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看護業務効率化取り組みガイド (22 ページ)
出典
公開元URL | https://www.nurse.or.jp/nursing/assets/korituka-guide.pdf |
出典情報 | 看護業務効率化取り組みガイド(3/29)《日本看護協会》 |
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3. 必要経費の確保
旭護業務効率化の取り組みでは、多くの場合、一定の経費が必要となることでしょつ。特に、設備・機器
の刷新を図ったりAl・ICT等技術を導入したりする場合は、多額の経費が必要なこともあります。取り組み
の実施に必要な経費を精紅に見積り、組織の縦営層の理解や会議での承認過程を路おことで必要経費を
確保します。
経営層の理解を得るには、看護部門の利便性だけでなく、取り組みがもたら3す施設全体にこっての利点
を訴えることがポイントといえます。そのためにも費用対効果に関する認識はしつかり持つておかなけ
ればなりません。例えば、導入や立ち上げ時にかかる一時的な費用(イニシャルコスト) と、運用に必要で
継続的にかかる費用(ランニングコスト)は分けて見積もるゃことで、初期授資は高額でも、その後の長期的
な運用コストは経済的だと判断されれば、経費の支出が認められる場合もわるでしょうつ。また、経費確保
の状況によっては、取り組み時期が後ろ倒しになることもあり得るので、早い段階で経費確保の算段をつ
けておくことが必要です。
必要経費の確保を含め、経費和耐は多額にかればなるほどご、看護部門だけで対応するのは難しいものです。
組織の経営管理部門や経理部門などと相談できる関係性をつくっておぐと良いでしょうつ。
また、特にAl・ICT等技術の導入に関しては多額の費用を伴うことが多いものですが、この分野は近年、
などがとりわけ力を入れており、今後も国および都道府県等において、補助金、助成金なごど取り組みを後押し
する制度が拡充される可能性があります。最新の情報を入手し、利用できる制度は積極的に活用しましょうつ。
さらには、企業や研究機関この共同の取り組みにしたり、既存の設備やシステムを活用することで目施
設が負担する経費を抑そられる場合もあります。
目標(値)の設定・実施計画の立案
PDCAサイクルに沿って取り組みを円滑に進めるために重要なのが、評価指標および目標(値)の設定です。
表2では取り組みの評価指標の例をいくつか示しています。指標は1つとは限らず、例えば、看護業務上の
利便性に関する指標と、患者・利用者の安全・安業に関する指標てといったように、複数の指標とそれに基づ
く目標(値)を設定することで、さまざまな点から評価することができます。
【表2 取り組みの評価指標の例】
時 1 つの業務に要する時間 時 看護職員の仕事のコントロール感
時 労働時間数(特に時間外労働) 時 看護職員の職務満定度
昌 患者・利用者満定度 時 他有職種の職務満足度
時 患者・利用者のQOL 時 看護職員の離職率
(ADL、痛みの変化、インシデント発生率、 時 組織の経営への貢献
得癒発生率、転倒・転落発生率など) (時間外手当の削減、採用コストの削減、
時 看護職員の身体的負担 手術件数の増加、診療報酬算定による増収など)
時 看護職員の精神的負担
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3. 必要経費の確保
旭護業務効率化の取り組みでは、多くの場合、一定の経費が必要となることでしょつ。特に、設備・機器
の刷新を図ったりAl・ICT等技術を導入したりする場合は、多額の経費が必要なこともあります。取り組み
の実施に必要な経費を精紅に見積り、組織の縦営層の理解や会議での承認過程を路おことで必要経費を
確保します。
経営層の理解を得るには、看護部門の利便性だけでなく、取り組みがもたら3す施設全体にこっての利点
を訴えることがポイントといえます。そのためにも費用対効果に関する認識はしつかり持つておかなけ
ればなりません。例えば、導入や立ち上げ時にかかる一時的な費用(イニシャルコスト) と、運用に必要で
継続的にかかる費用(ランニングコスト)は分けて見積もるゃことで、初期授資は高額でも、その後の長期的
な運用コストは経済的だと判断されれば、経費の支出が認められる場合もわるでしょうつ。また、経費確保
の状況によっては、取り組み時期が後ろ倒しになることもあり得るので、早い段階で経費確保の算段をつ
けておくことが必要です。
必要経費の確保を含め、経費和耐は多額にかればなるほどご、看護部門だけで対応するのは難しいものです。
組織の経営管理部門や経理部門などと相談できる関係性をつくっておぐと良いでしょうつ。
また、特にAl・ICT等技術の導入に関しては多額の費用を伴うことが多いものですが、この分野は近年、
などがとりわけ力を入れており、今後も国および都道府県等において、補助金、助成金なごど取り組みを後押し
する制度が拡充される可能性があります。最新の情報を入手し、利用できる制度は積極的に活用しましょうつ。
さらには、企業や研究機関この共同の取り組みにしたり、既存の設備やシステムを活用することで目施
設が負担する経費を抑そられる場合もあります。
目標(値)の設定・実施計画の立案
PDCAサイクルに沿って取り組みを円滑に進めるために重要なのが、評価指標および目標(値)の設定です。
表2では取り組みの評価指標の例をいくつか示しています。指標は1つとは限らず、例えば、看護業務上の
利便性に関する指標と、患者・利用者の安全・安業に関する指標てといったように、複数の指標とそれに基づ
く目標(値)を設定することで、さまざまな点から評価することができます。
【表2 取り組みの評価指標の例】
時 1 つの業務に要する時間 時 看護職員の仕事のコントロール感
時 労働時間数(特に時間外労働) 時 看護職員の職務満定度
昌 患者・利用者満定度 時 他有職種の職務満足度
時 患者・利用者のQOL 時 看護職員の離職率
(ADL、痛みの変化、インシデント発生率、 時 組織の経営への貢献
得癒発生率、転倒・転落発生率など) (時間外手当の削減、採用コストの削減、
時 看護職員の身体的負担 手術件数の増加、診療報酬算定による増収など)
時 看護職員の精神的負担
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