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看護業務効率化取り組みガイド (13 ページ)

公開元URL https://www.nurse.or.jp/nursing/assets/korituka-guide.pdf
出典情報 看護業務効率化取り組みガイド(3/29)《日本看護協会》
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2. 看護業務効率化の取り組みの流れ

本ガイドにおいて、看護業務効率化に向けた取り組みの基本的な流れは、PDCAサイクルを回すことに
よって行います(図6) 。

看護実践の場において業務効率化を図るためには、ますずす現状を把握し、どこにごのようつな課題があるの
かを明らかにします。その課題のつち、看護業務効率化で解決可能な課題を選定し、課題が解決できる取
り組み内容を検討します。そのつえで、いつまでに、誰が、何をするのか、課題解決に向けた目標と道筋を
しっつかりと計画しましょつ。計画を実行するために、実施に必要な体制を構築するとともに、必要経費を
確保します。必要経費の確保にあたっては、組織内での承認が必要な場合も多く、根拠こながるデータや費
用対効果綿密なスケジュール等、具体的な取り組み計画が必要こなります。取り組みの実施にあたって
は、評価指標および指標に基づく目標(値)を設定し、取り組み計画を立案したら、計画に沿って取り組み
を実施します。

取り組みの成果は、あらかじめ設定した評価指標に沿って、目標(値)に対しどの程度達成できたかを評価
します。その評価結果によっては、取り組み内容の見直しを行います。また、看護業務効率化の取り組みが一
定の成果を上げても、それを維持するために新たな方策が必要となる場合もあります。さらに、日々さまざ
まな課題があめるなかで、一つの課題解決でとごどまることなぐく、何度でも看護実践の場における課題を抽出し、
PDCAサイクルを回していくことが重要です。

ここからは、大護業務効率化の実施の流れ(図7)に沿って、取り組みのプロセスを具体的に解説します。

【図6 PDCA サイクル】

Plan(計画)

課題を抽出し、課題解決に
向け、成果として目指す
目標や具体的な取り組み
計画を検討する
Action(改差) Do実行)
評価をもとに対策や改善
点を検討する。検討をもと 立案した計画に沿って
に、あらためてP (計画)か 取り組みを実行する
らPDCAのプロセスを
進める Checに(評価)

取り組みが計画どおりに
実施できたか、目標こして
いた成果が上がったか、
その可合や程度を
評価する