よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


参考資料1 井上参考人提出資料 (11 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_44713.html
出典情報 妊娠・出産・産後における妊産婦等の支援策等に関する検討会(第5回 11/13)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

11
令和 6年 9月 25日

厚生労働副大臣 宮崎政久殿

出産ケア政策会議 代表 古宇田千恵
出産ケア政策会議 顧問 井上清成

正常分婚を保険適用の対象とする
妊産婦中心の「出産保険」制度の創設を求める提言 (その3)

令和5年4月2 7日に提出した「正常分學を保険適用の対象とする 出産保険』 制度の創
設を求める提言書」、令和6年7月24日に提出した「正常分交を保険適用の対象とする妊
産婦中心の『出産保険』 制度の創設を求める提言書」 (第2弾) に引き続き、特に、 「妊産
婦の多様なニーズに対する選択の自由の確保」と「標準化された現物給付の複数類型」の体
系に重点を置いて、第3弾としての提言を追加提出する。

1.「現物給付の標準化 (類型化) 」と妊産婦の自由な選択

ここで提言する「現物給付の標準化」とは、現物給付を複数に類型化することであり、そ
れにより、妊産婦に多様な「選択肢」を提示して、「多様なニーズ」に応じしられるようにす
るものである。 複数の類型化によって、「妊産婦が選択肢を選ぶ」という言葉のイメージよ
りは「妊産婦が組み合わせを作る」や「妊産婦がカスタマイズする」という言葉のイメージ
に近くなる。たとえば、フラットに示された「選択肢 1 」「選択肢 2 」「選択肢 3 」から選
ぶのではなく、それぞれの選択肢から枝分かれした「選択肢A」「選択肢B」「選択肢C」
を妊産婦自らが積極的に組み合わせていくというイメージである。

この例で言うと、9つの組み合わせ (「選択肢 1 十選択肢A」 「選択肢 1 十選択肢B」
[選択肢 1 十選択肢C」「選択肢 2 十選択肢A」 「選択肢 2 十選択肢B」「選択肢 2 十選択
肢C」 「選択肢 3 十選択肢A」 「選択肢 3 十選択肢B」「選択肢 3 十選択肢C」) が可能で
ある。妊産婦は「選択肢 1 十選択肢C」という組み合わせを作ってもよいし、「選択肢 3 十
選択肢B」という組み合わせを作ってもよい。

妊産婦が自らの主観的な感性や当該妊産婦を取り巻く客観的な事情にフィットする選択肢
を、自主的かつ積極的に組み合わせていくことができるようになるのである。