よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


○外来(その3)について 総-3 (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00222.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第563回 11/10)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

外来医療に係る中医協総会における主なご意見①
<令和5年6月21日 中医協総会 外来について(その1)>
(かかりつけ医機能)
○ 安心・安全で質の高い医療提供は医療DXの最大の目的であり期待される効果と考える。医療DXは始まったところであり普及
には一定程度の時間がかかる。かかりつけ医機能の在り方の1つとして、複数の医療機関との緊密な連携が示されている。将
来的には全国医療情報プラットフォームが構築されることで実現するが、実現までの間は現在利用可能な地域医療情報連携
ネットワークや紙の文書も含めた、現状の医療提供体制を生かしながら評価の在り方を検討していくべき。
○ 医療法改正に伴うかかりつけ医機能の整備強化の議論については、患者の一人一人が医療の質が向上したと確信を持てるこ
とが重要。普段の健康状態や服薬情報を把握した上での適切な初期診療、普段の健康相談、夜間休日対応、専門医療機関・介
護サービス・障害福祉サービス等との連携が可能であると安心した診療を受けることができる。どの診療機関でも同じ対応が
できること、どこにかかればこのような対応が可能なのか、判断できる実績を含めた情報を患者が把握できるような状況にす
べき。
○ 令和6年度改定においては、医療法改正に基づき、体系的な見直しを行うべき。
○ 医療と介護(医師と介護支援専門員)との連携を、かかりつけ医機能に関する評価の要件とすることも考えられる。
○ 医療法改正により、患者が希望する場合、かかりつけ医機能として提供する医療内容の書面交付が令和7年4月から施行と
なる。生活習慣病管理料の療養計画書と内容・役割が重なってくることも考えらる。医療DXを推進するなかで、より効率的な
情報共有の方法について整理することが必要。特定疾患療養管理料についても計画書の作成について議論すべきではないか。
○ 連携はかかりつけ医機能の重要な要素であるため、輪番を含めて、時間外の対応を進めるべき。
○ 薬剤師薬局が、かかりつけ医との連携を推進することが重要。
(生活習慣病対策)
○ 医科歯科連携による治療効果の改善がエビデンスとしても示されて、こうした連携を深めていくべき。
○ 生活習慣病の管理をどういった形で評価していくのか、特定疾患療養管理料と生活習慣病管理料の対象となっている患者像
を分析し、議論を深めていく必要がある。「計画的な管理」を評価している地域包括診療加算と特定疾患管理料が併算定でき
ることも踏まえ、単純に加算を新設するといった発想ではなく、既存のかかりつけ医機能の評価について体系的に整理すべき。
(外来機能の分化の推進)
○ 外来医療の需要が2040年に向けて減っていくが、最初から基幹病院に受診する患者がまだ多い。紹介受診重点医療機関を広
げていくことが重要で、診療所についても特徴を出し、連携体制を構築していくことが重要。
○ 拠点病院の外来診療のボリューム、また働き方改革の観点では夜間・休日の外来のボリュームを把握すべき。

3