よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料6 提出資料5(玉川構成員) (17 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40336.html
出典情報 新たな地域医療構想等に関する検討会(第3回 5/22)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。



次の地域医療構想に向けた課題と対応
Ⅲ-6 役割分担・医療体制のアップデート

①目標と実績が対応する設計への見直し
・把握可能な実績に対応する目標の設定
・病床と病棟のズレが生じない制度設計
・運用途中でズレが生じた場合における制度的な対応の実施
・既存目標の墨守により、本来実施施すべき機能整備に支障が生じない
ような制度設計も重要
※解釈上の「回復期」位置付けにより、回復期への本格的体制整備の
支援対象外とならないような設計(高度急性期も同様)

16
④現実解を意識した在宅や介護との連携強化
・議論と調整・すり合わせなど対応が必要な課題
・一方で医療サイドと介護側の施策構造の違いに留意
・「地域医療構想」のアプローチで対応できる課題と、
介護側の枠組み整理が必要な課題があると思料
・今まで以上にエリアや役割が多層化(難度上昇)
・事務局負担への制度的配慮が必要

⑤病院経営の持続可能性の視点
②現実的な医療機能を踏まえた目標の設定・柔軟化
・急性期と回復期に関わる入院機能への対応
(サブアキュート、高齢者救急、ポストアキュート)
※医療機関集積地域以外では、一つの病院が複数の機能を
当然用いることの想定が必要

③複数シナリオの設定
・人口集積・医療機関集中地域の想定・在り方
・人口減少・医療過疎地域の想定・在り方
・上記の混在地域の想定・在り方
(参考)医療機関単位で役割分担が成立する想定・在り方
一つの医療機関が多機能対応となる想定・在り方
在宅対応が既に現実的でない地域の想定・在り方

・人材確保の困難化や経営環境の悪化により、病院の持続可能性が今後
大きな課題になるものと思料(特に地方部)
・地方部では既存医療機関は「貴重で限られた医療資源」、適切な役割
を継続的に担うことができるような観点での支援策も必要(構想具体
化のための伴走支援等)

⑥人材確保に関する制度設計の見直し【国、地方双方】
・絶対的医師不足地域における医師確保対策の継続実施
・地域包括ケアを支える診療分野の医師の制度的育成
(総合診療医等の育成、サブスぺ専門医の総合診療能力の育成等)
・若年人口減に伴う新卒看護師の中長期の減少リスク対策
・新卒者の確保策と並行し、必要とされる分野への再就業者の実効ある
人材育成・マッチング、プラチナナースの拡大など、既存看護人材の
活躍の場の確保策への注力