総ー2○入院(その5)について (107 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00226.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第567回 11/24)《厚生労働省》 |
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(DPC対象病院の要件について)
・ データ/病床比は、DPC 対象病院が満たすべき要件の1つとされており、急性期一般入院基本料の届出を行う医療機関の
大半が満たしている。
・ 一部のDPC対象病院において、急性期一般入院基本料の届出を行う医療機関全体と比較してもデータ数が少ない施設が
存在し、こうした施設では複雑性係数が高い傾向にある一方、データ数が1月あたり90以下の施設では、診療密度(相対
値)が低い傾向にある。
・ データ数が少ないDPC対象病院については、適切な包括評価となっていない現状や急性期入院医療の標準化という制度
の趣旨も踏まえ、他のDPC対象病院に対する包括評価にも影響することから、何らかの対応が必要であるとの指摘がある。
・ 複雑性係数に係る検討結果も踏まえると、データ数に係る基準をDPC対象病院の要件として設定することが考えられると
の指摘がある。
・ また、現在保険診療係数において評価を行っている「適切なDPCデータの作成」に係る3つの基準については、DPC対象病
院の要件として位置づけることが望ましいのではないかとの指摘がある。
・ DPC対象病院の要件の1つである、データ/病床比については、調査期間(前々年度10月~前年度9月)における実績に基
づき、毎年度末に判定を行っている。
・ 令和6年度改定において、実績データに基づく基準を新設するとすれば、令和6年度以降の実績データを用いて判定を行
う令和8年度よりDPC対象病院の要件として適用していくことが考えられる。
・ 一方、データ数の少ない医療機関において診療密度が低い傾向にあることを踏まえ、適切な包括評価を行う観点から、令
和6年度診療報酬改定においては、該当施設のデータを除外して包括点数を設定した上で、基礎係数における評価を区別
するといった対応が考えられる。
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