保険薬局調査

（11） 麻薬の備蓄体制に関する課題
麻薬小売事業者の免許を取得している場合（920 施設）、麻薬の備蓄体制に関する課題
を尋ねたところ、「患者の容体変化にともない使用する薬剤が変更となるため不動在庫が
発生するリスクがある」が 78.4％であった。
図表 2-169 麻薬の備蓄体制に関する課題
（麻薬小売事業者の免許を取得している場合）（地域支援体制加算の届出有無別）
（複数回答）
0%

20%

40%

80%

100%

52.7
58.8

備蓄する医薬品が多くなり管理コストがかかる

44.2

60.0
66.1

突発的な麻薬の処方箋の応需により様々な規格の麻
薬を取り揃える必要がある

51.3

66.8
73.6
57.3

卸に発注しても該当する薬剤の手配まで時間が必要
である
28.6
32.8
22.8

地域の譲渡の体制が構築されていない

58.9
60.7
56.3

特定の患者にしか使用されない薬剤を準備しなけれ
ばならない

78.4
82.5
72.5

患者の容体変化※にともない使用する薬剤が変更と
なるため不動在庫が発生するリスクがある

その他

4.5
4.7
4.2

課題はない

4.1
2.6
6.3

無回答

3.2
1.5
5.5

全体 n=920

60%

届出あり n=537

届出なし n=382

※「患者の容体変化にともない使用する薬剤が変更となるため不動在庫が発生するリスクがある」
における患者の容体変化には、患者が亡くなった場合も含む。
※「その他」の内容のうち、主なものは以下のとおり。
・期限管理
・保管場所
・盗難リスク
・返品できない
・緊急時の対応にこたえることが難しい 等

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