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【報告書】令和5年度「少子高齢社会等調査検討事業」 (42 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_42718.html |
出典情報 | 令和5年度「少子高齢社会等調査検討事業」の報告書を公表します(8/27)《厚生労働省》 |
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必要な施策について、こころの健康の現状別にみると、「ストレスや不安感への何らかの対処をしてい
る」人(「自分なりの症状緩和措置をとっている(薬は利用しない)」、「市販薬を利用する」、「病院にか
かっている」と回答した人)は、どの項目でも回答割合が高い傾向にあった。「ストレスや不安感はまった
くない」人と比較すると、最も乖離が大きかったのは「仕事・学業を休む期間に対する身分の保証、経済
的な支援」(21.7 ポイント差)であり、次いで「こころの不調を抱える者に対する差別的・不当な取扱いの
禁止」(17.1 ポイント差)であった(図 2-40)。
%
60
全 体
ストレスや不安感はあるが、特に何もしていない
49.2
ストレスや不安感はまったくない
ストレスや不安感への何らかの対処をしている
42.2
50
37.5
36.7
40
30
20
43.5
33.8
10
15.0
20.4
0
こころの こころの こころの 早期の職 仕事・学 こころの SNSなど 健康相談 地域で身 周囲の家 その他
不調が特 不調を予 不調を感 場・学業 業を休む 不調を抱 ネット上 や保健指 近に相談 族に対す
別な病気 防するた じたとき 復帰に向 期間に対 える者に の誤情報 導など公 できる
る支援・
ではない めに自分 の相談窓 けた支
する身分 対する差 や誹謗中 的な支
人・集え ケア体制
ことに関 でできる 口の認知 援・ケア の保証、 別的・不 傷に対す 援・ケア る場所の
する周
取組の紹 度の向
体制
経済的な 当な取扱 る規制強 体制
紹介・普
知・啓発 介・普及 上・更な
支援
いの禁止 化
及
る設置
特にない
図 2-40
また、「こころの不調」の社会的支援体制の自由記述回答について、複数視点でのコメントのあるもの
は複数項目でカウントしたところ、「気軽に相談できる地域のコミュニティ」「社会全体の寄り添いや安心
できる環境」といったコミュニティや環境を求めるものが多く、全体の 3 割弱が同様の回答していた。次
いで、「こころの不調は個人のせいではないという理解が足りない」「こころの不調そのものについての
理解普及が足りていない」といった周知・啓蒙・普及につながる回答が 2 割弱となった。これらの中には、
所属している組織だけでなく SNS を含む社会全体での差別や誹謗中傷をやめてほしいといった回答
も多くみられた。全体的な傾向としては、問 21 の社会での理解が深まるために必要な施策と、問 22 の
回答に大きな食い違いはみられなかった。
既にある取組では、「相談窓口の認知度向上」「相談専門窓口の充実や人材の充実」「どこに相談すれ
ば分からない」といった、相談窓口の認知度向上や質の改善を求めるものも 2 割弱と多く、クリニックに
かかる前の相談窓口の充実も必要な対策と見受けられた。また、「匿名で相談できるツール」への要望
も複数みられた。
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る」人(「自分なりの症状緩和措置をとっている(薬は利用しない)」、「市販薬を利用する」、「病院にか
かっている」と回答した人)は、どの項目でも回答割合が高い傾向にあった。「ストレスや不安感はまった
くない」人と比較すると、最も乖離が大きかったのは「仕事・学業を休む期間に対する身分の保証、経済
的な支援」(21.7 ポイント差)であり、次いで「こころの不調を抱える者に対する差別的・不当な取扱いの
禁止」(17.1 ポイント差)であった(図 2-40)。
%
60
全 体
ストレスや不安感はあるが、特に何もしていない
49.2
ストレスや不安感はまったくない
ストレスや不安感への何らかの対処をしている
42.2
50
37.5
36.7
40
30
20
43.5
33.8
10
15.0
20.4
0
こころの こころの こころの 早期の職 仕事・学 こころの SNSなど 健康相談 地域で身 周囲の家 その他
不調が特 不調を予 不調を感 場・学業 業を休む 不調を抱 ネット上 や保健指 近に相談 族に対す
別な病気 防するた じたとき 復帰に向 期間に対 える者に の誤情報 導など公 できる
る支援・
ではない めに自分 の相談窓 けた支
する身分 対する差 や誹謗中 的な支
人・集え ケア体制
ことに関 でできる 口の認知 援・ケア の保証、 別的・不 傷に対す 援・ケア る場所の
する周
取組の紹 度の向
体制
経済的な 当な取扱 る規制強 体制
紹介・普
知・啓発 介・普及 上・更な
支援
いの禁止 化
及
る設置
特にない
図 2-40
また、「こころの不調」の社会的支援体制の自由記述回答について、複数視点でのコメントのあるもの
は複数項目でカウントしたところ、「気軽に相談できる地域のコミュニティ」「社会全体の寄り添いや安心
できる環境」といったコミュニティや環境を求めるものが多く、全体の 3 割弱が同様の回答していた。次
いで、「こころの不調は個人のせいではないという理解が足りない」「こころの不調そのものについての
理解普及が足りていない」といった周知・啓蒙・普及につながる回答が 2 割弱となった。これらの中には、
所属している組織だけでなく SNS を含む社会全体での差別や誹謗中傷をやめてほしいといった回答
も多くみられた。全体的な傾向としては、問 21 の社会での理解が深まるために必要な施策と、問 22 の
回答に大きな食い違いはみられなかった。
既にある取組では、「相談窓口の認知度向上」「相談専門窓口の充実や人材の充実」「どこに相談すれ
ば分からない」といった、相談窓口の認知度向上や質の改善を求めるものも 2 割弱と多く、クリニックに
かかる前の相談窓口の充実も必要な対策と見受けられた。また、「匿名で相談できるツール」への要望
も複数みられた。
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