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資料2-1 医療安全を前提とした対人業務の効率化について (30 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24933.html
出典情報 薬剤師の養成及び資質向上に関する検討会 薬局薬剤師の業務及び薬局の機能に関するワーキンググループ(第3回 3/31)《厚生労働省》
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現場の薬剤師との意見交換会の概要(医療安全を前提とした対物業務の効率化
部分の抜粋①)
○ ワーキンググループにおいて薬局薬剤師の業務に関する検討にあたり、現場で働く薬剤師の実態、意見を聴取す
べく、意見交換会を実施。
(1)参加者:①北海道、富山県、東京都、大阪府、広島県及び長崎県の薬局(大手チェーン薬局、調剤併設型ドラッグストアに勤務する薬剤師を含
む)の計12名(概ね30~40歳))、②厚生労働省の担当者
(2)開催日:1月下旬、2月上旬

○ 当該意見交換会において寄せられた主な意見の概要は以下のとおり(主な意見の詳細は4ページ目以降。)。
※赤字下線部分は意見が多かった点など。
医療安全を前提とした対物業務の効率化
 薬剤師以外の非専門家の活用:多くの参加者が、「対人業務の推進のために非専門家を活用すべき」との意見。
・調剤業務のサポートを実施するためには、一定の知識や経験は必要。各薬局でOJTで実施しているのが実状。



一包化の外部委託:様々な意見があったが、慎重な意見も多かった。
①ミスが生じた際の責任の所在が曖昧となる。一方で、ミスが生じた場合の患者対応は、処方箋を受け付けた薬局となる。②一包化はミスが起きやすい業
務。外部委託では信頼できない。③服薬指導段階で疑義が発生することもあるので、臨機応変な対応ができず、患者に迷惑をかけてしまう。④薬剤の配
送工程が入ると考えられるが、対物業務の効率化に繋がるのか。また、患者の継続的な服用の中断がされないか心配。
⑤一包化作業は時間と手間がかかる。外部委託ができるとありがたい。⑥調剤業務の効率化により、対人業務に取組みやすくなる。⑦機械化によって正
確性、安全性が向上する部分もある。記録が残ることも重要。⑧病院の一包化の下請けを敷地内薬局が行うことを容認するのであれば反対。薬剤師の
専門性を活かした意味であれば賛成。



業務の効率化を行うべきと考える内容:①薬歴の記載。②報告書の作成など、文書作成の事務作業。③医療機関への問合せについて、医療機関と
薬局の間での事前の取り決め(問合せ簡素化プロトコール)の推進。

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