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入-3入院・外来医療等の調査・評価分科会におけるこれまでの検討結果(とりまとめ)(案) (16 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00217.html |
出典情報 | 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和5年度第10回 10/12)《厚生労働省》 |
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エ)外国人患者の受け入れ体制
-
我が国の在留外国人は令和4年末に初めて 300 万人を超え、その国籍や在留資格も
多様化している中で、外国人患者に対する医療の質や安全の向上の観点から、外国人
患者受入環境の整備が求められており、こうした体制を審査・認証する制度として、
外国人患者受入れ医療機関認証制度(JMIP)等がある。
- 外国人患者の受け入れ体制の評価については、社会状況の変化に伴う重要な論点で
あるといった指摘があった一方で、地域医療への貢献という観点から適切な評価指標
を設定しうるのか慎重に検討する必要がある、との指摘があった。
オ)医療の質向上に向けた取組
- DPC データ等の一般化等により、医療の質向上に向けた取組の重要性が増している
中で、厚生労働省補助事業「医療の質向上のための体制整備事業」においては、病院
の機能・規模によらず共通に計測可能、等の条件を満たす9指標を用いた医療の質可
視化プロジェクトが実施され、一定の実績が得られている。
- DPC データ等を活用した医療の質向上に向けた取組への評価については、DPC 対象病
院の評価として適切であるといった指摘や、今後の更なる評価のあり方の検討を前提
としつつ、既に保険診療係数において基本的な病院情報の公表を評価していることを
念頭に置くと、令和6年度診療報酬改定に向けては上記9指標に係るデータの提出や
提出データに基づく指標の算出・公表を評価していく方向性が考えられるのではない
か、との指摘があった。
- 医療の質向上に向けた取組については、積極的に評価するべきであり、9指標の中
には DPC データに含まれない項目があることも踏まえ、DPC データの項目の見直し
等も検討してはどうかといった指摘や、将来的にはより精緻な質指標の活用を評価
していくことも検討すべきではないかとの指摘があった。
(2)DPC 対象病院の要件について
データ/病床比(※)は、DPC 対象病院が満たすべき要件の1つとされている。
※ データ/病床比=対象期間において DPC 算定病床を退院した患者の全データ数(エラーデータ等
を除く)/DPC 算定病床数
現行の基準(1月あたり 0.875)は、平成 17 年医療施設調査の一般病床の病床利用率
(79.4%)及び特定機能病院入院基本料(一般病棟 10:1)の基準在院日数(28 日)
に基づき設定されており、急性期一般入院基本料の届出を行う医療機関の大半が満た
している。
一方、データ数に着目すると、急性期一般入院基本料の届出を行う医療機関全体と比
較してもデータ数が少ない DPC 対象病院が存在する。
データ数が少ない DPC 対象病院は、複雑性係数の値が高い傾向にあり、データ数が1
月あたり 90 以下の病院では、診療密度(相対値)が低い傾向にあった。
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我が国の在留外国人は令和4年末に初めて 300 万人を超え、その国籍や在留資格も
多様化している中で、外国人患者に対する医療の質や安全の向上の観点から、外国人
患者受入環境の整備が求められており、こうした体制を審査・認証する制度として、
外国人患者受入れ医療機関認証制度(JMIP)等がある。
- 外国人患者の受け入れ体制の評価については、社会状況の変化に伴う重要な論点で
あるといった指摘があった一方で、地域医療への貢献という観点から適切な評価指標
を設定しうるのか慎重に検討する必要がある、との指摘があった。
オ)医療の質向上に向けた取組
- DPC データ等の一般化等により、医療の質向上に向けた取組の重要性が増している
中で、厚生労働省補助事業「医療の質向上のための体制整備事業」においては、病院
の機能・規模によらず共通に計測可能、等の条件を満たす9指標を用いた医療の質可
視化プロジェクトが実施され、一定の実績が得られている。
- DPC データ等を活用した医療の質向上に向けた取組への評価については、DPC 対象病
院の評価として適切であるといった指摘や、今後の更なる評価のあり方の検討を前提
としつつ、既に保険診療係数において基本的な病院情報の公表を評価していることを
念頭に置くと、令和6年度診療報酬改定に向けては上記9指標に係るデータの提出や
提出データに基づく指標の算出・公表を評価していく方向性が考えられるのではない
か、との指摘があった。
- 医療の質向上に向けた取組については、積極的に評価するべきであり、9指標の中
には DPC データに含まれない項目があることも踏まえ、DPC データの項目の見直し
等も検討してはどうかといった指摘や、将来的にはより精緻な質指標の活用を評価
していくことも検討すべきではないかとの指摘があった。
(2)DPC 対象病院の要件について
データ/病床比(※)は、DPC 対象病院が満たすべき要件の1つとされている。
※ データ/病床比=対象期間において DPC 算定病床を退院した患者の全データ数(エラーデータ等
を除く)/DPC 算定病床数
現行の基準(1月あたり 0.875)は、平成 17 年医療施設調査の一般病床の病床利用率
(79.4%)及び特定機能病院入院基本料(一般病棟 10:1)の基準在院日数(28 日)
に基づき設定されており、急性期一般入院基本料の届出を行う医療機関の大半が満た
している。
一方、データ数に着目すると、急性期一般入院基本料の届出を行う医療機関全体と比
較してもデータ数が少ない DPC 対象病院が存在する。
データ数が少ない DPC 対象病院は、複雑性係数の値が高い傾向にあり、データ数が1
月あたり 90 以下の病院では、診療密度(相対値)が低い傾向にあった。
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