を行うこととした。
精査の結果、一部のコードについては「臨床的に付与せざるを得ない場合が多い」
とされ、「部位不明・詳細不明コード」の計算対象からは除外すべきではないか、と
の指摘があった。
<効率性係数・複雑性係数について>
効率性係数は、在院日数短縮の努力を評価する項目として設定されており、算出にあ
たっては、全国の患者構成への置き換えや一定の診療実績がある包括対象 DPC を計算
対象とする等の対応を行っている。
効率性係数の算出方法については、令和4年度特別調査に係る検討過程において、診
療対象とする診断群分類の種類が少なく、症例構成が偏っている医療機関に対して在
院日数短縮という本来の趣旨にそぐわない評価となる場合があるとの指摘があった。
また、本来、全国の症例数の多い疾患ではなく、各病院が取り扱っているものを重点
的に評価する必要があるのではないか、との指摘があった。
複雑性係数については、1入院当たり医療資源投入の観点から見た患者構成を評価す
る項目として設定されている。
複雑性係数についても同様に、診療対象とする診断群分類の種類が少ない病院で、誤
嚥性肺炎等の平均在院日数が長く、1日当たり包括範囲出来高点数の小さい疾患に偏
った症例構成の場合、急性期入院医療における評価という点では不適当な評価となっ
ているのではないかとの指摘があった。
これらの点については、本来の評価の趣旨や DPC 対象病院のあり方も踏まえ、算出方
法の見直しや DPC 対象病院の基準の見直し等の対応が必要ではないかとの指摘があっ
た。
効率性係数については、診療対象とする診断群分類の種類数や構成によらず在院日数
短縮の努力を評価するのであれば、各医療機関の平均在院日数と、各医療機関の症例
構成による補正を行った全国の平均在院日数の相対値を取る手法に変更することが望
ましいのではないか、との指摘があった。
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調査を実施した。
アンケート調査及びヒアリングの結果を踏まえ、以下の指摘があった。
- コーディング担当者の理解不足や病院全体のコーディング体制の不備に起因する不
適切なコーディングが見られる。
- 急性期病棟での入院が本来想定されていない症例においてコーディングが困難にな
るケースがある。
- 「部位不明・詳細不明コード」の使用状況に着目し、コーディング体制の見直し等
を含む病院全体としての取組をすでに行っている病院も見られる。
また、
「部位不明・詳細不明コード」の一部については、DPC 病院全体での使用割合の
高いものが含まれているとの指摘があり、コーディングテキストの記載内容の充実化
も含めて精査を行うこととした。
精査の結果、一部のコードについては「臨床的に付与せざるを得ない場合が多い」
とされ、「部位不明・詳細不明コード」の計算対象からは除外すべきではないか、と
の指摘があった。
<効率性係数・複雑性係数について>
効率性係数は、在院日数短縮の努力を評価する項目として設定されており、算出にあ
たっては、全国の患者構成への置き換えや一定の診療実績がある包括対象 DPC を計算
対象とする等の対応を行っている。
効率性係数の算出方法については、令和4年度特別調査に係る検討過程において、診
療対象とする診断群分類の種類が少なく、症例構成が偏っている医療機関に対して在
院日数短縮という本来の趣旨にそぐわない評価となる場合があるとの指摘があった。
また、本来、全国の症例数の多い疾患ではなく、各病院が取り扱っているものを重点
的に評価する必要があるのではないか、との指摘があった。
複雑性係数については、1入院当たり医療資源投入の観点から見た患者構成を評価す
る項目として設定されている。
複雑性係数についても同様に、診療対象とする診断群分類の種類が少ない病院で、誤
嚥性肺炎等の平均在院日数が長く、1日当たり包括範囲出来高点数の小さい疾患に偏
った症例構成の場合、急性期入院医療における評価という点では不適当な評価となっ
ているのではないかとの指摘があった。
これらの点については、本来の評価の趣旨や DPC 対象病院のあり方も踏まえ、算出方
法の見直しや DPC 対象病院の基準の見直し等の対応が必要ではないかとの指摘があっ
た。
効率性係数については、診療対象とする診断群分類の種類数や構成によらず在院日数
短縮の努力を評価するのであれば、各医療機関の平均在院日数と、各医療機関の症例
構成による補正を行った全国の平均在院日数の相対値を取る手法に変更することが望
ましいのではないか、との指摘があった。
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