総ー2○入院(その5)について (106 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00226.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第567回 11/24)《厚生労働省》 |
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(医療機関別係数について(続き))
<地域医療係数(体制評価指数)>
・ 地域医療係数における体制評価指数について、令和5年度において大学病院本院群で100%(82病院)、DPC特定病院群
で88.4%(160病院)が上限値の5割以上を取得しており、ほとんどの病院で上限値を満たしている項目も存在する。
・ こうした点を踏まえ、大学病院本院群、DPC特定病院群における評価項目や実績評価の手法については、医療機関群ごと
にあり方を検討する必要がある、との指摘がある。
・ 体制評価指数における「感染症」項目については、令和4年度診療報酬改定において新設されたが、第8次医療計画の内
容も踏まえ、令和6年度診療報酬改定以降は、新興感染症発生・まん延時における入院医療に係る協定締結を評価してい
くことが考えられるのではないか、との指摘がある。
・ 「脳死下臓器提供の実施」の評価については、社会的に重要な論点であるという指摘がある一方で、入院患者全体や地域
医療に対してどのようなメリットがあるのか明らかでないのではないか、との指摘がある。
・ 「多職種協働による医療提供」の評価については、高齢者の急性期患者が増加する中で入院患者全体にメリットのある取
組への評価と考えられるといった指摘がある一方で、医科点数表上の評価に係る議論を優先すべきではないか、との指摘
がある。
・ 「医師少数地域への医師派遣機能」の評価については、令和6年度から医師の労働時間の上限規制地が施行されることも
踏まえると、地域医療提供体制の維持への貢献という観点から、大学病院本院群における体制評価指数の新たな評価項
目として位置づけていくことも考えられるのではないか、との指摘がある。
・ 「外国人患者の受け入れ体制」の評価については、社会状況の変化に伴う重要な論点であるといった指摘がある一方で、
地域医療への貢献という観点から適切な評価指標を設定しうるのか慎重に検討する必要がある、との指摘がある。
・ 「医療の質向上に向けた取組」の評価については、DPCデータの活用状況や「医療の質向上のための体制整備事業」での
活動実績等も踏まえると、体制評価指数の新たな評価項目として位置づけていくことも考えられるのではないか、との指摘
がある。
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