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【報告書】令和5年度「少子高齢社会等調査検討事業」 (44 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_42718.html
出典情報 令和5年度「少子高齢社会等調査検討事業」の報告書を公表します(8/27)《厚生労働省》
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3.2

こころの健康状態に対する意識
こころの健康状態を年代別にみると、『健康』(「よい」「まあよい」「ふつう」の合算)と回答した割合が
最も高いのは 70 代以上(90.8%)であり、次いで 60 代(85.4%)、50 代(79.4%)であった。一方、
30 代、40 代では 7 割程度と、他の世代と比べてやや低い傾向となった(図 2-14)。
また、こころの健康の現状について年代別にみると、ストレスや不安感に『対処している』(「自分なりの
症状緩和措置をとっている(薬は利用しない)」「市販薬を利用する」「病院にかかっている」の合算)と回
答した割合は 20 代が最も高く、年代が上がるにつれて減少する傾向であった(図 2-15)。
不安感の主な原因は「体力の衰え」(39.6%)、「経済的な問題」(32.2%)、「仕事上の人間関係」
(23.4%)であった(図 2-16)。年代別にみると、「経済的な問題」はいずれの世代でも主な不安感の原
因の一つとして挙げられていた。また、各年代別の最多要因は 20 代、30 代が「仕事上の人間関係」、
40 代が「経済的な問題」、50 代、60 代、70 代以上が「体力の衰え」であった(図 2-17)。さらに、ここ
ろの健康状態別に不安感の原因をみると、こころの健康状態が「あまりよくない」「よくない」と回答した
人のうち、最も回答割合が高いのは「経済的な問題」であった(図 2-18)。
mif にて、不安感の現状を経済的ゆとり別にみると、『対処をしている』と回答した割合は、「ほとんど
ゆとりがない」で最も高く、経済的な背景とこころの健康は相関があると考えられる(図 3-2)。

※生活者市場予測システム(mif)2023 年 6 月調査(n=30,000)

図 3-2

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