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資料1 新たな地域医療構想に関するとりまとめ(案) (7 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_46625.html
出典情報 新たな地域医療構想等に関する検討会(第14回 12/6)《厚生労働省》
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る。

病床数の議論が中心となり、将来のあるべき医療提供体制の実現に向け
た議論がなされにくい。また、外来医療、在宅医療等の地域の医療提供
体制全体の議論がなされていない。

病床機能報告制度において、高度急性期と急性期、急性期と回復期の違
いがわかりづらい。

機能別の必要病床数と実際の病床数に差異が生じている。

必要病床数と基準病床数の関係がわかりづらい。

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4.医療提供体制の現状と目指すべき方向性
(1)新たな地域医療構想における基本的な方向性
○ 医療と介護の複合ニーズを抱える 85 歳以上の高齢者の増加や人口減少が
さらに進む 2040 年、さらにその先を見据え、全ての地域・全ての世代の患
者が、適切に医療・介護を受けながら生活し、必要に応じて入院して、日常
生活に戻ることができ、同時に、医療従事者も持続可能な働き方を確保でき
る医療提供体制を構築する必要がある。このため、新たな地域医療構想にお
いて、以下の4点を中心として、限りある医療資源を最適化・効率化しなが
ら、「治す医療」を担う医療機関と「治し支える医療」を担う医療機関の役
割分担を明確化し、地域完結型の医療・介護提供体制を構築する必要がある。

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1点目は、増加する高齢者救急への対応である。高齢者救急について、そ
の受入体制を強化するとともに、ADLの低下を防止するため、入院早期か
ら必要なリハビリテーションを適切に提供し、早期に自宅等の生活の場に戻
ることができる支援体制を確保することが求められる。その際、救急搬送や
状態悪化の減少等が図られるよう、医療DXの推進等による在宅医療を提供
する医療機関や高齢者施設等と地域の医療機関との連携強化、かかりつけ医
機能の発揮等を通じて、在宅医療を提供する医療機関や高齢者施設等の対応
力を強化することも求められる。

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2点目は、増加する在宅医療の需要への対応である。在宅医療について、
地域の実情に応じて、医療機関や訪問看護ステーション等の連携により、地
域での 24 時間の提供体制を構築するとともに、オンライン診療の積極的な
活用、介護との連携等を通じて、効率的かつ効果的に提供体制を強化するこ
とが求められる。あわせて、外来医療についても、時間外対応等のかかりつ
け医機能を発揮して必要な提供体制を確保することが求められる。
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