資料4 障害福祉サービス等報酬改定検討チームの議論の状況について (48 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36435.html |
出典情報 | 社会保障審議会 障害者部会(第138回 11/20)《厚生労働省》 |
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現状・課題
○ 保育所や学校等を訪問し、児の集団生活への適応等を支援する保育所等訪問支援については、一般施策側
の受入力を強化しインクルージョンを進めていく観点からも、活用を推進することが重要。
○ 保育所等訪問支援の報酬については、専門性・経験年数のある訪問支援員の配置を評価する訪問支援員特
別加算(679単位/日)があるものの、支援内容、支援時間、訪問時の体制等による差異を設けておらず、
ほぼ一律の評価となっている。
○ 「障害児通所支援に関する検討会」報告書(令和5年3月)において、以下のとおり報告されている。
・ 保育所等訪問支援については、インクルージョンを推進していく上で重要なサービスであることも踏まえ、より効果的に
活用されるよう、人員配置や報酬上の評価、運用について必要な見直しを行う方向で検討すべきである。
・ 保育所等訪問支援は保育所等へ訪問して直接支援や間接支援を行う等、様々な支援が含まれており、時間の長短も含め支
援内容を踏まえた評価を検討する必要がある。その際には、保育所等の相手先の事情により、支援内容が左右されることに
も留意し、調整業務や報告書の作成、保護者への報告等、訪問先での支援時間以外の業務の実態も踏まえながら、検討を進
める必要がある。
・ 一定期間支援を行った以降は、アセスメントやモニタリングを行い、改めて支援の必要性を判断することが重要である。
その際、支援対象となるこどもの関係者等が、支援の必要性等について地域の中で話し合う場を設定することが必要である。
・ 保育所等訪問支援と児童発達支援センター等における職員配置について、質の向上に必要な体制は担保しつつ柔軟に対応
できるよう配置の仕方について検討が必要である。
・ 訪問による支援とあわせて、保育所や放課後児童クラブ、学校等の支援者のサポートにあたっての情報共有・伝達の手段
の一つとしてICTを活用する等、効果的な支援としつつ現場の負担軽減につなげる方策についても、検討を進める必要があ
る。
・ 一定程度の障害児支援の経験年数を訪問支援員の専門性を評価する目安の一つとすることも含めて、人員配置や報酬上の
評価について検討を進める必要がある。
・ 障害特性を踏まえることはもとより、訪問先でのこどもの状態や保育所等の環境等も踏まえてアセスメントを行い、必要
な手立て等の専門的助言をする技術が必要であり、通所で発達支援を行うこととは異なる専門性が求められる。障害やこど
もの状態等に応じた適切な支援を行う観点や、人材育成の観点からも、多職種でアセスメントや一定の支援を行うことも考
慮して、報酬上の評価を検討する必要がある。
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