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○個別事項(その8)について 総-4 (34 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00227.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第568回 11/29)《厚生労働省》
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かかりつけ医の認知症対応力向上のための取組
○ 認知症の人が、認知症の容態の変化に応じたすべての期間を通じて本人主体の医療・介護を受けることができるよう、
医療・介護等の質の向上を図る必要がある。
○ かかりつけ医には、認知症の早期発見・早期対応が行えるよう、日常の診療とともに認知症の人や疑いのある人に適
切に対応し、必要に応じて適切な医療機関等と連携を図ることが求められている。
~これまでの主な取組~
【平成15年 「2015年の高齢者介護~高齢者の尊厳を支えるケアの確立に向けて~」(「高齢者介護研究会」(厚生労働省))】
認知症及び地域ケアに関するかかりつけ医の知識と理解を高めるため、研修等の仕組みを構築することが必要とした。
【平成18年 かかりつけ医認知症対応力向上研修の開始】
地域のかかりつけ医を対象とした「かかりつけ医認知症対応力向上研修」を開始。
かかりつけ医には、①早期段階での発見・気づき、②日常的な身体疾患対応・健康管理、③家族の介護負担・不安への理解、④専門医
療機関への受診誘導、⑤地域の認知症介護サービス諸機関との連携、といった役割を担うことを求めた。
【平成20年 「認知症の医療と生活の質を高める緊急プロジェクト」報告書(厚生労働省)】
早期診断の推進、適切な医療の提供のため、かかりつけ医を対象とする研修の実施により、地域における基本的な認知症対応力の向
上を図ることが必要とした。
【平成24 年 「今後の認知症施策の方向性について」、「認知症施策5か年計画(オレンジプラン)」(厚生労働省)】
かかりつけ医には、認知症の早期発見とその状態の変化の把握、認知症の人への日常的な診療や家族への助言を行うことが期待され、
「かかりつけ医認知症対応力向上研修」を実施しているものの、その修了者数が不足しているため、充実し、レベルアップを図ることとした。
また、「認知症施策5か年計画(オレンジプラン)」において、平成29 年度末までに受講者数を5万人とすることを目標に掲げた。

【平成27 年 「認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)」(厚生労働省ほか関係11省庁)】
身近なかかりつけ医が認知症に対する対応力を高め、必要に応じて適切な医療機関に繋ぐことが重要であり、かかりつけ医の認知症対
応力を向上させるための研修等を進めることとし、平成29 年度末までの受講者数目標を6万人に上方修正。
【令和元年 「認知症施策推進大綱」(認知症施策推進関係閣僚会議決定)】
認知機能低下のある人や認知症の人に対して、早期発見・早期対応が行えるよう、かかりつけ医等の更なる質の向上と連携強化を図る
こととし、受講者数の目標を9万人とした。
(参考)【令和5年 「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」】
認知症の人の意向を十分に尊重しつつ、良質かつ適切な保健医療サービス及び福祉サービスが切れ目なく提供されることが基本理念
のひとつとされた。

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