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資料1 新たな地域医療構想に関するとりまとめ(案) (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_46625.html
出典情報 新たな地域医療構想等に関する検討会(第14回 12/6)《厚生労働省》
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2.2040 年頃の医療をとりまく状況と課題
(1)医療需要等
○ 人口については、全国的に、生産年齢人口を中心に減少するが、85 歳以上
を中心に高齢者数は 2040 年頃のピークまで増加すると見込まれる。地域ご
とにみると、高齢者人口については、大都市部を中心に増加し、過疎地域を
中心に減少する一方、生産年齢人口はほぼ全ての地域で減少することが見込
まれる。

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2040 年の医療需要については、85 歳以上の高齢者は医療・介護の複合ニ
ーズを有する場合が多く、85 歳以上人口の増加に伴い、2020 年と比較して、
85 歳以上の高齢者の救急搬送は 75%増加し、85 歳以上の在宅医療の需要は
62%増加することが見込まれる。また、認知症の人の数は増加している。

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このうち、高齢者救急については、自宅以外の高齢者施設等からの救急搬
送の増加も見込まれるほか、発症後の生活機能を維持するためのリハビリテ
ーションや、退院後の生活環境等も踏まえた退院調整がさらに重要となる。

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在宅医療については、大半の地域で需要が増加することが見込まれる一方
で、在宅医療の提供の主体は診療所であるが、近年、在宅医療を提供する診
療所の数は横ばいとなっている。また、外来医療については、全国的にすで

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に需要が減少傾向にある。

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入院医療について、病床利用率は低下傾向にあり、病院の医業利益率は低
下している。また、多くの医療資源を要する手術については、全ての診療領
域で、2020 年から 2040 年にかけて、半数以上の構想区域において手術件数
が減少することが見込まれている。

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(2)医療従事者
○ 医療従事者の確保が困難となっている中、2040 年に向けて、さらなる生産
年齢人口の減少に伴い、働き方改革等による労働環境の改善や、医療 DX、タ
スクシフト・シェア等の推進が重要となる。

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医師については、人口が減少する中での医師養成のあり方や医師偏在が課
題となっているほか、特に診療所の医師は平均年齢が 60 代以上と高齢化し
ており、人口が少ない二次医療圏では診療所数は減少傾向、人口の多い二次
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