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資料5-1 高齢者施設の服薬簡素化提言 (11 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40741.html
出典情報 高齢者医薬品適正使用検討会(第18回 6/21)《厚生労働省》
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ステップ3

多職種で変更の協議

服薬簡素化にあたっては、表 3 に示した職種別の主な役割を参考とし、多職種で服薬簡素化の可否や実
施方法等を協議する。その際には、入所者/入居者の生活状況や、服薬アドヒアランス、在宅復帰の可能性に
加え、施設の職員配置等を考慮する。
表 3. 高齢者施設の服薬簡素化フローチャートに沿った職種別の主な役割
職種

医師

薬剤師

簡素化の対象となる薬剤の特定と検討

簡素化の実施と評価

(ステップ 1~3)

(ステップ 4~7)

医学的評価に基づく簡素化の対象となる薬

処方変更の実施、本人やキーパーソンへ

剤の特定・実施可能性の検討(安全性の考

の説明、変更後の効果や薬物有害事象の

慮、本人や施設への不利益等)

確認と共有、多職種への懸念事項の共有

薬学的評価に基づく簡素化の対象となる薬

本人やキーパーソンへの説明や理解の補

剤の特定・実施可能性の検討(添付文書・イ

足、変更後の効果や薬物有害事象の確認

ンタビューフォームの確認、相互作用の考慮

と共有、多職種からの情報の統合、多職

等)、処方変更の提案

種への懸念事項の共有

多職種との情報共有(服薬状況、服用管理
能力、服薬介助の実施状況、ADL や生活
看護師

状況、服薬管理に対する支援側の負担や問
題等)服薬状況や管理能力に沿った剤形・
投与回数、服用方法の提案

本人やキーパーソンへの理解の補足、処
方変更に伴う症状や薬物有害事象の確
認と多職種への共有、ADL や生活状況
の変化の把握とケアの調整

多職種との情報共有(服薬介助の実施状

処方変更に伴う服薬状況や生活状況の

況、薬の飲み込みにくさや落薬・拒薬の詳

変化の確認と多職種への共有、退所・退

細、入所・入居前の服薬や生活状況、服薬

居時の医療機関・介護事業所等への薬

介助に対する支援側の負担や問題等)

剤に関する情報提供

歯科医師

口腔内環境や嚥下機能の評価、内服可能

薬物有害事象としての嚥下機能低下等の

歯科衛生士

な剤形・服用方法の提案

確認

服薬に関わる身体機能、嚥下機能の評価、

処方変更に伴う身体機能、嚥下機能等の

内服可能な剤形・服用方法の提案

変化の把握と共有

食欲、嗜好、摂食量、食形態、栄養状態等に

処方変更に伴う食欲、嗜好、摂食量、食形

関する情報共有

態、栄養状態等の変化の把握と共有

介護福祉士
社会福祉士
介護支援専門員等

理学療法士
作業療法士
言語聴覚士
管理栄養士

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