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4. 「出産なび」を進化させ、デジタル化された「マタニティケア検索・予約システ
ム」の導入

今の若い女性は、日常生活の中で、あらゆるサービスが検索・予約できることを当
たり前とする社会で暮らしている。たとえば、美容院を予約する際には、地域の美容
院がほぼ網羅されている中から検索できるし、美容院だけでなく美容師やサービスの
組み合わせも予約できるようになっている。これと同じように、妊巡がわかった時点
ですぐに地域の産科医療機関や助産所の出産費用・サービス内容等の情報を検索でき、
サービスを適切に選択できることは、 出産を考える女性に安心と利便性を提供し、出
産の支援人策と して重要である。

そこで、見える化を目指した「出産なび」を進化させて、検索だけでなく予約も可
能にし、今の若い女性の生活様式に合わせた「マタニティケア検索・予約システム」
を導入すべきである。

海外では、マタニティケアの IT 化 (デジタル化) が進められ、産科医や助産師が
入力した記録を妊産婦がスマートフォンの画面で閲覧でき、また、自分の希望や選択
を妊産婦自身がスマートフォンの画面で入力し、産科医や助産師と情報共有すること
ができる。 日本でも、どこで、どの医師と、どの助産師から、どのようなケアを受け
るかを妊産婦自身がオンラインでカスタマイズもできるデジタルシステムの導入を、
少子化対策の一つとして導入すべきである。

5. 「標準的な現物給付」の類型化

「現物給付」化する趣語には、国民の「経済的負担」の軽減、給付の「安全性」の確
保、給付の「標準化」 (複数の類型化) という要請が込められている。 適正な評価額相当
での給付、第三者の専門家達が安全性を検討した上での類型化、などが行われるので、一
般国民は安心して 「標準的な現物給付」を、複数の選択肢の中から選択できるのである。
なお、ここで言う 「標準化」 は、「画一化」ではない。 同様の疾病や負傷 (や出産) に対
して、複数の「標準的な現物給付」を設定して、むしろ「和多様性のニーズ」に応じるもの
なのである。

1 ) 現物給付の複数の基本型
・出産場所
病院分既
診療所分學
助産所分學
自宅分既