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資料2-1 医療安全を前提とした対人業務の効率化について (47 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24933.html |
出典情報 | 薬剤師の養成及び資質向上に関する検討会 薬局薬剤師の業務及び薬局の機能に関するワーキンググループ(第3回 3/31)《厚生労働省》 |
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孫構成員より資料提供
薬剤服用歴の効果的・効率的な利活用について
〇安全な薬物療法を継続的に支援する上で、薬剤服用歴(以下、薬歴)は重要な役割を担う。一方で、薬
歴情報の複雑化によって薬歴作成にかかる負担やその利活用に影響を及ぼしている。
〇患者のために薬歴情報がより効果的・効率的に利活用されるよう、頻用文書の定型化を含む薬歴情報の標
準化、また薬歴へのInput内容について検討を進める必要がある。
Output、Outcome
薬歴へのInput内容
(薬学的分析、活用、情報提供、成果)
ア.基礎情報 イ.処方及び調剤内容等 ウ.体質、生活像及びGE使用の意向
エ.疾患に関する情報 オ.OL資格確認を通じて取得した薬剤、特定健診情報等
カ.併用薬等の状況及び飲食物の摂取状況 キ.服薬状況(残薬含む)
ク.服薬中の体調変化及び相談事項の要点 ケ.服薬指導の要点 コ.手帳有無
サ.今後の継続的な薬学的管理及び指導の留意点 シ.指導薬剤師の氏名
(薬学管理料の各種加算関連、その他)
• 薬学的分析、患者に対する確認内容、指導、情報提供の要点
• 処方医への確認、情報提供の要点、処方提案及び結果の要点
• 在宅訪問における薬学的管理指導計画書の添付と、多職種連携の要点
• かかりつけ薬剤師指導料の同意取得の旨
等
薬歴記載に関する課題
•
•
•
•
薬歴や各種報告書の作成に手間と時間がかかる。※1
•
1日の処方箋調剤に関する業務の累計時間は9時間45分、そ
のうち「服薬指導」の累計時間が最も長く1時間50分、
•
次いで「薬歴への記載」の時間が長く1時間25分。※2
定型的な記載を認めないなど行政指導が均一化されていない。 •
複雑化した薬歴情報が1次利用、2次利用のネックとなっている。
•
•
•
•
•
•
•
•
•
継続的な服薬指導
服薬状況改善の技術的な工夫等
残薬削減
多職種との情報連携
重複投薬・相互作用等防止
不適切な多剤投与の解消
処方カスケード防止
指導内容の見直し
リアルワールドデータの分析・活用
その課題解決に向けて
健康・医療・介護情報利活用検討会の議論を参考に、頻
用文書の定型化、Input内容の整理を進める。
オンライン資格確認、電子処方箋、電子カルテ、地域医療
連携ネットワークとの情報連携を見据えた仕様を検討する。
医療情報システムの安全管理に関するガイドラインに基いた
非薬剤師による薬歴の代行入力を明確化する。
出典 ※1 現場の薬剤師との意見交換会の概要 ※2 令和2年度薬剤師の需給動向事業における調査結果
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薬剤服用歴の効果的・効率的な利活用について
〇安全な薬物療法を継続的に支援する上で、薬剤服用歴(以下、薬歴)は重要な役割を担う。一方で、薬
歴情報の複雑化によって薬歴作成にかかる負担やその利活用に影響を及ぼしている。
〇患者のために薬歴情報がより効果的・効率的に利活用されるよう、頻用文書の定型化を含む薬歴情報の標
準化、また薬歴へのInput内容について検討を進める必要がある。
Output、Outcome
薬歴へのInput内容
(薬学的分析、活用、情報提供、成果)
ア.基礎情報 イ.処方及び調剤内容等 ウ.体質、生活像及びGE使用の意向
エ.疾患に関する情報 オ.OL資格確認を通じて取得した薬剤、特定健診情報等
カ.併用薬等の状況及び飲食物の摂取状況 キ.服薬状況(残薬含む)
ク.服薬中の体調変化及び相談事項の要点 ケ.服薬指導の要点 コ.手帳有無
サ.今後の継続的な薬学的管理及び指導の留意点 シ.指導薬剤師の氏名
(薬学管理料の各種加算関連、その他)
• 薬学的分析、患者に対する確認内容、指導、情報提供の要点
• 処方医への確認、情報提供の要点、処方提案及び結果の要点
• 在宅訪問における薬学的管理指導計画書の添付と、多職種連携の要点
• かかりつけ薬剤師指導料の同意取得の旨
等
薬歴記載に関する課題
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薬歴や各種報告書の作成に手間と時間がかかる。※1
•
1日の処方箋調剤に関する業務の累計時間は9時間45分、そ
のうち「服薬指導」の累計時間が最も長く1時間50分、
•
次いで「薬歴への記載」の時間が長く1時間25分。※2
定型的な記載を認めないなど行政指導が均一化されていない。 •
複雑化した薬歴情報が1次利用、2次利用のネックとなっている。
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継続的な服薬指導
服薬状況改善の技術的な工夫等
残薬削減
多職種との情報連携
重複投薬・相互作用等防止
不適切な多剤投与の解消
処方カスケード防止
指導内容の見直し
リアルワールドデータの分析・活用
その課題解決に向けて
健康・医療・介護情報利活用検討会の議論を参考に、頻
用文書の定型化、Input内容の整理を進める。
オンライン資格確認、電子処方箋、電子カルテ、地域医療
連携ネットワークとの情報連携を見据えた仕様を検討する。
医療情報システムの安全管理に関するガイドラインに基いた
非薬剤師による薬歴の代行入力を明確化する。
出典 ※1 現場の薬剤師との意見交換会の概要 ※2 令和2年度薬剤師の需給動向事業における調査結果
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