よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


【資料1ー6】学会における対応 (19 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24780.html
出典情報 医療用医薬品の安定確保策に関する関係者会議(第6回 3/25)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

令和 3年 12月 14日

供給不安発生時の代替薬・代替療法とその優先順位についての予めの検討について

公益社団法人日本産科婦人科学会
(1)オラパリブ カテゴリ B
①卵巣癌化学療法後の維持療法については、ニラパリブにて代用する
②卵巣癌化学療法後の維持療法でベバシズマブとの併用においては、ベバシズマブの
併用を中止し、ニラパリブにて代用する
(2)メドロキシプロゲステロン酢酸エステル カテゴリ C
①若年子宮体癌に対する妊孕性温存療法については、標準治療である子宮全摘出術を
行う。また、保険適用外であるが海外の臨床試験で効果が期待されている薬剤とし
てレボノルゲストレル-IUS の投与や、未承認薬であるメゲストロールの投与も考慮
する
※低用量製剤であるプロベラ錠やヒスロン錠でも代用可能ではあるが、妊孕性温療法
に治療効果が期待できる用量である 400mg/日の内服のためには、2.5mg 製剤で 160
錠/日、5mg 製剤では 80 錠/日の内服が必要となり、一般的ではない
②再発子宮体癌に対する治療については、アンスラサイクリンやタキサン系薬剤を用
いた化学療法を行う
(3)メソトレキセート カテゴリ A
①絨毛性疾患(侵入奇胎、臨床的侵入奇胎)の単剤化学療法については、アクチノマ
イシン D にて代用する。
②絨毛性疾患(絨毛癌、臨床的絨毛癌など)の多剤併用化学療法については、FA(フ
ルオロウラシル+アクチノマイシン D)や TP/TE 療法(パクリタキセル+エトポシ
ド+シスプラチン)等で代用する。
(4)ブレオマイシン塩酸塩

カテゴリ C

①卵巣胚細胞性腫瘍の術後・再発化学療法については、VIP 療法(エトポシド+イホ
スファミド+シスプラチン)
、TIP 療法(パクリタキセル+イホスファミド+シスプ
ラチン)等で代用する。
②卵巣性索間質性腫瘍の術後・再発化学療法については、TC 療法(パクリタキセル+

- 19 -