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【報告書】令和5年度「少子高齢社会等調査検討事業」 (33 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_42718.html
出典情報 令和5年度「少子高齢社会等調査検討事業」の報告書を公表します(8/27)《厚生労働省》
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2.2.3

こころと身体の健康意識にみられる違い
「こころの不調」(図 2-23)と「身体の病気(がん)」(図 2-24)の健康意識にみられる違いについて、

取組状況や相談有無、通院の可能性について尋ねたところ、予防のための取組に大きな違いはなかっ
た。一方、「自覚したら家族に相談すると思う」、「診断を受けたら家族に相談すると思う」に対し「あては
まる」と回答した割合は、「身体の不調(がん)」が「こころの不調」よりも 1 割程度高く、「こころの不調」を
身近な存在へ相談することの難しさがうかがえた。
「自覚したら学校・職場に相談すると思う」「診断を受けたら学校・職場に相談すると思う」「自覚したら
学業・仕事を続けられるか心配になると思う」「診断を受けたら学業・仕事を続けられるか心配になると
思う」についても、「あてはまる」と回答した割合は、「こころの不調」の方が「身体の病気(がん)」より 1 割
弱程度低かった。また、「自覚したら病院に定期的に通院すると思う」は、「身体の病気(がん)」は「あて
はまる」が 57.8%を占めたのに対し、「こころの不調」は「あてはまる」が 36.4%にとどまった。また、「診
断を受けたら病院に定期的に通院すると思う」も、「あてはまる」が「身体の病気(がん)」と「こころの不調」
で 1 割以上の差が開いた。
身近な存在への相談難易度の高さもさることながら、仕事や学業への影響度合いについても大きい
と考える人が多く、またそれによる通院へのハードルの高さがうかがえる結果となった。
こころの不調
あてはまる

0%
予防のための取組みをしていると
思う

どちらかといえばあてはまる

10%

20%

12.1

自覚したら学業・仕事を続けられ
るか心配になると思う

8.0

23.2

9.8

16.4

24.2

18.9

27.0

27

8.2

6.3

22.8

5.9

21.9

6.1
18.1

42.6

図 2-23

6.3

25.1
27.1

24.1

11.2

36.7

21.2

45.2

100%

39.7
10.6

24.4

90%
22.7

12.3

36.4

18.3

80%

22.2

26.1

29.2

あてはまらない

14.5

24.5

25.4

診断を受けたら病院に定期的に通
院すると思う

70%

26.4

17.7

自覚したら病院に定期的に通院す
ると思う

60%

28.9

13.9

11.8

どちらかといえばあてはまらない

50%

44.6

診断を受けたら学業・仕事を続け
られるか心配になると思う

治療を受けたら治ると思う

40%

30.5

診断を受けたら家族に相談すると
思う

診断を受けたら学校・職場に相談
すると思う

30%

21.8

自覚したら家族に相談すると思う

自覚したら学校・職場に相談する
と思う

どちらともいえない

5.2
8.5

5.4
4.4
6.4