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資料1 介護情報基盤について (41 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41097.html
出典情報 社会保障審議会 介護保険部会(第113回 7/8)《厚生労働省》
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サービスの質向上の具体例②

ケアプランの共有

ケアプランデータの共有により、以下のようなケアマネジメント・介護・医療の質の向上が期待される。

概要

現状・課題

介護情報基盤を活用した電子的共有の
主なメリット

引継ぎ先の居宅介護支援事業所や介護保険
居宅介護支援事業所の変更や施設入所等が生じ
居宅介護支援事業
施設等が、過去のケアプランを閲覧することで、
た際の引継ぎに当たり、利用者や以前の居宅介護
所のケアプランの引
サービスの利用状況だけでなく、生活のリズム等
支援事業所からケアプランが提供されない場合もあ
継ぎ
様々な情報を入手でき、円滑な支援の継続が
り、過去の状況把握が難しいことがある。
可能となる。
介護サービス事業所 新規の利用者について、これまでのサービス利用状 介護情報基盤から過去のケアプランも閲覧でき
による過去のサービ 況が分からず、過去の状況を踏まえたサービス提供 ることで、これまでの利用状況を踏まえたサービ
ス利用の把握
が難しい。
ス提供ができる。
地域包括支援セン
地域ケア会議後のケアプランを確認できないため、 介護情報基盤から地域ケア会議前後のケアプラ
ターによる地域ケア
地域ケア会議の効果が分からない。
ンを確認することができ、比較ができる。
会議の効果の把握
入院した者について、直近のケアプランを確認できな 入院時に医療機関がケアプランを確認できること
医療機関の治療方
いため、現在の症状のみをもって治療方針を決定し で、これまでの生活を踏まえた治療に結びつけ
針の決定
ている。
られる。
なお、将来的には、
・介護情報基盤上の膨大なケアプラン情報をAIに学習させることにより、AIを活用したケアプラン作成支援の実用化に資する
・同一条件(要介護度、年齢、地域等)に当てはまるモデルケアプランを閲覧する
・認知症の利用者の代わりに介護情報基盤上で家族がケアプランについて確認を行い同意する
・市町村が市町村内の全てのケアプランを閲覧し、それらを分析することで、地域の課題を網羅的に把握する
等ができるようになると期待される。
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