よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


令和5年度厚生労働省補助金事業「看護業務効率化先進事例収集・周知事業」 報告書 (5 ページ)

公開元URL https://www.nurse.or.jp/nursing/assets/work-efficiency-report2024.pdf
出典情報 令和5年度厚生労働省補助金事業「看護業務効率化先進事例収集・周知事業」 報告書(4/2)《日本看護協会》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

Ⅰ.事業概要
1.事業の背景と目的
今日の医療現場においては、看護職のみならず、医師、コメディカル等、医療従事者全体の働き
方改革が喫緊の課題となっている。2024 年 4 月には、医師の働き方改革の一環として、時間外労働
規制が適用されることから、医師と協働している医療従事者の中でも、チーム医療のキーパーソン
である看護職の活動が医師の働き方改革に多大な影響を及ぼすと考えられている。そうした背景の
なかで、看護職がより専門性を発揮できる働き方の推進や看護サービスの質の向上を図るためには、
看護業務の効率化が必要である。
そこで、本事業では、看護業務の効率化によって生み出された時間を自己研鑽や、患者・利用者
への質の高い看護ケアの提供へとつなげ、またその過程で「時間外労働時間数の削減」などの看護
職の身体的・精神的な負担軽減の実現を目指して実施した。

2.事業内容
本事業では看護業務の効率化に資する医療機関等の取り組みを募集し、選考委員会を設置して先
進的な取り組みを選定し表彰した。好事例を積極的に周知するとともに、本事業で表彰された先進
的取り組みを他の医療機関等でも実施できるよう試行支援事業を行った。また、昨年度より都道府
県看護協会と連携し、地域における看護業務の効率化の普及を推進した。そして、5 年間実施した
本事業の評価を行い、今後は各施設で看護業務の効率化に取り組むことができるよう、「看護業務
効率化取り組みガイド」を作成した。
1)看護業務の効率化先進事例アワード 2023
・看護業務効率化に資する取り組みを公募し、優れた取り組みを選定し、表彰する。
2)看護業務の効率化試行支援事業
・過年度の「看護業務効率化先進事例アワード」において表彰された取り組みと同様の取り
組みを試行する医療機関等を公募し、支援を行う。
3)都道府県看護協会と連携した看護業務の効率化推進事業
・地域の特性に応じた独自の看護業務の効率化事業の実施を支援する。
4)本事業の周知
・都道府県看護協会看護労働担当者会議での発表
・学会発表
5)5 年間の本事業の評価
6)「看護業務効率化取り組みガイド」の作成

-1-