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○個別事項(その8)について 総-4 (64 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00227.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第568回 11/29)《厚生労働省》
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せん妄と認知症
○ せん妄と認知症は似た症状を呈するが、別の病態として扱う必要がある。
○ せん妄がある患者のうち、急性期一般入院料1では約5割、急性期一般入院料2~6では約7割は認知
症も有していた。

せん妄

認知症

身体的な因子により発症した意識障害

神経変性・神経脱落により生じた脳の器質的な障害

発症

急激

徐々に進行

期間

数時間から数日

月から年単位

注意

焦点を当て、維持し、転換することが困難になる

重度の認知症を除き保たれる

意識

変動

おおむね正常

会話

一貫しない、文脈がまとまりなくなる

まとまっているが、単語が出てこないことがある

原因

身体条件(主要な要因は脱水や感染)、薬剤等

神経変性

認知症とせん妄は一見すると似た症状を呈するが、別の病態として扱う必要がある。
出典:公益社団法人日本看護協会「認知症ケアガイドブック」

■せん妄ありの患者における認知症の有無(急性期一般入院料)
0%

急性期1(n=1,828)

10%

20%

30%

40%

50%

60%

認知症なし

わからない

未記入

70%

80%

90%

100%

52%

急性期2~6(n=115)

72%

認知症あり

出典:令和4年度入院・外来医療等における実態調査(患者票)

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