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看護業務効率化取り組みガイド (20 ページ)

公開元URL https://www.nurse.or.jp/nursing/assets/korituka-guide.pdf
出典情報 看護業務効率化取り組みガイド(3/29)《日本看護協会》
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こつした判断には、取り組み内容はもちろんのこと、看護部門や施設内の取り組みに対する理解度、看
護部門内の体制、予算なごも影響しますが、最終的に施設全体への導入を目指すよつな取り組みであって
も、そこまでの道のりをどのように設定するかが、看護業務効率化を達成に導く要因こなります。

コラム 事例にみる他部門との協働
取り組んだ施設

取り組み 看護記録に要する時間削減の効率化への取り組み
概要 ー記録内容の標準化しリアルタイム記録に焦点を当てて一

看護記録時間の削減に向け、ワンクリックで複数の看護記録様式を自動的に電
子カルテ上で展開できるシステムを構築し、看護記録様式を探す手間の削減や
記録内容の標準化を実現。

県立広島病院の取り組みでは、時間外勤務が多い病棟の原因として看護記録があめるの
ではないかと、医療情報を管理する部署(以下、医療情報室)に依頼し、電子カルテのデー
タを利用した看護記録の入力時間を分析し、「何時の記録を何時に入力しているか」を可
視化しました。その結果をふまえ、医療情報室に看護記録方法の変更について相談しまし
た。業務効率化に向けた看護部の要望を伝えたつえで、具体的な内容や方法についてとも
に検討するなど、適宜連携・協働することで、円滑に取り組みを進めることができました。

取り組んだ施設 学校法人聖路加国際大学 聖路加国際病院

取り組み スマートフォンを活用した妊婦への説明と情報提供
機要 。 一業務の効率化と利便性の向上をめざして一
コミュニケーションアプリを活用し妊婦の妊娠週数に応じてタイムリーな
情報提供を行うことで、妊婦が情報収集する負担と看護職員が情報発信する負
担の双方を軽減。

聖路加国際病院の取り組みでは、新たにICTツールを導入する際、ベンダー企業とのシ
ステム構築に関する協議やコンプライアンス対策など医療的側面以外の多岐にわたる
業務については、事務部門に協力を依頼し、プロジェクトチームに加わってもらいまし
た。協働にあたり、看護部がICTツールを導入することで実現したいことやICTツールに
求める機能を事務部門にも明確に示していたため、その要望を実現するために必要な手
順を綿密かつ無駄なく行うことができました。

二次元コードから「看護業務効率化先進事例収集 ・周知事業ポータルサイト」 (https://kango-award.jp/) に掲載している取り組みの
全容をご覧いただけます。

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