よむ、つかう、まなぶ。
入-3入院・外来医療等の調査・評価分科会におけるこれまでの検討結果(とりまとめ)(案) (44 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00217.html |
出典情報 | 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和5年度第10回 10/12)《厚生労働省》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
(3)「呼吸不全又は心不全で重篤な状態」のうち心不全の患者
令和4年度における「呼吸不全又は心不全で重篤な状態」であって傷病名が心不全の患
者では、NYHA分類Ⅰ度の割合が減少しており、加算1で 2.8%、加算2で 4.5%の
患者がNYHA分類Ⅰ度の状態だった。
傷病名が心不全であって「呼吸不全又は心不全で重篤な状態」により救急医療管理加算
を算定する患者のうち、NYHA分類Ⅰ度の割合は、加算1においては、85%の医療機
関で5%以下である一方、5%の医療機関で 10%以上であり、加算2においては、78%
の医療機関で5%以下である一方、4%の医療機関で 15%以上であり、NYHA分類Ⅰ
度の割合が大きい医療機関が一部みられた。
「呼吸不全又は心不全で重篤な状態」又はそれに準ずる状態であって傷病名が心不全の
患者においては、入院時のNYHA分類で死亡率に差がみられるものの、NYHA分類
ごとの加算1を算定する場合と加算2を算定する場合とでは、大きな差がみられなかっ
た。
「呼吸不全又は心不全で重篤な状態」又はそれに準ずる状態により救急医療管理加算を
算定する患者であって傷病名が心不全の患者においては、いずれのNYHA分類でも加
算1を算定する割合が高い医療機関が多いが、医療機関間のばらつきがあった。
傷病名が心不全であって、「呼吸不全又は心不全で重篤な状態」により救急医療管理加
算を請求する場合において加算1を請求する割合は、都道府県間でばらつきがみられた。
また、NYHA分類Ⅰ度の患者で加算1を請求する割合が高い都道府県においては、N
YHA分類Ⅱ度で加算1を請求する割合も高い傾向にあった。
(4)「呼吸不全又は心不全で重篤な状態」のうち呼吸不全の患者
令和4年度における「呼吸不全又は心不全で重篤な状態」であって傷病名が呼吸不全の
患者における P/F 比 400 以上の割合は減少しており、加算1で 4.7%、加算2で 12.3%
だった。
傷病名が呼吸不全であって「呼吸不全又は心不全で重篤な状態」により救急医療管理加
算1を算定する患者のうち、P/F 比が 400 以上の割合は、61%の医療機関で5%以下で
ある一方、2%の医療機関で 20%以上であり、P/F 比 400 以上の割合が大きい医療機関
が一部みられた。
「呼吸不全又は心不全で重篤な状態」又はそれに準ずる状態であって傷病名が呼吸不全
の患者においては、P/F 比が低いほど死亡率が高かったが、P/F 比が 400 以上の場合で
も死亡率が 17~24%と高かった。
(5)「広範囲熱傷、顔面熱傷又は気道熱傷」
「広範囲熱傷、顔面熱傷又は気道熱傷」により救急医療管理加算を算定する患者におい
ては、Burn Index 0 の割合が加算1で 42.5%、加算2で 70.9%であり、いずれも増加
していた。
44
令和4年度における「呼吸不全又は心不全で重篤な状態」であって傷病名が心不全の患
者では、NYHA分類Ⅰ度の割合が減少しており、加算1で 2.8%、加算2で 4.5%の
患者がNYHA分類Ⅰ度の状態だった。
傷病名が心不全であって「呼吸不全又は心不全で重篤な状態」により救急医療管理加算
を算定する患者のうち、NYHA分類Ⅰ度の割合は、加算1においては、85%の医療機
関で5%以下である一方、5%の医療機関で 10%以上であり、加算2においては、78%
の医療機関で5%以下である一方、4%の医療機関で 15%以上であり、NYHA分類Ⅰ
度の割合が大きい医療機関が一部みられた。
「呼吸不全又は心不全で重篤な状態」又はそれに準ずる状態であって傷病名が心不全の
患者においては、入院時のNYHA分類で死亡率に差がみられるものの、NYHA分類
ごとの加算1を算定する場合と加算2を算定する場合とでは、大きな差がみられなかっ
た。
「呼吸不全又は心不全で重篤な状態」又はそれに準ずる状態により救急医療管理加算を
算定する患者であって傷病名が心不全の患者においては、いずれのNYHA分類でも加
算1を算定する割合が高い医療機関が多いが、医療機関間のばらつきがあった。
傷病名が心不全であって、「呼吸不全又は心不全で重篤な状態」により救急医療管理加
算を請求する場合において加算1を請求する割合は、都道府県間でばらつきがみられた。
また、NYHA分類Ⅰ度の患者で加算1を請求する割合が高い都道府県においては、N
YHA分類Ⅱ度で加算1を請求する割合も高い傾向にあった。
(4)「呼吸不全又は心不全で重篤な状態」のうち呼吸不全の患者
令和4年度における「呼吸不全又は心不全で重篤な状態」であって傷病名が呼吸不全の
患者における P/F 比 400 以上の割合は減少しており、加算1で 4.7%、加算2で 12.3%
だった。
傷病名が呼吸不全であって「呼吸不全又は心不全で重篤な状態」により救急医療管理加
算1を算定する患者のうち、P/F 比が 400 以上の割合は、61%の医療機関で5%以下で
ある一方、2%の医療機関で 20%以上であり、P/F 比 400 以上の割合が大きい医療機関
が一部みられた。
「呼吸不全又は心不全で重篤な状態」又はそれに準ずる状態であって傷病名が呼吸不全
の患者においては、P/F 比が低いほど死亡率が高かったが、P/F 比が 400 以上の場合で
も死亡率が 17~24%と高かった。
(5)「広範囲熱傷、顔面熱傷又は気道熱傷」
「広範囲熱傷、顔面熱傷又は気道熱傷」により救急医療管理加算を算定する患者におい
ては、Burn Index 0 の割合が加算1で 42.5%、加算2で 70.9%であり、いずれも増加
していた。
44